おおばしゅう

屋号「照らす人」 普段は、製造・建設系の家業で営業・ ひとり広報してます。そのほかに、…

おおばしゅう

屋号「照らす人」 普段は、製造・建設系の家業で営業・ ひとり広報してます。そのほかに、Podcast『人生百貨店』を配信したり、畑をしたり、友人たちとの時間を味わったりしてます。マイブームは、お茶とラジオ。

マガジン

  • #町中華を巡ろう

    その場所でしか味わえない雰囲気、味、マスターとの会話。町中華屋には、それぞれのドラマが詰まっている。町中華屋が減りつつある今、巡るしかない。そんな気持ちが、町中華めぐりを(少なくとも)月1でしたいという欲求に変わっていった。その記録たちです。

  • アイスクリームが溶けぬ前に(フードエッセイ)

    アイスクリームが溶けぬ前に、熱が冷めぬうちに、食べる中でふと出てくる感情や言葉、自分の視覚で見た景色を、その時沸いてきた言葉で書き連ねるフードエッセイ。

  • ローカルスーパー探訪記

    その土地ならではの品揃え、価格設定、店員さんの接客。ローカルの魅力、特色、個性が詰まっている場所のひとつが「ローカルスーパー」だと思うんです。せっかく旅に出たのであれば、その土地のスーパーも巡ってしまえ…!という、ふしぎ発見的なプロジェクトになってます。あなたも一緒にローカルスーパーへ旅に出てみましょう🧳

  • 人生百貨店の裏側

    自分自身が社会人なるかならないかの頃、少し先を生きる人たちの考えや生き方に触れて、少しずつ自分の道が見えたり、年齢を重ねるなかで直面する壁に立ち向かう人の姿をみて、勇気やヒントをもらってきた。20代は学生から社会人になったり、家庭を持ったり、転職や移住をしたり、昇進をしたりと、変化を経験することの多い年代。だからこその悩みや葛藤、決断、生き様があるはず。さまざまな領域で自分のサイズで生きている20代のゲストの話を聞きながら、今しか語れないことを語っていくラジオ番組「人生百貨店」のここだけの話を。

  • Daily Life Essay「あじわい亭」

    感じていたことを伝えられなかったこと、ずっと自分の中で心にひっかかっていたことや感情、はじめて食べたご飯のような新たな気づき、覚えておきたいこと。週替わりでメニューが変わる幕の内弁当のように、いろんなエピソードが詰まった、日常を味わうエッセイマガジン。それがDaily Life Essay(日常のエッセイ)「あじわい亭」です。

記事一覧

固定された記事

はじめまして、大庭 周です。

はじめまして、照らす人の大庭 周(おおば しゅう)です。 はじめて僕を知ってくださった方のために、すでに知り合っている方には備忘録的に、自己紹介noteを書きました。…

おおばしゅう
11か月前
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フードエッセイ『アイスクリームが解けぬ前に』 #17 成龍萬寿山 本店(仙台)

町中華は、「初対面」と相性がいい。そう感じるのは、僕だけだろうか。 昨今、「オンラインで顔を合わせているが、対面では会ったことがない」といったことが増えたように…

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ここにいる瞬間はあるがままの自分でいてほしい。ようこそ、「喫茶たまゆら」へ。

本業の自分とは異なる一面を、表現したい時がある。 いつからか覚えていないが、自分以外の誰かが喜ぶ姿を見るのが至上の喜びで、「何かを振る舞う」ことが特に当てはまる…

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3600円が打たせてくれた、優勝を決めるタイムリーヒット。

小学1年から大学4年、さらには社会人1年目まで19年間野球をやってきた。高校2年の秋まではピッチャー、2年の秋の大会で野手に転向し、それ以降は外野手として。 ピッチャ…

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2週間前
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ラジオが人と交わる「言い訳」になっている話。

自分は、Podcast(ラジオ)で自分の番組をしています。 人生百貨店という名前で、20代・30代のゲスト(主に自分の友人)を招いて、雑談とインタビューの中間の温度感、バ…

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3週間前
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旬を味わう、自分の手で。|Daily Life Essay「あじわい亭」 ~7品目~

「旬」を味わえている人って、 一歩先を進んでいるように思えて、カッコよく見える。 実家に住んでいた時は、両親や近所の祖母が作ってくれた旬モノをいただいたり、お裾…

