柿生

旅行によく行く都市屋です。東大→インフラ→??

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ウズベキスタンでリアルRPGをクリアして塔に登って最高の景色を見た話

地球の歩き方に気になる記述を見つける大学のサークル同期と修了旅行で行こうとしていたものの、コロナで断念せざるを得なくなった中央アジア(カザフスタンとウズベキスタン)にリベンジしに行くことにした。(この記事は2024年5月当時の情報です) あんまり事前情報がなさすぎると楽しむこともできない。そこで地球の歩き方Plat ウズベキスタンを買って、行こうと思っている観光地を見ていると、サマルカンドのレギスタン広場について、何やら興味深い記述が。 怪しい。非常に怪しい。ウズベキスタ

    • 手売り大麻、超公衆垂れ流し便所 アムステルダム

      ベッドの前で媚薬を差し出し誘う少女(の絵)新しい到着時刻を投げつけられ続けながら、深夜に到着したアムステルダム。その日はもう宿に辿り着くだけ。 翌日はデン・ハーグに向かい、マウリッツハイス美術館で真珠の耳飾りの少女を見ていた。フェルメールの美しさも良いが、Jan Steen(ヤン・ステーン)の、酔っ払って乱痴気騒ぎの人々や、子供にパイプを勧める親、後ろのベッドをちらつかせながら牡蠣(当時は媚薬とされていた)を勧める少女などの世俗的な絵は、意識低空飛行で酒ばかり飲んで過ごした

      • 「アンパンマン!新しい到着時刻よ!」【ドイツ鉄道の遅延対処・払い戻し方法】

        ドイツ鉄道(DB)の払い戻しの方法を見たい人は「払い戻しの請求」を見てもらえればと思う。目次の「すべて表示」をクリックし、「払い戻しの請求」をクリック。 ※すべて2024年1月段階の情報である。 ドイツ鉄道の洗礼アーニャ「大屋根の頭端駅、わくわく!」 2023年12月23日の昼、久しぶりの西欧に胸をときめかせる我々はフランクフルト中央駅(Frankfurt (Main) Hauptbahnhof)にいた。広々とした大屋根の頭端駅は「旅」という単語が似合う。 予定の列車は

        • セルビアの鉄道に乗りたい時に見るページ(調べ方・予約方法)

          セルビアの鉄道多くの人にとってはセルビアという国は知らないか、知っていても行かない国かもしれないので、誰がこれを見るのかわからないが、備忘録的に。 意外と普通に便利だったよ…と言いたいが、そうでもないか。現地の人も、バスの方がいいと言っていたし、実際自分が乗った列車は隣の下道を行く何台ものバスに追い越された。 セルビアの列車の調べ方・予約方法ー概観セルビア鉄道の列車の調べ方は主に、①スマホのアプリ、②公式サイトでの検索、③公式サイトの時刻表、④紙の時刻表、の4つ。①②はチケ

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          13本

        記事

          at 道東 with ドット道東 ③ピエさんのいる知床

          道東のアンオフィシャルガイドブック、ドット道東を持って旅に出た。 ②はこちら↓ 7月22日 知床酒場ピリカデリックへ ドット道東で大きく4ページにわたって記事の載っているピエさんの経営する知床酒場ピリカデリック。「※ピエさんは一人しかいません」とおかしなことの書かれているピエさんとは何者なのか。どうしても気になり、夕陽のあたる家にチェックインするなり、ピリカデリックへ。 道すがら、あんな色んなことをできる人が本当に料理までできたら何もかなわないじゃないかと、冗談半分に

          at 道東 with ドット道東 ③ピエさんのいる知床

          at 道東 with ドット道東 ②摩周・中標津・知床峠

          道東のアンオフィシャルガイドブック、ドット道東を持って旅に出た。 ①はこちら↓ 7月22日 弟子屈から中標津を通ってウトロへ摩周駅で下車すると、予約したレンタカーの方が待ち受けている。 「地元の人も、観光客も飛ばしますから、流されないように気を付けてください。あと、シカも出ますから笑 普段は運転されます?」「はい、まあまあ、でもシカが飛び出てくるところでは運転しないですね笑」 レンタカーで向かった摩周湖は雲海に覆いつくされていた。神秘的で、神々しい。「カムイ・トー(=

          at 道東 with ドット道東 ②摩周・中標津・知床峠

          at 道東 with ドット道東 ①釧路・塘路

          道東のアンオフィシャルガイドブック、ドット道東を持って旅に出た。 7月21日 東京→釧路、塘路ピーチ航空の591便で成田から2時間、ちょっと高台にある釧路空港。東京とは全く異なる気温、空気、密度、景色。 バスで釧路駅へ向かい、すぐ近くの和商市場へ。極端に観光客を扱い慣れている魚屋の呼び込みに多少ビビりながら、言われるがままに魚を頼み、買ったご飯に乗せていく勝手丼を食す。エンガワのとろみ、サーモンやアブラガレイのジューシーさ、つぶ貝の歯ごたえ。まずは腹の中から道東に浸る。普

          at 道東 with ドット道東 ①釧路・塘路

          沿線まるごとホテルにて

          3/6 12:47 青梅駅 青梅線の青梅駅から4両の列車に乗り込む。左窓には多摩川の渓谷。列車は川に沿って右に左に急曲線をきいきいと音を立てながら走る。川との高低差は数十mはあり、街道沿に斜面の集落や、僅かな平地に設けられた集落が続く。 13:21 白丸駅 白丸駅の待合室でチェックイン。白い丸ということで作られた待合室の建物はJRの無人駅には珍しいデザイン。集落の住民としてはどうもおちょくられているような気がすると...。 13:35 白丸集落のおさんぽチェックイン時

