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読書メモ:プレイングマネジャーの戦略ノート術


前回に引き続き、田島弓子さんのプレイングマネジャーの最新著
「プレイングマネジャーの戦略ノート術」について。

午前3時に届く、管理職になったAさんからのメールで始まるストーリー。

仕事を山のように抱え込み、途方に暮れる暇もなく、ただ目の前のことをこなすだけ、にならずに進んで行くための戦略ノート術。

マルチタスクを漏れなく進行し、コミュニケーションでソフト面のサポートも同時進行で包括するための、ノートとスケジュール帳の駆使。

その実例がさまざまなケースに応じて紹介されていて、めちゃくちゃ参考になる。

スケジュールをチーム全体に共有することで、コミュニケーションを取りやすくする。書くという行動で記憶力を定着させ、何を抱え、進行しているか、俯瞰&可視化。

可視化で抜けや漏れをなくし、時間(目の前のこと)に追われるのを防ぐ。ノート・スケジュールを駆使するのとしないのとでは、生活・時間のクオリティーに雲泥の差がついてしまう。
自分で時間をコントロールしていくメリットが、深く理解できる。

スケジュールを把握することで見つかる「スキマ」を、見直し時間=ブレインストーミングに充てる大切さ。

私は主婦&フリー稼業なので、大企業の部長職とは全く違う環境だけれど、子どもとのコミュニケーションや目配りをすることでサポートできること、問題が大きくなる前に解決できる可能性が高まること、
自分の頭の中を含め、状況を俯瞰できていることで突発事項にも冷静に対応できる可能性に希望を感じた。

だって、まだ時々サル化する生物相手に、いつもドタバタ、ワチャワチャ、てんやわんやですから・・・涙

以前はイケイケドンドンで物事を進めていき、いつか落ち着くと信じて進んできたが、やればやるほど目の前からタスクがアメーバのように増え続け、一息つく暇もない〜と勝手にパニックに陥っていたことが多かった。

が、多くの場合、
暇もないー忙しいーーー!!と思い込んでるのは自分自身。
(というか、私の脳。)

違う。時間はあるよ。・・・と言い聞かせ(=思い込み)、
いったんストップし、あえて棚卸し時間を取ることがポイント。
(これも勇気やテクニックが必要な時もある)

前にも書いたが、子どもが生まれて、いとも簡単に時間に追っかけられる人になってしまい、そのまま追い討ちをかけるようにワーキング母になってしまい、棚卸し・仕切り直しをやっと今年(上の子12歳)からやり始めたという有様ではあるが、後ろに下がらず、前に進んでいるので、ヨシとする。

昨年よりは何かしら記入されるようになったスケジュール帳。
頭の中のあれこれがちゃんと可視化され、脳内パニックになったり、ダラダラ過ごすことが激減した。
逆にダラダラしてしまう時は、何かから逃げたくなっているか、気になることやモヤモヤがある時ということもわかり、対処しやすくなった。

パソコンで打つよりも「手で書く」ことがより効果的なことも、実感。

また、ただ書類を渡す、事務連絡をするだけでなく、大切なポイントを知らせる、労いや励ましのメッセージを添える心遣いのところは、私も実践していたので、嬉しかった。

どんなに忙しくても、コミュニケーションをとる時間はしっかり確保、習慣化できるところはし、進行状況が見えている状態にしておく。これで人生の質や「自分で、人生を生きている」実感がずいぶん変わることは間違いない。

私も部下を子供に、家庭への置き換えバージョンにして、仕事も生活も充実して、「自分で」進めている感を高めて行くぞ!

そう、子育てカウンターは減るだけ。今だけ。大切に!!!

「40代からの自分ケア」
Siesta Aromatherapy & Workout 主宰
鈴木英里


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