あなたの「買う」基準はなんですか?
みなさんはどのように「もの」を選んでいますか?
現代は昔と比べて、ものが溢れてしまっている状態だ。
豊富な選択肢がある中、我々はどのように物を選んでいるのだろうか。
ものが増えていく中で、選ばれるには「差別化」が必要になった。
同様な商品やサービスを提供するいくつもの企業、ブランドから特定のものを選択するには、消費者の選んだ理由が存在する。
昔は選択肢が少なく、「プロダクト」、シンプルな商品価値で選択していた。2000年台になり自社の製品になぞらえて消費者の共感を呼ぶ形「ストーリー」でのマーケティングが流行したり、「ミニマルな暮らし」に代表されるライフスタイルでものが売られてきた。
最近、ものを選ぶにあたって重要になってきているのが「ライフスタンス」の概念だ。
ライフスタンスとは、一人ひとりの、生き方に対する姿勢や態度。企業やブラントの、哲学やビジョンのことだ。「なぜ、ものをつくり、売るのか?」「どんなものを、誰から買いたいか?」「どうしたら、より良い未来を選べるか?」これらがものを選ぶ大事な価値観になってきている。
日曜日、私は先輩とこのような話をしながら銀座に出かけた。
銀座のメイン通りに立ち並ぶ高級ブティックには多くのお客さんがいる。
彼らはなぜ、このブランドの商品を選ぶのか。このデザイナーがつくったから、話題性があるから。あらゆる情報が簡単に手に入る時代になったからこそ、知識武装し、ものを選んでいるように感じた。
「彼らはそのものを自分にとってどのような価値として捉えているのだろう」
そんな話をしていると、目当ての革ジャン屋さんについた。
革ジャンを何千枚もみてきたオーナーさんに「よい革とは」どうゆうものなのか、たくさん触りながら、説明をきいて、一着の革ジャンを選んだ。
先輩がかったものとお揃いだ。
(本質を常に捉える先輩だから、お目にかかった気がして嬉しかった笑)
値段は気にしなかったが、とても安かった。(卸業者でもあるため)
ブランドもない。でもいい革。
プロダクトの本質的な良さから商品を選んだ素敵な1日だった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?