集英社ゲームクリエイターズCAMP 1周年記念 Annual Report 2022
クリエイターの皆さん、こんにちは。
「集英社ゲームクリエイターズCAMP」は、2022年4月20日(水) にリリース1周年を迎えました。
いつもご利用いただき、まことにありがとうございます。
1周年を記念して、これまでの「集英社ゲームクリエイターズCAMP」の活動を振り返る、Annual Reportを公開いたします。
国内最大級のゲームクリエイター登録サービス
「集英社ゲームクリエイターズCAMP」
「集英社ゲームクリエイターズCAMP」とは
集英社ゲームクリエイターズCAMPは、個人・少人数のゲームクリエイターを支援するプロジェクトとしてスタートいたしました。
ゲームクリエイターを中心に、漫画家、小説家、映像作家、イラストレーター、サウンドクリエイターなど、ゲーム開発に関連する様々なジャンルのクリエイターとその卵たちのコラボレーションを支援し、独創性に富んだ新しいゲームが世の中に出ていくための一助になりたいと思っています。
「集英社ゲームクリエイターズCAMP」のこれまでの活動やクリエイターさんをご紹介しているプロモーションムービーもございますので、ぜひご覧ください。
登録クリエイター数について
「集英社ゲームクリエイターズCAMP」は登録者数4000人を超え、ゲームクリエイター登録サービスとしては国内最大級のサービスに成長いたしました。
メインジョブとしての登録が最も多いのは「プランナー/ゲームデザイナー」で16.4%、次いで「プログラマー/エンジニア」16.3%となっています。
「ゲーム開発に関連する様々なジャンルのクリエイターとその卵たちのコラボレーションを支援したい」という想いのもとスタートしたCAMPは、様々なスキルを持つクリエイターの皆さんに登録いただいたサービスとなりました。
ポートフォリオ、タイトルについて
1年間で登録ポートフォリオ数は4000点を超え、ご自身の実績のPRや仲間探し等にご活用いただいております。
登録ポートフォリオについても、登録クリエイターと同様「プログラマー/エンジニア」「プランナー/ゲームデザイナー」の登録数が多い中、登録クリエイター数としては8.1%であった「イラストレーター/画家」のポートフォリオが18.3%登録されておりました。
また、2022年1月25日のアップデートで追加された「タイトル登録機能」で登録されたタイトル数もこの3ヶ月で130点を超えており、クリエイターの皆さんに積極的に活用いただいております。
タイトル登録機能は、発売・配信中のタイトルだけではなく、現在開発中のタイトルも登録することができます。登録されているタイトルのうち、30.1%が「現在開発中」のタイトルとなっています。
募集について
2021年9月13日に登場した機能「募集」も、数多くのクリエイターの皆さんに活用いただきました。作成された募集の中で最も多く募集されたジョブは「エンジニア」で、54件もの募集が作成されていました。
募集には、「Unityエンジニアさん募集します!」「UIデザイナーさん探しています」といった特定のジョブやスキルを持ったクリエイターさんを探すものから、「アクションゲームを一緒に作ってくれる方いませんか?」と企画を核にして幅広いジョブやスキルを持つクリエイターさんを探すものまで、様々な募集が立てられていました。
立てられた募集に対して、どのくらいアクションがあったのでしょうか。
立てられた募集に対して応募が発生した割合(=「話を聞きたい」が押された割合)は81.5%、募集をクローズする際に答えるアンケートの回答者のうち、「CAMPを利用してメンバーが集まった」と回答した割合は51.4%となっていました。
「集英社ゲームクリエイターズCAMP」が、ゲーム制作におけるチームアップの場として活用いただけるよう、今後も改善を進めていければと思っております。
「集英社ゲームクリエイターズCAMP」のコンテスト
2021年は3つのコンテストを開催
「集英社ゲームクリエイターズCAMP」では、2021年の間に3つのコンテストを開催いたしました。
①連載1000話連動企画 ONE PIECE GAME賞
②集英社ゲームクリエイターズCAMP オリジナルゲームコンテストGAME BBQ vol.01
③KONAMIアクション&シューティングゲームコンテスト
