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夢の配役(短編小説;9,600文字)
悪夢から逃れたい、最初はその願いだけだったけれど……。
暗闇の中を、俺はずっと走り続けていた。ひたすら走り、逃げていた。何から? ── わからない。何かおどろおどろしいものだ。俺を喰い殺そうと追いかけてくる。速力を緩めると、そいつはすぐ追いついてきて、耳の後ろに生臭い息を吐きかけてくる。
もうだめだ。心臓が破れそうだった。立ち止まろうとしたとたん、強く腕をつかまれた。
「うわわわわっ!」
お、シシ神? 御嵩でカモシカと睡蓮に遭遇
昨日、岐阜県の御嵩町に出かけ、『今年やりたい10のこと』の10番目を達成するべく奮闘努力しておりました。
隣の八百津町は今や、
《「ハヤブサ消防団」の舞台》
として全国に知られましたが、御嵩町も同じような山あいの町です。
午後3番目ぐらいのティーで、ふと背後に気配を感じました。振り返ると、5mぐらいの距離から……
こちらをじっと見つめているのは……
「お、シシ神?」いや、似てるが……
私と
自分の中の『理系』を意識する時
はじめに断っておきますが、人が理系型と文系型に分けられるとは思わないし、進学校などで文系理系にクラス分けさせるのはナンセンスを通り越して有害ですらあると思っています。
ただ、理系的な能力と文系的な能力は分類でき、どちらかに偏っている人もいれば、両方とも優れている人に出会うこともあります。
想像力の種類とからめた分析を下記に書いています。
私自身はどうかといえば、職業としては理系でしたが、どちら
期末試験当日に「へーえ、それが教科書?」って、大物か?
テニスサークル(実は飲みサークル)の想い出話中に少し触れましたが、同じ年に大学に入った中に、現役生よりさらに1歳若い人(♂)がいました。
千葉大で国内初めて高校からの飛び入学が認められる(1998年)よりもはるか以前のことです。
大学入学の要件は、高校卒業か大学入学資格検定合格のいずれか、そして満18歳に達していなければならなかった。
彼と同じ理系教養クラスの友人から噂は聞いていました。
その人
「世界がうらやむ~♬」はずだった「日本の未来は~♬」どうなったんだろう?
かつて、カラオケでよく歌われた:
『LOVEマシーン』
1999年9月9日、9人のモーニング娘。による歌として《9ゾロ目》発売予定だったけれど、新メンバーのオーディションが不調で8人になったそうです。
とにかく、二次会などでみんなで歌うと盛り上がりました。
特に、一斉に手を振りながらのサビ部分:
1999年9月 ── バブルが崩壊して失業率が高まり、この年は成長率もマイナスになりました。
歌詞
便利な言葉だからか、使われ過ぎじゃないの?『寄り添う』
私だけだろうか? ── 最近、とても気になる言葉がある。
《寄り添う》使われ過ぎの『魔法の言葉』になってやしないだろうか?
例えば、ジャニーズ騒動の際に、所属する人気タレントの発言に:
── ファンに寄り添う
大きな災害が起きると、報道やコメンテーター、いや、災害とまったく無関係なスポーツイベントのインタビューや映画・ドラマ発表会見中にも頻発する:
── 被災地(の人たち)に寄り添う
サー
海獺(ラッコ)の季節
出稼ぎ中の娘が連休に帰省した。
寄生 ── あ、いや、帰省するのはいいけれど、海獺が2匹目になるとひとつしかないソファの争奪戦が始まる。
そうか ── 前回は確か12月、寒い季節だったので、床(というより、床暖房)に張り付いていた。さらに気温が上がれば、暑苦しいソファより再びひんやりとした直床や畳が心地よい。
今がちょうど、
海獺の季節
というわけだ。
老海獺がトイレに立った隙を逃さず若海獺がプ
有能なキミたちをどう活用するか?
先週、衝撃的な出来事があった。
山あいのゴルフ場でいつものようにグリーン上を右往左往した後、カートに戻ろうとした時のこと、
「あ、カラス!」
同行者が叫んだ。
黒い影がカートから飛び去って行く。
「何かくわえていった!」
急いで戻ると、カートに置いたバッグがひっくり返されている。
そのバッグはファスナーがついていたが、端の部分が3センチほど開いており、そこから嘴を入れたらしい。
── それはわかる
応援消費Ⅳ;富山新湊港の『ホタルイカ刺身』に黒部の『宇奈月ビール』モーツァルト仕込み
だいぶ間が空きましたが、今回は富山どうし……です。
先月(3月)終わりだったか、富山の新湊でホタルイカが豊漁、というニュースを見ました。それ以来、確かにどの店でもボイルホタルイカがよく売られています。酢味噌で食べると美味いですが、硬い目玉を除くのが面倒ですね。
富山を地盤とする魚屋系スーパーで、新湊港で揚がったホタルイカの刺身が出ていました。生ホタルイカは時折寿司屋でつまみますが、これは、さら
常套句『大暴れ』に「ゴジラじゃないんだから!」
「また、これだよ! ……ゴジラじゃないんだから!」
野球記事を読んでいた同居人が叫んだ。
「『大暴れ』って何? バット振り回して球場の照明でも叩き割ったのならともかくさあ……」
そういえば、大谷サンも頻繁に暴れ回るようですね。困ったものです……:
「『大暴れ』じゃなくて、『大活躍』でしょう!」
「ま、そうなんだけど……インパクト強めに書きたいのだろうね……」
「ホントの意味で球場で『大暴れ』
アートとタイパについて考えさせられたモノクロのハンガリー映画『ヴェルクマイスター・ハーモニー』(ネタバレ:ほぼなし)
今年の目標『月イチの劇場映画』達成のため(というわけでもないけれど)、復活したミニシアター・今池のナゴヤシネマ・ノイに行きました。
復活した直後でその日の朝にTVニュースでも話題になっていた先月はほぼ満席でしたが……
その熱が冷めたのか、あるいは掛けられる映画の個性によるものか、この日この時間は観客数10人ほどで……再びのピンチがやってくるのではないかと心配だ。
この日観たのはハンガリーのタル
再勉生活! 「I don't need your help」Baby sitter を見つけられなかった助教授は教室で学生がまだ写し終えていない板書を消した小学生の娘に言った
渡米して数か月が経った頃、私と妻は3歳と5歳の子供をアパートに置いて出かけたスーパーマーケットで、米国人の知り合いに会った。
「子供たちはどうしたの?」
「2人で家にいるよ」
「2人だけで?」
「ええ」
すると、知人は怖い顔で,
「It's against law(法律違反だ)」
と宣告した。
イリノイ州では12歳以下の子供だけを家に残すのは犯罪なのだそうだ。
「早く帰った方がいい。もし隣人が警察