          沿線まるごとホテルにて

          コロナ前最後の海外旅行④ ドゥヴロブニク編

          2020/2/6-8 ドゥヴロブニク前回のスプリト編はこちら↓ cf. ウィーン編 次回はコトル、スコピエへ! その時の、コロナ禍で国境を3回越える夜行バスの話はこちら↓

          コロナ前最後の海外旅行④ ドゥヴロブニク編

          コロナ前最後の海外旅行③ スプリト編

          2020/2/4-5 ザグレブ→スプリト 前回のザグレブ編はこちら↓ 2020/2/5-6 スプリト 2020/2/5 スプリト→ドゥブロブニク 次回はドゥブロブニクへ!

          コロナ前最後の海外旅行③ スプリト編

          コロナ前最後の海外旅行② ザグレブ編

          2020/2/3 ウィーン→ザグレブ前回のウィーン編はこちら↓ 2020/2/3-4 ザグレブ 次回はスプリトへ!

          コロナ前最後の海外旅行② ザグレブ編

          コロナ前最後の海外旅行① ウィーン編

          2020/01/31~02/01 東京→ウィーン 2020/02/01~02/03 ウィーン 次回はザグレブへ!

          コロナ前最後の海外旅行① ウィーン編

          2010年代のSNSと都市性―Twitter上に形成される社会の転換はなぜ起きたか

          1. 2010年代のSNSと都市性ここでは2010年代のSNS、それもTwitterについてその変遷を述べる。Twitterにおける人々の関係性、その生まれ方、ユーザーがTwitterに求めるもの、そして形成された社会、これらがいかに変わっていったか。 その根底にある考えとして、SNSと都市性という観点がある。SNSは新たな繋がりを生むものとしての側面を有しているとされている。この新たな繋がりを生むという点は、SNSが生まれるまでは都市特有の資産でもあった。 ジェイン・ジ

          2010年代のSNSと都市性―Twitter上に形成される社会の転換はなぜ起きたか

          【後編】中国語も韓国語もわからないのに中国から韓国に向かう国際フェリーに乗った

          【前編】はこちら 起床朝起きて北京時間5時ごろ。simを入れ替えて韓国のものに変えると、既に韓国電波が入る。身支度を整えてから朝ごはんを食べようと、下に行くも、まだ始まっていない。聞いてみると、北京時間6:20からとのこと。朝になっても船員は英語を話してくれないから、会話は全て中国語。二外で中国語を取っていたおかげで朝飯の時間が分る日がくるとは。 一旦部屋に戻り、睡眠。起きたあとでは、部屋は暑くはなくなっていた。流石に夜で冷えたのだろう。夕方ごろでも甲板に出れば風もあり、

          【後編】中国語も韓国語もわからないのに中国から韓国に向かう国際フェリーに乗った

          【前編】中国語も韓国語もわからないのに中国から韓国に向かう国際フェリーに乗った

          ◇2019年5月2日 烟台渤海国际轮渡 平沢港行 烟台港1800→平沢港0830(+1day)◇ 一緒に韓国まで旅行する予定だった、中国人の彼女が仕事で帰国(日本へ)しなくてはならなくなった。僕は、両国の言語がほとんど(韓国語は全く)わからないままに、中国の山東半島の都市・烟台から韓国の平沢まで烟台渤海国际轮渡(煙台渤海国際フェリー)の夜行フェリーに乗船することとなった。 英語が通じない地域で、片方の国の言語を片言でしか喋ることができない身で1人で国際フェリーに乗るのは中

          【前編】中国語も韓国語もわからないのに中国から韓国に向かう国際フェリーに乗った

          酒田から象潟へ。そして象潟の九十九島

          羽越本線 普通秋田行 545M 酒田1229→象潟1308 酒田駅発車直前、若い女性車掌はなんとなく緊張気味で時計を眺めながら跨線橋の階段を眺め、積み残しの客がないかを見ている。ドア扱いは別のベテランらしい男性車掌がやっているからまだ付き添いか見極めくらいのタイミングだろう。 本楯駅で老婆が降りる。押しボタンを押して「あ、まだ光ってなかったね。」と言って、ボタンが光ってからもう一回押す。ホームで待ち受けているのはむすっとした老爺。むすっとしてるけど、手を差し出して、降りた

          酒田から象潟へ。そして象潟の九十九島