3つのコンテストを開催し、多くのクリエイターの皆さんからご応募いただきました。皆さんのアツい想いが乗った企画を、コンテスト審査員も1つ1つ真剣に拝見させていただきました。
たくさんのご応募、まことにありがとうございました。
すでに結果発表がされている「ONE PIECE GAME賞」「GAME BBQ vol.01」について、応募されたクリエイターさんにアンケートを取りましたのでその結果をお見せいたします。
コンテストの満足度について、《応募概要、テーマ》《応募方法、応募要項》《審査期間》の3つの軸でアンケートを取りました。
「ONE PIECE GAME賞」のアンケート結果は上記の通りです。
アンケートにご回答いただいたコメントの中には
「集英社ならではのIPを使ったゲームを作れるという点に魅力を感じた」「企画書で良いということで応募ハードルが低かった」といったポジティブなご意見が寄せられていた中、一方で、「サポート枠が1組なのは少ないと感じた」「版権ゲームの難易度と予算・開発期間のバランスが厳しいと感じた」といったご意見も見受けられました。
GAME BBQ vol.1の《応募概要、テーマ》について、ポジティブなご意見としては、「オリジナル企画なので、温めていたもので応募しやすい」「自由度が高くて良い」という声をいただいておりました。
一方では「ジャンルが広すぎる」「重要視されるポイント、評価されるポイントがわからない」といった声も寄せられました。
また、面談に進んだクリエイターさんからは
「審査員がFace to faceで面談をしてくれたのはありがたかった。加えて、好評だった点について記載していただけたので今後のゲーム制作の自信につながった。」
「面接で審査員の方と話をすると、クリエイティブ寄り的な思想の持ち主だと感じました。ビジネス寄りの人より圧倒的に信頼できます。」
といった声も寄せられておりました。
一方で、「総評や今後の展望、期待といったものがあるとよいと思います。」「なぜ落ちたかわからないのでどうしたら良いかわからない。」「選外になったデベロッパにも落選の理由などを伝えてもらえると、ひとつの意見として有用なのではないかと思った。」と、具体的なフィードバックを求めるご意見も頂いておりました。
いただいたアンケート結果は、今後のコンテスト運営の参考にさせていただきます。ご回答いただいた皆さま、改めてありがとうございました。
また、今後のCAMPに期待することとして、
「ゲーム企画の持ち込みをさせてください!!!」
「ゲームクリエイターズCAMP内のゲームショウのようなイベントや交流会などの開催。クリエイター同士のコラボ企画等。」
といった要望が寄せられました。
全てのご要望にお応えするのは難しいですが、
いただいたご意見を参考にしながら、よりクリエイターの皆さんを支援できるようなサービス運営を続けてまいります。
「集英社ゲームクリエイターズCAMP」の支援活動
支援タイトルは現在8タイトル
「集英社ゲームクリエイターズCAMP」が現在支援を行なっているタイトルは8タイトルとなりました。「支援」の内容はタイトルごとに異なりますが、最大限クリエイターさんの要望に沿った支援体制を整えております。
支援タイトルについてはこちらのページでもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
各イベントへの出展
2021年は、
・Google Play Indie Games Festival
・CEDEC2021
・BitSummit the 8th bit
・INDIE Live Expo Winter 2021
・Game Market
の5つのイベントに出展いたしました。
そのうち、Google Play Indie Games Festival、BitSummit the 8th bitでは「集英社ゲームクリエイターズCAMP」賞を設置いただき、『和階堂真の事件簿』、『浮世/Ukiyo』にそれぞれ授与いたしました。
CEDEC2021では、「「集英社ゲームクリエイターズCAMP」が目指す未来」と題したセッションを行い、立ち上げの経緯や想いをお話しいたしました。
以下CEDEC公式チャンネルよりご覧いただけますので、ぜひご覧ください。
開催セミナー・イベント
