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喜多川泰『運転者』を読んだ感想と考察〈ブログ〉

中学生になってからスマホやiPadを触る時間が一気に増えました。

そこで最近はかなり読書に勤しんでいます。

もともと本はよく読むほうですが、中学生になってからあまり読まなくなったから、少し読むことにしました。

とはいっても、なかなか読む時間がないので今年度はまだ5冊しか読めていません。

これからはこのnoteに感想文と、その本から読み取れる教訓・考察を記していこうと思います。

あらすじ

しゅいしゅい・著

「ついていないことばっかりだ」
生命保険の営業職・岡田修一は、10ヶ月前に獲得した20件分の契約が全て解除されたことを知る。完全歩合制の給与形態の会社に勤めている修一は追い詰められ、途方に暮れていた。そんな中、一台のタクシーが現れる。
「あなたが行くべき場所にお連れしますよ」
人の運を転じる、「人生を変える」ことが仕事であるタクシーの『運転手』ではなく〈運転者〉が修一を新たなスタートへと導く小説。


感想と考察

この本は、私の親がずいぶん前に買ってくれたものです。

冒頭でも述べた通り読書の時間が減ったため、親が読書のきっかけづくりとしても買ってくれました。

私は本が好きと言いながら、自分から本を買うことはほとんどないことに気がつきました。

自分が選ぶと本のジャンルが偏ってしまうことが、経験上多々あります。

この『運転者』という本。

一番最初に気になったのは表紙でしょう。

ハードカバーの本で持ち運びは少ししにくいが、それが気にならないほどの内容

音楽のCDなどを買う際によく「ジャケット買い」をする人はいるでしょう。

本も同じで『表紙を見て直感で読む本を決めて買う』という人がいます。

これには賛否が分かれているが、表紙も重要なポイントの一つだと思っています。

私はこのような抽象的(?)なデザイン・イラスト・表紙が大好きです。

そこに惹かれたのもあり、長らく本棚で眠っていた、一度も開かれていないこの本を読むことにしたのです。

そこで、率直な感想をお伝えしましょう。

この本はなんとも言えない新鮮さがあると感じました。

全てを見透かしている〈運転者〉

この〈運転者〉は修一に対して数々の言葉を残しているのですが、それがまるで自分まで見透かされている気分になるのです。

自分の全てを本に見通されている独特の感覚に陥ります。

例えば、「プラス思考」についての解釈。

私は、端的に言ってしまうとプラス思考とは常に物事を楽観視すること、だと解釈していました。

この本を読むまでは、です。

人は長い命の繋がりのほんの一部を生きている。

私たち人間が普通に暮らせるのは数々の恩恵を受けているからでしょう。

そこで、自分が生きている100年の間、世の中に少しでも恩恵を多く残すのです。

そうすることで少しでもプラスになる。

本に書いてある言葉を拝借すると

 修一 “使う運より、貯める運を多くするということか”

ということです。

「運はいいか悪いかではない。使うか貯めるかだ」

本書を読んでからこのような考え方になりました。

最後は全く予想しなかった結末になるとだけ伝えてきましょう。

この本を読んでから人生観が変わった気がします。

私にかなり大きな影響を与えたおすすめの一冊です。

是非一生に一度は読んで欲しいと思います。

読書の感想と考察シリーズ第1回にこんなことを言うと

「なんだ、毎回言ってるやつじゃん」

とか言われてしまうのですが、仕方がないことなのでしょう。


まとめ

いかがでしたか?

実は私は中学生のくせに読書感想文を書いたことがありませんΣ('◉⌓◉’)

そのような宿題を出さない小学校だったのです(感謝感謝〜)

そのため、今回あらすじを書くにしても感想と考察を書くにしても、かなり苦労しました。

書き方がわからないのです。

しかし自画自賛になるが自分でも結構出来はいいのではないかと思っています。

今後もこの「読書の感想と考察シリーズ」は続けていきたいです。

さて、明日は日曜日。

いつもとは違う方向に向かい、本屋で新しい本を探すのもいいかもしれません。

将来起業するための資本金、設備費として利用させていただきます!