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なぜタイで建築を学ぶのか?
タイに来て2週間が経ちます。自分の思考を整理するために、またこれを読むかもしれない、アジアに留学する建築学生のひとつの手がかりになるように、このnoteを書くことにしました。(それにしてはダラダラ書きます)
M1の一年間、様々な授業や就活、研究室のプロジェクトや雑誌の編集長(https://www.traverse-architecture.com/)など、いろんな体験をさせてもらい、ありがたく
LAND-SCAPEの作法
無鄰菴庭、そしてそれを囲む木々。その後ろに佇む東山を、山県有朋は「主山」と名付けた。それは他者としての山を引き込む「借景」とは異なり、東山こそを愛で、そこからの流れとしての庭園をつくる、というような思想である。依頼された七代目小川治兵衛、通称「植治」は苦心のあげく疎水の水を引き込み、植栽と石、そして水の流れの見事な工夫でそれを達成した。
その建築空間は限りなく透明である。観光のためにかつてあった