2021年7月に、Google社にご協力いただき「Google Play、Youtubeを活用したゲームの集客手法について」というセミナーを開催いたしました。
2021年12月には、KONAMIアクション&シューティングゲームコンテストとの連動イベント「KONAMIアクション&シューティングゲームコンテスト・ミニキャンプ」をKONAMI主催・集英社ゲームクリエイターズCAMP協力という形で実施いたしました。
上記イベントの詳細については以下でまとめておりますので、ぜひご覧ください。
集英社ゲームクリエイターズCAMP 各SNSでの活動
note記事のうち、特に「スキ」をいただいた注目記事はこちらの4件です。
こちらの記事は、コンテストの度に応募締切前にアクセスが伸びており、コンテスト応募の際に参考にしていただいたように思います。
こちらの記事は、昨年開催された「Google Play Indie Games Festival」でTOP10に入賞 & 「集英社ゲームクリエイターズ CAMP 賞」を受賞した『和階堂真の事件簿』チームのインタビュー記事です。
『和階堂真の事件簿』シリーズはすでに3作品リリースしているシリーズものであり、制作のきっかけやチームの雰囲気が伝わる本インタビューは、クリエイターの皆さんにとって参考になる部分も多かったのではないでしょうか。
こちらの記事は、「集英社ゲームクリエイターズCAMP」をリリースして約2ヶ月が経過した2021年6月に、「集英社ゲームクリエイターズCAMP」取り組みのきっかけや実現したいこと、クリエイターの皆さんと築きたい関係について触れています。
「集英社ゲームクリエイターズCAMPって?」「信用できるの?」と不安をいだいていたクリエイターの皆さんにとって、少しでも参考になりましたら幸いです。
こちらの記事は、冒頭でも触れた2021年9月13日に登場した機能「募集」についてのご紹介記事です。本機能はクリエイターさん同士のマッチアップを促す施策として追加した機能であり、本機能をきっかけにチームアップが成立したりお仕事の依頼が成立するようになりました。
募集ガイドラインも作成しておりますので、よろしければ併せてご覧ください。
集英社ゲームクリエイターズCAMP 公式Twitterでは、「集英社ゲームクリエイターズCAMP」に関する情報や支援タイトルに関する情報を発信しております。
また、公式ハッシュタグ「#集キャン」をつけた投稿や、ポートフォリオ・タイトルのURLが入った投稿を積極的に「いいね」しております。
よろしければ、以下よりフォローいただけますと幸いです。
集英社ゲームズについて
集英社は、2022年3月31日に「集英社ゲームズ」を設立しました。
「集英社ゲームクリエイターズCAMP」は引き続き「集英社」が運営主体となりますが、「集英社ゲームズ」も運営支援として、ゲームクリエイターズCAMPの運営協力を担う予定です。
集英社ゲームズの詳細は、以下公式HPをご覧ください。
また、電ファミニコゲーマー様にインタビューいただいた記事にて立ち上げの経緯や想いを詳しくお話ししております。併せてぜひご覧ください。
最後に
集英社ゲームクリエイターズCAMPは、2021年4月にサービス開始してから、
今や4000人のクリエイターさんが登録する日本随一のサービスに成長いたしました。いつもご利用いただいている皆さまあっての一年間でした。本当にありがとうございます。
2年目CAMPでは、初年度の運営の中で見えてきた課題1つ1つを改善しつつ、よりクリエイターの皆さんのお役に立てるよう運営を続けてまいります。
「集英社ゲームクリエイターズCAMP」は、より個人・少人数のゲームクリエイターの皆さんが使いたくなるサービスを目指してまいります。さらに、応援/協力してもらえる他企業にもお声掛けをして、集英社に留まらない業界横断の取り組みに進化させていきたいと考えています。
「集英社ゲームクリエイターズCAMPと集英社ゲームズはどういう関係なの?」「今後のCAMPの活動はどうなるの?」といった疑問も出てくるかと思います。近々で2年目の活動方針も発表するよう準備を進めておりますので、方針発表をお待ちください。
引き続き、1年目以上に盛り上げていけるよう努めてまいりますので、ぜひご期待ください。
今後とも、「集英社ゲームクリエイターズCAMP」をよろしくお願いします。
集英社ゲームクリエイターズCAMP 運営チーム一同