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眠りシネマ&opto

おはようございます。



1年の中で最も短い2月ですが、今年はより一層短く感じました。



連日の濃いoptoのリハーサル。

あまり汗をかかなかったとしても、頭を使いすぎてげっそりする日々が続きました。そんな中でも振付家ジュゼッペは僕たちを鼓舞してくれて、毎日モチベーションを保ってリハーサルすることができました。


いろんなリハーサルが並行して進んでいて、クラシックとコンテの両刀は身体への負担も大きいのですが、それでもOptoに参加していない人たちから「楽しそう、いいなぁ」なんて言葉が聞かれるくらいには、みんな活き活きとリハーサルできていて、あんなに難しくてややこしい作品なのに、やはり導いてくれる人の素晴らしさを痛感している次第です。



一度ジュゼッペさんはドイツの方に帰られて、また4月に来日して最後の詰めに入ります。この作品がどのような結末を迎えるのか、僕たちも楽しみです。





眠りのシネマも観に行きました。

オーロラ、カラボス、リラときて王子じゃないんかーい、と申し訳ないのですが、楽しく観劇しました。

期間中正面から観ることは叶わなかったので、初めて観たような感じ。

各々の登場シーンで各々そわそわして、手汗脇汗をかく者、直視できず俯く者、それぞれの楽しみ方をしていました。笑


眠り以降もいろんなことがあって遠い昔のような気がしていましたが、音楽を聴いたり見慣れた衣装やセットが登場すると、あの時の気持ちが鮮明に思い出されました。

あーこのとき袖で一生懸命バーレッスンしてたなぁ、とか、そわそわジャンプして準備してたなぁ、とか。本当に大変な作品だったなぁと改めて。


自分に関してはシネマだと粗も見えてしまって凹んだ部分はあるのですが笑、全体としてはとっても楽しい映画でした。


バレエの全幕を観ているのに、まるで映画を観ているような……いや実際に映画なのですが……言いたいこと分かりますか?笑

展開も早くて踊りの物量もすごくて、スペクタキュラーすぎて、ほんとに映画一本観た!!という感覚だったんです。自分が大画面に、というのは恥ずかしいのですが、期間限定なのが惜しいなぁ……と思います。



身内のことなのであまり褒めるのはと思うのですが、正直に思ったことなのでハッキリ言います。


やっぱり主要キャストはすごいです。


「見ていてストレスが無い」


という表現が合っているか分かりませんが、ここぞという場面で、こうだったらいいな、これが見たいなというものをストレートに見せてくれる感じ。


こういう人たちがバレエをやって、こういう人たちが真ん中を踊るんだよなと。


自分の踊りは客観的に見るのが難しいので評価できませんが、自分もそう思ってもらえるようにもっともっと丁寧にレッスンとリハーサルを積まないとな、と思います。



作品に関して一つ非常に不快なレビューが目に入ってしまって、怒りを通り越して悲しかったのですが、上述のような自分の感性のほうがそこは絶対に信じられると断言できるので、もう気にしないことにします。


僕はダンサーなので自分への批評批判なら甘んじて受け止めますが、そうじゃなくて、尊敬する人たちが作り上げて、尊敬するダンサーたちが命を削って尽くした作品への、「個人の感想」という名目の心ない発言は、本当に悲しかったのです……。





そんな感じで怒涛の2月でした。

今月からはジゼルに集中しなければ、です。
コンテモードで重心の低くなった身体をすぐに戻します!


ではでは。

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