見出し画像

自分の価値観や生き方について考え続けて得た一つの結論

私はこれからどう生きれば良いだろう。
私の核となる価値観はなんだろう。
私の信念は何だろう。
守ったほうが良いルールはなんだろう。
生きる目的はなんだろう。
私を表す概念はなんだろう。

社会の荒波に出ようとする頃から、私はずっと考えてきた。

とある本がきっかけで、自分の理念を作ろうと考えた。ミッションステートメントともいうものだ。
国が会社が成文憲法や企業理念によって動くように、人間も理念を作れば素晴らしい人生を送れると思った。
理念と、それに基づいたルールをつくって、忠実に守れば悩みがすべて解決すると思った。

私は価値観や目指すべき自分像を詰め込んだ理念を簡潔にまとめ上げ、鑑賞した。それを実行に移した。理念とルールを作り行動することを、自分を治めると書いて「自治」と呼んだ。
ルールは振り返りを行い適宜変更していったが、自分の根幹をなす理念は頑なに守った。
最初は苦しかったが、守り続ければ楽になれると思った。

しかし、時が立つにつれてだんだんと理念が守れなくなり、形骸化した。
私は一貫性のない自分を責めた。

仕方がないので理念を「改正」した。しかし、それも守れずに形骸化した。

自分は何者?を考えて答えが出るも、すぐに違和感に気づき、路頭に迷う。
次第にない答えを探して、苦しむようになった。
その悩んだ莫大な時間を趣味に使えばハッピーだったかもしれないのに。

人間の心は複雑である。
簡潔な文章でまとめられるほど単純なものじゃないし、言語化できないものもある。
すぐ変わり、もとに戻る。
そして真実に近づくことは難しい。お釈迦さまみたいに修行して悟りを開いたわけでもないのだか、それは当然だろう。
できるのは「わたしはこういう人物じゃないか」と仮説を立てることぐらいだ。

自分の価値観や進むべき道について熟考すること自体は意味のあることだとわかっていた。自分の理解が深まるからだ。MBTIについて知る前から、自己理解が大切なことはなんとなくわかっていた。

しかし、私は自分の思考が重荷となっていた。どうすればよいのだろう?

気付いたのは「今を生きる」ことだ。

具体的に言うと、心の中にある価値観や信念、やりたいことを大事にすること。
昨日思ったこと、昨日書いたことはあくまでも昨日の自分。いままで投稿した記事もそう。
もちろん昨日と今日の考えたことは強い関連があるから、参考にはなる。
が、絶対的なものと妄信してはいけない。

だから、私はこのようなルールを作った。
結局ルールかい、と我ながら思ってしまうが、今度こそ長く続けようかなと思う。
自分の「治め方」についての基本ルールだ。

  • 今の気持ちや考えを大切にする。

  • 物事を決めるときは、過去を振り返らず、その場で考え、その場で議論し、その場で決める。

  • ルールをつくることではなく、他人や昔の自分によって勝手に作られたルールから解放されるための「自治」を目指す。

これを守ることで、私は自由に幸せに生きられることを今、信じている。

このルールを考えた時に懸念したことがある。一貫性のない人間になるのではないか?昨日と今日違う事を考える人間になったら、物事が前に進まないのでは?信頼されない人間になるのでは?
また、過去の自分を否定することになるのではないか?

しかしその心配は無用だ。一貫性を持ちたい項目については一貫性があるように、今日を生きればいいのだ。後は自分を信じれるかどうかだ。過去の自分の肯定ではないが、否定でもない。
大丈夫、人間何もしなくても急に変わらない。自分を信じ、一貫性を保つために考える恐怖から逃れよう。

ここまで読んでいただいた読者の皆様は、今私が感じてる具体的な信念や価値観などを書いてほしいと思っているかもしれないが、あえてここでは書かない。この記事は自分にとって長い時間、効用のあるものになってほしいのだ。その記事に具体的な信念などを書いてしまうと、またその言葉にとらわれてしまうような気がする。

信念が何かも、その場で考える。それを定期的に繰り返して、同じだったら、たまたま自分が長い間大切にしている信念だったということ。
具体的なことは、気が向いたら別の記事で書くことにしよう。

私は自分の人生について深く考えるようになってから、5年近く経つ。5年も考えたのだから、もう同じことを考えるのをやめにしたいのが正直なところだ。とはいってもどうせ暇さえあれば考え始めると思うのだが……
それでも、今までよりは深く悩む時間を減らし、心を楽にし、かつ自信を持ちながら建設的なことを考えたり、楽しい事に時間を使えるようになることを願っている。

完全に自分のための記事だが、他の皆さんにとっても役に立てればと思う。私は16タイプ診断がINFJ(提唱者)で、他にも同じことで悩んでいる方がいればと思いINFJタグをつけさせていただいた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?