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何事もチャレンジが大切!ポジティブでムードメーカーな新IT本部長 秋岡さんの素顔に迫ります

こんにちは。資生堂インタラクティブビューティー(SIB)の信清です。
インタビューシリーズ、今回は本年1月より新IT本部長に就任された秋岡さんの素顔に迫ります。
SIB設立後の2022年1月に中途入社され、初めて資生堂カルチャーに触れたときの気持ちや、本部長に就任されてから現在までの2年4カ月で見えてきたことなど、たくさん語っていただきました。


社会人になるまでの秋岡さん

明るく好奇心旺盛だった子供時代

社内でも明るい雰囲気を作ってくださる秋岡さんですが、どんな子供時代だったのでしょうか。
秋岡さんのパーソナリティに迫るべく、子供時代のキャラクターなど、ざっくばらんにお話いただきました。

「楽天的でクラスを和ませるムードメーカー的な存在だったと思います。また、チャレンジ精神と好奇心旺盛だったので、いろいろなことに手を出していました。その反面、1つのことに集中して長く続けるというのはあまりなかったですね。
部活はずっと野球をやっていましたが、それ以外の趣味は本当に様々なものに手を出していました。誰もが通る道かも知れませんが、自転車、スーパーカー、プラモデル、クワガタ、卓球、ヨーヨーなど、その時流行っているものに関しては、みんなよりも早く手を出して、一通りやると飽きていました。
高校まで勉強もあまり好きではなく、大学受験も一浪しました。自分の当時の偏差値に愕然とし、一念発起して勉強したのちに大学に合格。就職に有利そうな経営学部に入学を決めました。」


小学生時代の秋岡さん(一番右)

昔から、いろいろなことに興味津々でチャレンジ精神旺盛だったという秋岡さん。
当時は大学で「これがやりたい」という目標がなく、就職への有利さで入学を決めたそうですが、実際の大学生活はどう過ごされたのでしょうか

悶々としながらも様々なアルバイトに挑戦した学生時代

「実は…大学に入学して間もなく、5月病にかかってしまいました。
自分がイメージ(妄想?)していた楽しそうな大学生活と現実は異なっていて、大学の授業は面白くなく、サークルの勧誘には興味が持てず、しばらく悶々とした日々を過ごしましたね。
そこで、アルバイトは様々なものに挑戦しました。倉庫作業や、喫茶店の皿洗い、交通整理やレンタルビデオ店員など、本当に様々…
その中でも、レンタルビデオ店員は最も長く続いて3年間やりました。最後の方は、ビデオの仕入れ業務なども任せてもらえるようになっていました。
なぜそんなに長く続けられたのか…今考えると、いろんな映画をいち早く観られることが楽しかったというのが理由の1つですが、店長が個性的で、とても魅力的な方だったことが大きいと思います。
店長は自分に未知の世界を教えてくれる方でした。深夜のバイトが終わった後、行きつけのお店に連れて行ってくれるのですが、そこの常連さんたちが、学生の自分では知り合えないような世界の方々だったりで、好奇心をくすぐるような話をたくさん聞くことができ、ワクワクしたのをよく覚えています。 」

一体どんな人たちに出会えたのでしょうね。詳細が知りたい方は、是非SIBに入社して直接秋岡さんに聞いてみてください!
アルバイトもたくさん経験されている秋岡さんですが、就職先はどのような基準で選ばれたのでしょうか。

「当時、周りの友人たちは金融系に行く人が大半でした。しかし、自分はお金を動かして利益を得るという商流にあまり興味が持てませんでした。
それよりも、目に見えて分かる物を作りたいという思いがありましたね。その中でも、家電などの日常生活に関わるような物ではなく、プラントや発電所など、社会インフラを支えるような規模感の大きなものに携わりたいと思ったので、第一志望である重電機器メーカーに就職しました。
まだ学生であった自分としては、サウジアラビアで石油プラント設計しているようなイメージを勝手に抱いていて、期待に胸を膨らませていましたね。」

期待とは異なる配属先・・・そこで学んだこと

就職は第一志望業界に見事内定したという秋岡さん。実際に就職してみて、ファーストキャリアはどのような経験をされたのでしょうか。

「自分でも驚きだったのですが、入社後の配属でいきなり出向になってしまいました。
プラントなど、大きなモノづくりに携わりたいと思って入社したのに、小さな半導体のグループ会社に配属され、自分が憧れていたイメージとは程遠かったです。ビジネス研修で同期と名刺交換をするときも、自分の社名が出向先であることに複雑な心境だったのを今でも覚えています。

しかし、出向先の会社は多国籍の方々が多くいたため、外国語に触れられる機会が多く、今考えると良い環境でしたね。
尊敬できる上司にも出会えました。(ただ、部下にはすごく厳しい方で、出張までの移動中ずっと説教されたりしていましたけどね…)
その上司は事業部の課長で、営業や工場、開発、品質保証、それぞれのチームをまとめる役回りでした。多くの人を同じ方向に向かせるスキルと人間性を備えた方で、この課長のチームだけは抜きんでて一致団結していました。
課長は「直接丁寧にコミュニケーションすること」、「誰に対しても平等に接すること」、「自分よりもチームの総力をまず考えること」の3つを大事にしていました。その課長から学んだチームを統率するスキルは、今でも役立っています。」

予想外の出向にもめげず、尊敬できる上司から今でも役立つリーダースキルを吸収したという秋岡さん。
理想通りにならないことがあっても、そこから学べることを見つけて自分の糧にするという持ち前のポジティブさを感じますね。

さて、新卒入社後は事業部に3年ほど従事されたということですが、ITの世界にはどのようなキッカケで入られたのでしょうか。

ITの世界に魅了され転職。そこで経験した困難と乗り越えた方法は・・・?

