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月刊 マルチーズ竹下

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シュッパン前夜メンバー、マルチーズ竹下の記事まとめ。“出版業界のコモノ”としての矜持を忘れずに、これまでの失敗も恐れずに、伝えたい出版や編集にまつわるアレコレを発信していきます。
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記事一覧

43歳の新人イラストレーター、〆切に追われる。

こんにちは、フリー編集の元塚Bです。 私は16年ほど勤めた出版社を約2年前に退社。現在はフリ…

スタア編集者になれないとモヤる若者へ、妖精さんからのアドバイス。

新しい仕事にチャレンジなど時間と気力のムダ。これまでやってきたことをそつなくこなすにとど…

激太り、歯並び異変、膀胱炎、そして鈴木京香。人生後半は病と不調と寄り添い生きる。

女優の鈴木京香さんが、体調を戻されたとFRIDAY DIGITALの記事で読み、よかった、ほんとよかっ…

朝ドラ『らんまん』を編集者視点で観てみたら、スゴかった。

NHK朝の連続テレビ小説(通称朝ドラ)『らんまん』が終わりました。久しぶりに、1日の決まった…

編集者も見た目が9割、いやそれ以上!? だった件

出版社で書籍編集をやっている、マルチーズ竹下と申します。最近、気づいたことがあります。私…

「プロ意識のある編集者」って? そっとあたりを見回し考えてみた

出版社で書籍編集をやっている、マルチーズ竹下と申します。働くうえで時にモチベを上げ、時に…

【映画スラムダンクを観た】出版社のすみっこにいながら漫画原作の実写映像化について思うこと

ついに観てきました、映画『THE FIRST SLAM DUNK』・・・・! 今日はこの作品をきっかけに、漫画作品の実写映像化について書きたいと思います。 なぜこれまで観なかったのか え、公開から5ヶ月後って、遅くない・・・・? ええ、遅いですよね・・・・でもリアルタイムで漫画『SLAM DUNK』を読んでいたとき、じつはそれほどハマらなかったんです。 そう、私はリアタイ読者。ざっくり見積もって30年、出版社に勤め、編集の世界に住んでいます。だから、『少年ジャンプ』で連

毎度、大なり小なり揉めごとを寄せ付けてしまう編集者は「敬意力」を磨くといい!?

シュッパン前夜のメンバーの中でも、編集者歴が長いほうですが、毎回、仲間が執筆するnoteの記…

【子育て雑誌編集時代】炎上した産休・育休中のリスキリング問題で思い出した、あるマ…

ざっくり見積もって30年、出版の世界に住まう私。今日は「リスキリング」の正確な意味が分から…

【出版社の場合】編集者から見た、真似したい・そうなりたい編集者ってどんな人?

実はざっくり見積もって30年、出版の世界に住まう私。いつもアタフタしているのでとてもそうは…

【出版社の場合】出世したい人、拒む人、それぞれの思惑とほんとの気持ち。

出世、について書こうと思います。いったい全体、どの口で! 前回の投稿記事で自らを〝働かな…

【出版社の場合】“働かないおじさん/おばさん”問題を、当事者であるわたしが考えて…

働かないおじさん/おばさん問題。このテーマ(?)のネット記事はビューが伸びるのか、定期的…

【ほぼ実録失敗談】事故本発生からの30日間、やらかした担当編集(私)が続けた、たっ…

前回は、私が過去におかした大失敗(事故本)の発生原因とその後の経緯について書きました。今…

売れなかったけど、すごい本

 すごい、かどうかはわからないけれど(おそらくすごくはない、たぶん)、どの編集者にも、立案から愛着を持って取り組んだ本、というのがあります。「え、全部がそうじゃないの?」と心ある本好きは思われるかもしれません。そして「全部がそうです」と言い切れる編集者は、幸せで、かつ、そうとうデキる編集者です。全部がそうではない私は、幸せでないわけではないけれど、ほぼほぼデキない編集者といえます。  今回のコラムは、おそらくすごくはないけれど、すごく編集者が愛着を持って作った、けれど、残