シュン@スローライフを好む薬剤師

調剤薬局に勤める薬剤師です。 仕事終わりや休日に、コーヒーやウイスキーを 味わいなが…

シュン@スローライフを好む薬剤師

調剤薬局に勤める薬剤師です。 仕事終わりや休日に、コーヒーやウイスキーを 味わいながら、ゆったり過ごすのが好きです。 薬学や医療に関すること、読んでいる本の感想を、 自分の価値観を添えて発信します。 シンプルな内容はTwitterにて発信しています。

最近の記事

メキシコの蒸留酒

 私がnoteで投稿するのは飲んだウイスキーやコーヒーのレビューがメインですが、最近では読んだ小説の感想が多くなっています。 ウイスキーのレビューはこれまでにもTwitter(今はX)で投稿してきました。今回は久々にウイスキーの投稿、ではなく、メスカルのレビューをしたいです。     🇲🇽クレイエンテ・トバラ🇲🇽  メスカルはメキシコの蒸留酒のひとつです。メキシコのお酒と言えばテキーラですが、メスカルも同じくらい同国のソウル・リカーだと私は思っています。  原料はアガ

    • 読書感想 ~こころ~

       前回の投稿から10日以上経ってました。読書感想を書くためには文庫本を買って読み進めたくなります。  ページ数が多ければ時間がかかるのは当たり前だけど、その途中で知らない言葉を調べたり、印象に残るセリフや描写があると書き留めて、その内容が何を意味するのか、どうして気になったのか、を考えたくなります。  今回の作品は特に思いや考えに耽ってしまいます。夏目漱石 「こころ」です。  著者とタイトル共に有名過ぎます。なので、大まかな内容を知っている方が多いかも知れません。  

      • 特別なブレンドコーヒー

         最近の数ヶ月は読んだ小説の感想が続いていましたが、たまには原点回帰してコーヒーの投稿をしたくなります。  珈琲好きの方々ならば行きつけであったり、お気に入りのお店があると思います。そういうお店には大抵独自のブレンドコーヒーを取り扱っています。それがお店の看板であり、数多くあるコーヒー専門店の中で個性を示すための手段でもあります。私が推している堀口珈琲さんにも特別な限定ブレンドがあります。  これまでは季節限定のブレンドを味わってきました。単純に期間限定という言葉に惹かれ

        • 読書感想 ~逆ソクラテス~

           今年の7月から文庫本の小説を読み続けて今月で4か月目になります。真夏にエアコンの効いた部屋で読むのと違い、今は日差しと外の空気を肌にまとっても不快じゃないです。屋内外問わずに作品に目を通せる、これが正に読書の秋なのでしょう。  さて、今回読んだ作品は伊坂幸太郎氏著の「逆ソクラテス」です。伊坂氏は有名作家のひとりですが、彼の作品を読むのは初めてです。けれど今作自体は前から知ってました。  今年7月に夏の新潮文庫のフェアで読みたい作品を書店で物色していた時に目に留まだのです

          読書感想 ~喫茶店タレーランの事件簿2~

           今日から10月になり暦の上では既に秋です。 けれど昨日までの9月は毎年のように残暑と新涼のせめぎ合うために私の肌は秋を感じる準備を整えるのに難儀します。  そんな時期に大体重なるのが今回読んでみた小説です。 「喫茶店タレーランの事件簿2       彼女はカフェオレの夢を見る」  舞台の京都は言わずと知れた観光地ですが、老舗の喫茶店や古都に馴染ませたイイ感じのカフェが数多くある街でもあるようです。歴史だけでなくカフェ文化を感じるためにも京都へと訪れたくなります。  

          読書感想 ~喫茶店タレーランの事件簿2~

          読書感想 ~痴人の愛~

           小説の文庫本を読み始めて3ヶ月弱になります。 これまではタイトルが印象的でしたり、表紙のイラストがいいなぁと思ったものばかり読んできました。  前回読んだ新潮文庫の「オルタネート」もその例で、見慣れない単語と水彩画の不思議な雰囲気に惹かれたのです。読み進めると、現代を生きる高校生の人間関係の複雑さや高校生活の出来事に様々な感情が一気に溢れ出す感覚を覚えました。 ホント綺麗な作品でした☺️  次に読むのもそういう感動を味わいたくなるのですが、そればかりだと読書の幅が広がら

          読書感想 ~オルタネート~

          先日まで開催されていた夏の新潮文庫フェアを キッカケに小説を読み漁っています。 今までは昭和や平成に出版された作品を 読み続けてきました。次は令和になってから 登場した作品を読んでみたくなったのです。 最初に読んだ幽世の薬剤師は令和に出版されて いますが、登場人物の価値観は今風とは違います。主人公は大人ですし。 だから、実際に発行されただけでなく、 登場人物の背景も令和に生きる人物の作品がどんな内容なのか知りたくなりました。 そこで手にとったのが「オルタネート」です。