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4週間前
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フードエッセイ『アイスクリームが溶けぬ前に』 #16 長崎ちゃんぽん&餃子(リンガーハット)

苦手だった食べ物を食べれるようになったり、ご褒美として行く定番のお店があるならば、時間が経とうとも忘れることはないだろう。 ぼくにとって、リンガーハットはちゃん…

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1か月前
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ハレの日に残したい言葉がある。| Daily Life Essay「あじわい亭」~6品目~

2024年最初の結婚式参列。 ありがたいことに社会人になってから出会った夫婦からのお誘い、しかも50名ほどという限られた中での1人として。 出会ってから直接会ったり、オ…

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1か月前
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フードエッセイ『アイスクリームが溶けぬ前に』 #15 弥次喜多 幸町店(沼津)

ハンバーグに付け合わせのにんじんのグラッセ、刺身のツマ、とんかつの隣にある千切りキャベツ。いわゆる脇役たちが美味しいと、このお店は当たりだと思う。 それに、親し…

おおばしゅう
1か月前
12

Daily Life Essay「あじわい亭」 ~5品目~

おみやげセンス 修学旅行の木刀や扇子に、遠足に行った時のキーホルダー、野球場に行ったときのクリアファイル、さらには土地ごとの名産。おみやげには、行った場所にちな…

おおばしゅう
1か月前
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Daily Life Essay「あじわい亭」 ~4品目~

崖っぷち、でも諦めなかった先に。 渋滞にハマることは想定していたが、まさか駐車場が全部満車なんて…。 出発1時間前の羽田空港、第2ターミナル。 駐車場に満車の意味…

おおばしゅう
2か月前
6

Daily Life Essay「あじわい亭」 ~3品目~

人生29ラウンド目のゴング 3月8日で28歳になりました。 昔は「今日誕生日…!」と周りの友だちに言っていたり、帰りの会で先生が「今日は〇〇くんの誕生日です」と言わ…

おおばしゅう
2か月前
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Daily Life Essay「あじわい亭」 ~2品目~

出会いも、再会も、突然に。 出会いは、狙って出会うものより、偶然出会ったものの方が、振り返ったときに印象的なことがある。それと同じように、人や場所との再会も、約…

おおばしゅう
2か月前
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Daily Life Essay「あじわい亭」 ~1品目~

ハレとアメ 晴れの日は晴れの楽しみ方、雨の日は雨の日の楽しみ方ができる人は、ある種の才能だと思う。野球をしていた小中高時代は、雨が降ってほしいと願いつつも、降っ…

おおばしゅう
2か月前
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フードエッセイ『アイスクリームが溶けぬ前に』 #14 さくらんぼ(浜松)

ナポリタン、オムライス、サンドイッチ、ホットケーキ。 純喫茶で食べるこれら四種の料理は、懐かしさと安心感がある。 浜松の中心部にある喫茶「さくらんぼ」は、外観が…

おおばしゅう
3か月前
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6curry&Photo|2024

2024年1月

おおばしゅう
3か月前
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はじめまして、大庭 周です。

はじめまして、大庭 周です。

はじめまして、照らす人の大庭 周(おおば しゅう)です。

はじめて僕を知ってくださった方のために、すでに知り合っている方には備忘録的に、自己紹介noteを書きました。どうぞ、ゆるりとご覧いただけると嬉しいです。

プロフィール
益田(島根)に行くまでの人生は、U-29さんで取材してもらった記事をご覧ください。

これまでの経歴、自分が大切にしている価値観など、今の自分を表しているので、proff

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フードエッセイ『アイスクリームが解けぬ前に』 #17 成龍萬寿山 本店(仙台)

フードエッセイ『アイスクリームが解けぬ前に』 #17 成龍萬寿山 本店(仙台)

町中華は、「初対面」と相性がいい。そう感じるのは、僕だけだろうか。

昨今、「オンラインで顔を合わせているが、対面では会ったことがない」といったことが増えたように思う。オンラインだろうと対面だろうと、個人的にはその人と会っている感覚に浸れるが、実際に会って、しかもご飯を共にするとなると、少し緊張してしまう。