「ITの世界に最初に足を踏みいれたのは、社内基幹システム刷新プロジェクト のPMに任命されたことがキッカケでした。
事業部からいきなりPMを1人で担当するのは大変でしたが、外部からのサポートメンバーの支えもあり、システム刷新プロジェクトは無事2年で終えることが出来ました。
その経験からITが持つ将来性や面白さを知り、もっと深く携わりたいと考え、30歳でDELLに転職することを決めました。そこで、SIB高野社長と出会いましたね。

DELLでは5年ほど経験を積んで、アプリケーションに関する知識全般を深めていきました。最初はアプリケーションサポートに携わり、後にプロジェクトマネジメント、最終的にはアプリケーション全体責任者になりました。
しかし、DELLは外資系企業ということもあり、基本的にはアメリカ本社からの指示を日本で展開していくという役割だったので、次は自分でITの投資判断からやってみたいと思うようになりました。
そこで、ある程度の規模感がありつつも、裁量権を持つことの出来る企業を探し、アスクルに転職することに。ITはもちろんのこと、コールセンターなど、様々な経験を積み、最終的には人事総務本部長を担いました。」

アスクル時代の秋岡さん

ITキャリアをスタートさせてからは、トントン拍子で経験を積まれたように思いますが、その中でも印象深い出来事やピンチなど、どのようなことがありましたか。

「アスクルには16年間いたので、いろんなことがありましたが、その中でも一番大変だったのは、”ソロエル”(大企業向け間接購買管理システム)の立ち上げプロジェクトですね。
リリース前から既に、資生堂も含む某大手メーカー3社からの受注が決まっていたのですが、開発が炎上したことにより、受注日に納品が出来ず、そのうち1社は失注となる事態に…
開発のトラブルシューティングや、お客様対応、社内の役員会での報告、すべてをこなさなければなりませんでした。」

そんな並大抵ではないプレッシャーのかかる場面は、精神状態をどのように保って乗り越えたのでしょうか。

「先のことを考えすぎるとネガティブになるため、敢えて目の前の問題を解決することだけを考えるようにしていました。
あまり余計なことは考えない。とにかく、まずは今日を乗り越えること。そして、明日…という風に淡々と問題を解決していくようにしていました。」

冷静に目の前の課題を1つ1つ解決していくということは、一見簡単なように見えて、実はとても難しいことですよね。
特に大きなプレッシャーのかかる場面は、ネガティブな感情に負けない秋岡さんの精神力があってこそ、乗り越えられたトラブルのように思います。

資生堂への思いとIT本部長になってから見えてきたこと

アスクル時代が16年間ということでしたが、なぜ長くいた場所から現職(SIB)に転職しようと思ったのでしょうか。
実際に入社してみて2年になるかと思いますが、入社後と今で変わったことはありますか。

「SIBに転職を決めたのは、世界を舞台にした、日本を代表するようなメーカーで、ITを活用した会社全体のトランスフォーメーションをやりたいという思いがあったからですね。
実際に入社して、資生堂カルチャーに触れて思ったことは、とても優秀で真面目な方が多いなということです。
前職がベンチャー気質の会社だったため、「とりあえずやってみよう!」という方が多い環境でしたが、資生堂はしっかりと着実に詰めていくという印象で、自分とのギャップに少し戸惑いもありました。
しかし、研修で行った資生堂企業資料館や掛川工場で、実際に資生堂の歴史を深く知り、これが150年以上コツコツ積み重ねたからこそ出せる価値なのだと実感しました。

一方で、ITに関しては、もう待ったなしの状況だなというのを本部長に就任してから日々感じています。
お客様接点の変革に関しては、従来のやり方を越えて、ITの力を使うというムーブメントがより強くなっていると思います。
その他にも、RPAやAIを使った生産性向上、FOCUSプロジェクト*…今、ITに期待されているものはたくさんあります。
その中でも、まず目の前のミッションは、FOCUSを無事にやり遂げることだと思っています。」

*資生堂グローバルビジネス変革プロジェクト「FOCUS」。日本導入成功のキーマンに聞く!|資生堂インタラクティブビューティー (note.com)

後輩世代へのアドバイス

最後にSIBに興味を持っている方々のみならず、秋岡さんから後輩世代へアドバイスをお願いします。

「なるべくたくさんの経験を積むことが大事だと思います。
例えば、もし余命があと半年と宣告されたら、本当にやりたいことを真剣に考えるでしょう?
人は、いつ何があるか分からないので、それぐらいの気持ちでやりたいことを見つけて、とことん挑戦してください。
自分に制限をかけずに、自分が本当にやりたいと思うことをやることが大事です!
日々忙しかったりすると、つい惰性で生きてしまいがちですが、「自分が本当は何がしたいのか」を真剣に考えてみてください。」

いかがでしたでしょうか? 
今回はIT本部長 秋岡さんの幼少期から現在に至るまでのヒストリー、大事にしているマインドを語っていただきました。
常にポジティブに全力でチャレンジする精神は、キャリアのみならず人生において、とても重要なことなのだと思います。
この記事を読んで、一人でも多くの方が前向きにチャレンジする気持ちになれたら嬉しいです。

信清 あゆみ(しんせい あゆみ)

信清 あゆみ(しんせい あゆみ)
資生堂インタラクティブビューティー株式会社所属。
大学院卒業後、大手総合コンサルティング会社に入社。その後、ベンチャー企業でのDirector経験を経て、現職に至る。
現在はITプロジェクトマネージャーとして、複数ブランドのECシステム構築や運用に関わっている。

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