          読者感想 ~涼宮ハルヒの憂鬱~

           夏の新潮文庫のフェアをキッカケに新潮社以外の文庫も読むようになっています。次はどれを読もうかと書店巡りしようと、普段あまり行かない隣り町の駅まで放浪してました。  そこの書店でふと角川文庫のコーナーを見ていた時に「涼宮ハルヒの」が眼にとまりました。 学生時代にマンガやアニメで人気になっていたことを思い出し、手に取ってみました。     「あれ?こんな感じだっけ⁇」  マンガとアニメをほとんど見なかったけど、原作がライトノベルでマンガ調のイラストの表紙なのを覚えていたか

          読者感想 ~涼宮ハルヒの憂鬱~

          読書感想 ~檸檬~

          先月から新潮文庫の100冊にカテゴリーされて いる本を買って読み続けています。 最初の一冊を読んで小説の良さに目覚めたのと、 キャンペーン中にもらえるステンドグラスしおり 4種を全て集めたいために始めていました。 一か月と2週間が過ぎて、手に取って読む 気になったのが、今回紹介する「檸檬」です。 著者とタイトルは、 中学3年の高校受験勉強のために、 塾の国語の授業で文学史を習った際に 知りました。 果物のレモンを漢字で表記されたタイトルが 印象的でしたが、当時は受験に

          読書感想 ~幽世の薬剤師~

          先日投稿しました「夏の新潮文庫」に記しましたが、最初の1冊目に「幽世の薬剤師」を選んで読みました。 私は薬剤師なので、タイトルだけでも目を惹かれました。その上、表紙のイラストを見ると単に医療現場で働く薬剤師を描いた作品ではないのだろうなとも想像できたために読んでみたくなリました。 私の中では、この作品は以下の2点を注目しています。 ①異世界で活躍する主人公 薬剤師は医療の現場では表立って仕事してる訳でないから目立ちません。 複数人の患者さんが入院できる病院だと、 医師

          珈琲と謎解き小説

          先月から書店で開催されている夏の新潮文庫の フェアにハマってしまい、 文庫の小説を読み続けています。 その内容自体が面白いのもありますが、 フェア期間中は対象の文庫本を買うと貰える ステンドグラスしおり全4種類を 集めるためでもあります。 そして、あわよくば#キュンタ、で TwitterかInstagramにアップして 純金キュンタしおりが当たることを 期待してます。 既に4種類コンプリートし、Twitter(今はX)に投稿し続けているものの、 簡単には純金キュンタしお

          特別なハイボール

          好きなことへの楽しみ方は人それぞれ。 お酒好きならば飲み方も多種多様😌 そして、ウイスキーの嗜み方だって皆違うし、 状況によって変わるもの。 真夏の蒸し暑さをスッキリさせたいならば 炭酸で割って飲みたくなります。 それがハイボールの醍醐味のひとつ☺️ けれど、 ハイボール缶の中には喉越しだけでなく 味と香りの良さを感じて欲しいと 訴えかけてくるのがあるのです。 飲料メーカー大手のサントリーから 白州と山崎のハイボール缶が発売されました。 プレミアム・ハイボールと宣伝さ

          夏の新潮文庫

          夏の楽しみはたくさんあり、人それぞれです。 私にはコーヒーやウィスキー以外にも、書店を巡って気に入った本を買って読むのも楽しみの一つです。 先月も休日に近所の書店に足を運ぶと、夏の文庫フェアが展開されてました。 毎年展開してるのは知っていたけど、買っていたのは仕事関係やビジネス書ばかり。 けれど、今年は新潮文庫のとある作品が目に止まり、 新潮文庫のフェアのしおり4種を揃えたくなって4冊読んでみました。 ① 幽世の薬剤師 夏の新潮文庫フェアで買った1冊目です。 私の職業が

          サマーブレンド

          毎年夏になると楽しみなことがあると思います。 みなさんにとって、それは何でしょうか? 私にはいくつもありますが、 その一つが夏限定のコーヒーです。 コーヒー専門店の中には季節限定のブレンドを 発売しているところがあります。 私が気に入っている堀口珈琲さんでは、 サマーブレンドを毎年発売しています。 夏に2種類、期間をズラして発売しています。 それぞれコンセプトが違うことも面白い。 Ver.1 6月下旬から7月下旬の、梅雨の終わりかけから 夏のピーク前に発売されていまし

          新たなタンザニア珈琲

           ヒトは趣味や好きなことにどんどんハマっていきます。それに対する思い入れが強くなっていくのだと思っています。  気に入ってるコーヒーショップに行くと、コーヒー豆を栽培している農園へのこだわりがあると分かってきます。  私がよく行く堀口珈琲さんの場合、タンザニアのコーヒーはブラックバーン農園のを専ら販売し続けているようです。エチオピアやコスタリカのコーヒーには複数の農園があるのに、タンザニアはそこだけ。  タンザニアのコーヒーと言えば、キリマンジャロが有名です。その影響で

          マンデリンへの心持ち

           ヒトは多かれ少なかれ好きなこと、趣味を持っています。好きが深まると、それをもっと知りたくなります。  私もそうです。  父の影響でコーヒーが好きになり、今では休日にコーヒーショップによく通っています。  そうして行くと色んな国のコーヒーを見聞きするようになります。マンデリンもそのひとつです。  インドネシア産のコーヒーがブランド化されて マンデリンと呼ばれるようになったと知りました。飲む前は東南アジアの熱帯気候の国というだけで、濃厚なコーヒーなんだろうなと単純に想像し