そんなとき、町食堂や町中華は、初対面特有の何を話せばいいのか問題や、お互いにどんなものが

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ここにいる瞬間はあるがままの自分でいてほしい。ようこそ、「喫茶たまゆら」へ。

ここにいる瞬間はあるがままの自分でいてほしい。ようこそ、「喫茶たまゆら」へ。

本業の自分とは異なる一面を、表現したい時がある。

いつからか覚えていないが、自分以外の誰かが喜ぶ姿を見るのが至上の喜びで、「何かを振る舞う」ことが特に当てはまる。普段の仕事では、振る舞うことはほとんどなく、人にゆっくり・丁寧に向き合うこととも少し遠いように感じる。

元々苦手だったコーヒーを飲めるようになったのは、新卒で入社した会社で得意先として担当していた販売店のおかげ。その販売店を訪問するた

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3600円が打たせてくれた、優勝を決めるタイムリーヒット。

3600円が打たせてくれた、優勝を決めるタイムリーヒット。

小学1年から大学4年、さらには社会人1年目まで19年間野球をやってきた。高校2年の秋まではピッチャー、2年の秋の大会で野手に転向し、それ以降は外野手として。

ピッチャーをやっていたときは、ボールが思いどおりにいかないと、なぜ高めに浮いてしまうんだろうか、変化球が(上に)抜けるのか、シュート回転するのだろうかと、思いどおりにいかないと原因究明すべく頭の中で考え、いろんな仮説をたて、ボールを投げては

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ラジオが人と交わる「言い訳」になっている話。

ラジオが人と交わる「言い訳」になっている話。

自分は、Podcast(ラジオ)で自分の番組をしています。

人生百貨店という名前で、20代・30代のゲスト(主に自分の友人)を招いて、雑談とインタビューの中間の温度感、バーのカウンター越しや隣同士で話しているかのような雰囲気で、ゲストがやられていること、これまでの歩み、今考えていることを聞いたり、自分が普段気になっていることをぶつけてみたりしてます。

4/26時点で、番組をスタートして1年4ヶ

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旬を味わう、自分の手で。|Daily Life Essay「あじわい亭」 ~7品目~

旬を味わう、自分の手で。|Daily Life Essay「あじわい亭」 ~7品目~

「旬」を味わえている人って、
一歩先を進んでいるように思えて、カッコよく見える。

実家に住んでいた時は、両親や近所の祖母が作ってくれた旬モノをいただいたり、お裾分けしてもらっていたが、一人暮らしになってから、特に島根での経験を経て、自分の手で旬を掴もうというスタンスになりつつある。

この春、(記憶にある限り)はじめて筍を自分で掘った。

芽が地面からちょっと出始めているものが苦味も少なく、アク

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フードエッセイ『アイスクリームが溶けぬ前に』 #16 長崎ちゃんぽん&餃子(リンガーハット)

フードエッセイ『アイスクリームが溶けぬ前に』 #16 長崎ちゃんぽん&餃子(リンガーハット)

苦手だった食べ物を食べれるようになったり、ご褒美として行く定番のお店があるならば、時間が経とうとも忘れることはないだろう。

ぼくにとって、リンガーハットはちゃんぽんが美味しいお店というよりも、餃子が食べれるようになった、餃子をはじめて自分から食べたいと思えるようになったお店だ。

米粉を使った薄皮、大きすぎないコンパクトなサイズ感、キャベツとお肉のシンプルな具材、ちゃんぽんとセットで頼んでも平ら

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ハレの日に残したい言葉がある。| Daily Life Essay「あじわい亭」~6品目~

ハレの日に残したい言葉がある。| Daily Life Essay「あじわい亭」~6品目~

2024年最初の結婚式参列。
ありがたいことに社会人になってから出会った夫婦からのお誘い、しかも50名ほどという限られた中での1人として。

出会ってから直接会ったり、オンラインで話したりした回数は両手に収まるくらい。それでも1回ごとの時間が濃厚で味わい深く、あまり他人に話さないような事柄もシェアできた関係性だからこそ、呼んでいただいたのかもしれないし、結婚式出席可否の連絡が来たときに喜んで参加し

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フードエッセイ『アイスクリームが溶けぬ前に』 #15 弥次喜多 幸町店(沼津)

フードエッセイ『アイスクリームが溶けぬ前に』 #15 弥次喜多 幸町店(沼津)

