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なぜ公務員を辞めたのか

唐突ではあるがよく聴かれる質問に対しての深掘りを記事にしていこうと思う。よく聴かれるということはそれがぼくに対して人が興味を抱く点であり、そこに人としてのストーリが詰まっている可能性が高いからだと思い今回テーマとして取り上げてみた。


①他にやりたいことができた

趣味の登山をきっかけに山小屋で働きたいと思うようになった。安定した給料・福利厚生、社会的地位など手放すことと引き換えに好きな自然の中で新たな仲間たちと仕事することに希望を抱いた。

②そのまま働き続ける意義を見出せなかった

当時ぼくは結婚もしていなかったし子供もいない。仕事もやりがいがあると言い切れるほど楽しいわけでもない。この仕事をやり続けなければという使命感がなかった。だからこそ目の前に現れたやりたいことに飛びつくことができたのだと思う。

③生活の安定<やりたいこと(生活の不安定)

もちろん仕事を辞めるに際して悩んだ。今の生活を手放してまでやる価値があることなのか。辞めたその後どうやって生活していくのか。その時頭に思い浮かんだのはぼくの周りにいる不安定を楽しむ人たちだ。フリーランス美容師の姉、お笑い芸人の友達、脱サラして旅に出た先輩。みんないい顔をしていた。そんな人たちの表情が決断の一要因になった。

④理想の自分の追求

不安定な地盤のもとで生活を送る自分を想像した時に、安定した自分のまま生きる人生よりもたくましく生きている自分を想像することができた。ぼくの決断の指標として「成長できるかどうか」という視点を持っているので、自分自身が成長できる方の選択をした。


5年間公務員を務めて感じたのは「成長の限界」である。もちろん趣味や育児に打ち込んだりして、充実した日々を送っている方々もいたし、そう言った方は仕事のパフォーマンスも高く、尊敬できる方たちだった。
ただ給料や生活が担保された「公務員」というカテゴリーの中で送る人生はぼく自身が追求する人生とはまた性質が異なることに気づいた。だからこそあえて生活基盤を不安定にすることという選択ができたのだろう。それは人と違う点なのかもしれない。

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