社会人半年記

社会人、矢の如し。
やれ就活だ、やれ卒論だ、と騒いでいた頃から1年以上が経過し、
入社からももう半年が経過した。

先月の経費精算ですら、昨日泣きながら終わらせた気がしていたのに、
今週中には次の経費精算が待っている。

社会人の一年は、あまりに早すぎる。

社会人というライフステージは思っていたよりもあまりに広大で、
起伏なくどこまでも続いていた。
等速直線運動というあり得ない動きは、どうやらこのステージの上には実在するらしく。
社会人生活1週間目の、発社されたあの時と同じ速度のまま、
今日までまっすぐ進んできた。

在宅勤務を主体とする私は、今年はとうとう傘をさしていない。
その上四季は平日の間にはすっかり眠っていて、週末の2日にだけやってくるのだ。
秋は4日分くらいで終わって、前回の土日はもう冬だった。

全くもって最悪だ。
社会人がとか、社会がというよりも、
平坦な一年をそのままに進んでしまったことが最悪だ。
起伏は作らないといけなかった。

秋のハリー・ポッター祭りを信じるな。
あれは2013年にしか開催されていない金ローの奇祭であって、
毎秋やってくるやつではない。

そんな家の中で観れる(観れない)イベントをぼんやり待つんじゃなく、
イベントをするだとか、小さい秋を見つけに行って、
自分で旬を作る姿勢が大事だった。

自分が動かない限り、社会人の元に勝手に「七夕ゼリー」が運ばれてくることはない。

明日から私は冬です。
ブログを書くとか、会合を開くとか。そうやって起伏をつけるんだ。


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