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35歳主婦がフルリモートデザイナーになるまで

はじめまして

在宅でデザイナーをしている、しゅりと申します。
大卒から33歳まではデザインとは無縁な仕事をしていました。
そんな私が、未経験からフルリモートデザイナーへキャリアチェンジできた経緯を書こうと思います。

とてもありがちな出来事

子供が生まれて、人生観が変わった

「この子にはやりたいことをやって生きてほしいし、応援したい。」
子供を育てるうちに、そんな感情が芽生えるようになりました。

しかし、同時にこんな気持ちも湧き上がったのです。

「私はやりたいことをやって生きているだろうか?」
「やりたいことをやっていない人が、心から応援できるのだろうか?」
「だったらまずは自分がやりたいことをやる人生にしよう!」

自分のやってみたいことをやりつつ、家庭とバランスを取りたい

「昔から好きだったモノを作ることや美術館に行くこと、学生時代に勉強した色彩の知識が活きるような仕事にシフトしたい。」
「やりたくてやりたくてしょうがない仕事じゃないと、子供と離れてまで働きたくない。」
そんな極端な思考でデザイナーを目指すことにしました。
しかも、デザイナーなら在宅で働ける可能性もありそうでした。
ワンオペ家事育児仕事で心身ともに疲れきっていた私は、家で働くことに憧れていました。

前から興味があったデザインツールの勉強を始めた

事務職時代、Excelが使えるようになっただけでも随分と世界が広がりました。
そんな感じでIllustratorとPhotoshopが使えるようになったら、世界が広がるんじゃないかと思いました。
4ヶ月間コツコツと独りでIllustratorとPhotoshopを学び、できることが増えて世界が広がりましたが、私は大きな勘違いをしていました。

デザインツールが使えるだけでは、デザインができるようになるわけではないのです。

デザインツールが使えるようになっただけでクラウドソージングに挑み、来る日も来る日もお仕事に繋がることはありませんでした。1ヶ月ほどで撤退しました。

軌道修正

このままでは在宅で働くどころか、デザイナーにもなれない

焦りながら情報収集し直すうちに、メンタリングという言葉を知りました。

「自分がデザイナーなるためにはメンター(メンタリングしてくれる人)が必要そうだ。」

そして、メンターを探していたところで、まるみ師匠がデザイン講師を務めるMuse Academy(以下ミューアカ)というオンラインスキルスクールに辿り着きました。
(残念ながら2023年11月末で閉校してしまいました。)

ミューアカへ入校

ミューアカでは、メンタリングとコーチングがあるのが特色でした。
「コミュニティに入るからには使い倒そう!」と考えた私は、すぐにコーチングを受けました。

コーチングでは見て見ぬふりをしてた現実を突きつけられました。
(月5万円稼ぐなら、1本1000円のバナーを何本やらなくちゃいけない?いつでも飛び込めるようにポートフォリオはすぐに出せるようにしないと!…などなど)

初めてのメンタリング

知人のフリーランス美容師さんの名刺を制作することになり、まるみ師匠のZoomメンタリングを初めて利用しました。
自分の作ったものを人に見せて意見をもらう、私にとってとても勇気のいることでした。

でも、メンタリングが始まると、そんな不安は吹き飛びました。

まるみ師匠は元のデザインを否定することなく、元のデザインを生かしつつ更に良くなる方法を示してくださいました。
Zoomメンタリングの後も、名刺デザインが最終的にどう着地したか報告したところ、熱いコメントやフォントのウンチクを返してくださいました。

現役デザイナーさんと一対一で対話ができ、制作物の意見がもらえる、これは独りで学ぶことの何十倍も効果があると思いました。
すっかり味を占めた私は、幾度となくまるみ師匠のメンタリングを申し込みました。

コミュニティ内のお仕事募集に手を挙げまくる

コミュニティ内でお仕事募集があるたびに、手を挙げていました。
お仕事を通して、現役でオンラインでバリバリ仕事するミューアカ講師陣と距離が近くなることができました。
また応募するにあたって、すぐ提出できる簡易的なポートフォリオの準備も進みました。

迷いが生じる

自分がフリーランスデザイナーとして仕事するのは何か違う気がする…

ミューアカの卒業制作はフリーランスで働いていくことを意識した課題でした。
ミューアカで知ったコーチングを意識しながら、自分の思考や今までのことを振り返るたびに「個人で営業のこと考えながら、デザインするの向いてない!」と気付いていきました。

デザインばかりしていたい。
何かを作ることで人の役に立ちたい。
やっぱりここが私の根本でした。

まるみ師匠に相談した

丁度まるみデザインファームが立ち上がって数ヶ月経った頃でした。
まるみデザインファームでは、入ファームすると、まるみ師匠と30分の1on1を申し込むことができます。
30分という貴重な時間を無駄にしないため、
・自分の経歴
・デザイナーになりたい理由
・どんなデザイナーになりたいのか
・得意なこと/不得意なこと
をまとめた資料を用意しました。
これを携えて「どう考えてもフリーランスデザイナー向いてないんです!今後どう進んだら良いでしょうか…」と情けない相談をしました。

ご縁で事業会社のアシスタントデザイナーに

「インハウスデザイナーが向いていそう」
資料を見た上で、そんなアドバイスをいただきました。
そして、まるみ師匠が業務委託で入っていた事業会社で人手が足りていないという話になり、アシスタントデザイナーとして打診を受けました。
フェムテック/医療系のスタートアップ企業で、メンバー全員がフルリモートで働いている企業でした。
事業内容的に子持ちのママであることも良い方に働きました。

一生懸命活動していると誰かが見ていてくれる

話を持ちかけられた当時は、ただただラッキーなだけで恐れ多いと思っていました。
しかし、デザイナーになって2年経った今だから分かることがあります。

メンタリングでのやり取りも、ミューアカ内でお仕事に取り組む姿勢も、1on1で悩みを相談できたことも、全て繋がっていたのです。
そういうのを全部見て、声を掛けてくれたのだと。

だから、もし今デザイン勉強中でデザイナーになりたいという人がいたら、
「スクールやコミュニティに入るなら、その中で一番目立つくらい活動した方がいいよ。」と私は伝えたいと思います。
どんなご縁に繋がるかも分からない…そう感じています。

最後に

この記事はまるみデザインファームのアドベントカレンダーに参加しています。
明日は2回目のまるみ師匠のターン!楽しみですね!!




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