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積立型の仕事と掛け捨て型の仕事の違いについて

長くその仕事をすることで楽になっていく仕事と、一向に楽にならない仕事があるとしたら、どちらに就きたいと思うか?

と聞かれたら間違えなく前者と答えるだろう。

僕は何年か前にキャリアの全体感を理解したいと思い、深く考える機会を設けた。

その際に自分自身が出た結論として、①スキルには縦軸と横軸があるということと、②資産になるスキルとそうでないスキルがあることに気がついた。

そう考えた時に、自分が今やっている仕事がどこに属しているか?活躍し続けられるのか?ということが明確にすることができた。

スキルの縦軸と横軸について

まずスキルの軸について解説すると、多くの人が論じていることでもあるが、そのスキルが他の業界や会社で通用するか?ということを考えるべきである(当たり前すぎることだけど笑)。

これが俗にいうポータブルスキルと言われているものだ。

最近コンサル業界を選ぶ人が多いのは、それが身に付く場所だということを考えての判断だろう。

ただそれだけを考えてもダメで、縦軸である「時間」というものを考えていく必要がある。

つまりそのスキルがどれだけの期間に渡って通用するか?という点だ。

最近は特に技術革新のスピードが早くなっているし、AIなどによってアメリカではエンジニアなどでレイオフが起こっているが、そういう観点も持っておく必要がある。
(そう考えた時に落合陽一さんも仰っていたがコンサルは今から選択するキャリアとしては微妙かもしれない)

ということで、他でも通用するスキルであることと、それが長い間にわたって必要とされるか?という観点を持つことが大事だとわかるだろう。

資産になるスキルは歳を重ねるごとに価値が増していく

それらに加えて、そのスキルが時間ともに専門性を高めていくことができるものか?という観点も大事になってくる。

例えば分かりやすい例が「経営者」という職業。

2年経営している人と10年の経営実績がある人だったら後者の方がスキルが高いはずだ。

もっといえば10年経営している人と50年経営している人だったら、50年経営している人の方が経営者としてのスキルは高いのではないだろうか(もちろん例外はあるけど)。

逆にトラックの運転手という仕事があったときに1年目と3年目だったら3年目の方がスキルは高いかもしれないが、10年目と30年目で果たして能力の違いはあるか?
多少あったとしても、おそらく大きな違いはないだろう。

つまり、ある一定の経験をするとそこでスキルが高止まりしてしまう職種があるのだ。

ちなみに自分自身が見てきて、これは資産(経験すればするほど価値が高くなる)仕事だろうなと思うものは以下である

・起業家
・営業(特に新規開拓)
・マーケティング
・経営コンサルタント(戦略系など)
・キャリアアドバイザー
・コーチング
・VC(ベンチャーキャピタル)
・探偵

これらは一部ではあるが、ただ何か共通点があるか?と言われたら、左脳だけではなく右脳も必要とされる仕事だという答えになる。

相手の機微や共感力が必要となる仕事は訓練すればするほど差が出てくるのではないだろうか?
(経験を積むと直観が磨かれていく)

ちなみに自分自身は営業やマーケティングの領域で仕事をしているが、ふとした瞬間にアイディアが降ってきたり、相手の微妙な表情や深層の部分まで到達して考えられる感触を得ることができている(新卒の頃は全然そういう能力はなかった)

それなので、ぜひ仕事選びやキャリアの方向性を考えるときにこの点については考えてもらえるといいのではないだろうか?




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