ハンバーグに付け合わせのにんじんのグラッセ、刺身のツマ、とんかつの隣にある千切りキャベツ。いわゆる脇役たちが美味しいと、このお店は当たりだと思う。

それに、親しみやすい店員さん、安定感を与えてくれる定食のメニュー、それを食べられる価格という3点セットが加わると、これはリピ確ですやん…と目を瞑りながら言いたくなる。

揚げ物や魚料理がよく出るということだったので、今日はこのお店でアウトローそうな「

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Daily Life Essay「あじわい亭」 ~5品目~

Daily Life Essay「あじわい亭」 ~5品目~

おみやげセンス
修学旅行の木刀や扇子に、遠足に行った時のキーホルダー、野球場に行ったときのクリアファイル、さらには土地ごとの名産。おみやげには、行った場所にちなんだものもあれば、自分が暮らしている土地にちなんだものを旅先の方々へ渡すものもある。

年齢を重ねていく中で求められる、おみやげセンス。

足久保能力として見られることは滅多にないものの、おみやげ選びが上手い人は、一目置かれるような気がする

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Daily Life Essay「あじわい亭」 ~4品目~

Daily Life Essay「あじわい亭」 ~4品目~


崖っぷち、でも諦めなかった先に。

渋滞にハマることは想定していたが、まさか駐車場が全部満車なんて…。

出発1時間前の羽田空港、第2ターミナル。
駐車場に満車の意味を表す「満」が出ていても、少し空いていることがあるのを知っていた自分は、余裕ぶっていた数分前を後悔していた。

すぐに一般道に入るが、有料道路での移動を避けた人々が集中し、大渋滞。ここを抜けた先にそもそも駐車場ってあるんだろうかと考

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Daily Life Essay「あじわい亭」 ~3品目~

Daily Life Essay「あじわい亭」 ~3品目~


人生29ラウンド目のゴング

3月8日で28歳になりました。

昔は「今日誕生日…!」と周りの友だちに言っていたり、帰りの会で先生が「今日は〇〇くんの誕生日です」と言わなかったときに先生にツッコんだりした思い出があるけど、今は近況を兼ねた事後報告が多くなった気がしますす。

誕生日は、何にせよすごくいいキッカケだと思う。

久しぶりに旧友に連絡を取る口実にもなるし、ご飯に行く誘い文句、感謝の気持

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Daily Life Essay「あじわい亭」 ~2品目~

Daily Life Essay「あじわい亭」 ~2品目~

出会いも、再会も、突然に。
出会いは、狙って出会うものより、偶然出会ったものの方が、振り返ったときに印象的なことがある。それと同じように、人や場所との再会も、約束を取り付けたもの以上に、予期せぬところでの再会の方がインパクトが強い。

先日、神奈川県の国府津にいる友人を訪ねたとき、ランチを共にしたお店からすぐ近くにあるSHOP&GALLERY 「KURA」という施設に立ち寄ることに。

そこでは、

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Daily Life Essay「あじわい亭」 ~1品目~

Daily Life Essay「あじわい亭」 ~1品目~

ハレとアメ
晴れの日は晴れの楽しみ方、雨の日は雨の日の楽しみ方ができる人は、ある種の才能だと思う。野球をしていた小中高時代は、雨が降ってほしいと願いつつも、降ったら降ったで何をしようか悩んでいたことを思い出す。

最近読了した小説「日日是好日」の中で、こんな表現があった。

この表現を思い出しながら、雨上がりの太陽を感じながら散歩してみると、近所の神社で河津桜が咲いていた。

さらに歩を進めると、

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フードエッセイ『アイスクリームが溶けぬ前に』 #14 さくらんぼ(浜松)

フードエッセイ『アイスクリームが溶けぬ前に』 #14 さくらんぼ(浜松)

ナポリタン、オムライス、サンドイッチ、ホットケーキ。

純喫茶で食べるこれら四種の料理は、懐かしさと安心感がある。

浜松の中心部にある喫茶「さくらんぼ」は、外観がザ・純喫茶。
扉の額に可愛らしいさくらんぼの絵が描いてあるのが特徴で、外にメニューが書いてあるのもお客さんファーストだ。

カウンター席5席、テーブル席2つ。
少し狭目の店内からは、いろんな世代の会話が飛び交う。

結婚式に参加してきた

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