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一般大衆は「目」も「耳」も大渋滞している

 お笑い芸人「マシンガンズ」が、ラジオ日本でやっていた番組…。
 先月で”電波”での放送は終了したものの、この度プラットフォームを変えて配信を続けることが決定したそうな。

 マシンガンズさんも参加か…。
 やっぱり『Radiotalk』って熱いのかな?(笑)

 有名人が続々と配信を始めているようだし。


 ただ、こうした「音声配信」が怖いのは…今まで聴取率という形でふんわりとした形でしか出てこなかった【数字】再生回数という形で如実に出てしまうことだ。

 TBSラジオ・文化放送・ニッポン放送のメジャーキーステーションを含め、AM/FM電波での音声配信Radioというのは、タレントの人気があろうとなかろうと『広告費』という形で収入を得たラジオ局から出演者に一定のギャラが払われる。

 数ヶ月に一度の「聴取率」の調査である程度の数字は出てきてしまうが、それでも本当のファン以外の…「流れ」で聴いているラジオマニアの分もカウントされてしまうわけで…。
 いわゆる「ファンの水増し現象」が起きていることに。

 ところが、『Podcast』『Radiotalk』を始めとした音声配信のプラットフォームは【ファンの人数人気度】が下一桁までハッキリと出てしまうのだ。
 それまで「0.1%」とかだったのが「1246人」みたいな感じで。


 それでも「モチベーション」を…「タレントとしての矜持」を保ち続けるためには、番組をやることは必要なことなのかもしれない…とは思う。
 昔…「ニコジョッキーの番組を”出演番組”にカウントしていいか問題」が俺の中であったけど、やはり「出演番組:無し」よりかはインターネット番組だけでもあった方が「心の安定剤」になる。
 プロ野球12球団ではプレー出来ないけど、独立リーグに参加していることで「プロ野球選手」と名乗れるように。


 しかし、だ。
 「そうしたこと」を考えるのは皆が皆同じなのであって…。
 テレビやラジオなどの【電波】は「24時間」の枠を狙う”椅子取りゲーム”となっているが、【動画配信・音声配信】に関しては、その「24時間」という枠の縛りが無くなる。

 おかげで配信の世界は、芸能界で現役で生き残っている「プロ」、テレビであまり見ないけど腕は確かな「セミプロ」、素人からの成り上がりなちょっと華のある「アマチュア」が入り混じって

【大乱闘スマッシュブラザーズ】


 状態…というのがインターネット配信の世界の状況なのでは?

 一般大衆視聴者は…視覚はYouTuberたちの番組でチャンネルの選択肢を迫られ、聴覚は音声配信でチャンネルの選択肢を迫られているような感じに…。
 ぶっちゃけて言えば

「コンテンツの過剰供給」

「受け手のキャパオーバー」

 な状況になっているわけだ。

 「発信枠」はいくらでも増やすことが出来るが、受け手ファンの可処分時間を24時間以上に増やすことは出来ない。

 もう、そうなるとネット配信の番組が存続できるかどうかは、モチベーションを保つための「趣味」でやるのか?
 または月額料金などでキチンと「マネタイズ」が出来るか?
 そのどちらかだ。


 「誰にも縛られず、自分たちで好きなように配信することが出来る」がゆえ、その中で勝ち残るには何か工夫が必要だと考えられる。

 「広島カープの公式試合の有料動画配信」に年間数万円を払う人は大勢いても、「『ミヤネ屋』『ゴゴスマ』『ヒルナンデス』『ラヴィット!』などの情報番組」を月額2000円サブスクで見たいか? …という比較みたいなもので。

有料もいいから見たい・聴きたい

 という【太客】がどれぐらいいるか?

 プロ・セミプロ・アマチュア…立場関係無く、最終的に全てが【ソコ】に集約されているようなイメージがある。
 お金がないと番組は続けられない。。



またも乱文…


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