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聖者たちのジャイアン

フレーズプラス「聖者たちのジャイアン」。

やっぱ自分の語彙にない言葉が出てくるとワクワクしてくるな。
最高だぜ、フレーズプラスってアプリはよぉ。

とりあえずこの言葉を元に何か書いてみよう。


ドラえもんのひみつ道具の一つ「きこりの泉」をご存知だろうか。
円状のビニールプールの様な形をしており、その中には泉が湧き出ている。

この泉の中に特定の物を投げ入れると女神が姿を現し、彼女の質問に正直に答えると投げ入れた物より更に良い物が手に入るという、童話「金の斧銀の斧」をモチーフにしたひみつ道具だ。

この話は粗暴な性格で有名なジャイアンが誤って泉に落ちた結果「きれいなジャイアン」が現れのび太達に授けられるというオチがつくんだが、この存在は最早ネットでも有名になっているのでご存知の方も多いかと思う。

さて、ここで一つの疑問が頭を過ぎる。
この「きれいなジャイアン」を更にクラスチェンジさせたらどうなるのか。
彼を泉に突き落とした後、正直な受け答えをするときっと女神は「正直者の貴方にはこの『聖者のジャイアン』を授けましょう」と、まるで聖人君子のようなジャイアンを譲与してくれるだろう。

悲しい事に世界は悪意や憎悪で満ち溢れている。
社会は共生共栄で成り立っているが、誰しもが仲良くなることなんて出来ないのだ。

だったら出来るだけ「良い人」で満たした方がいいのではないか?
そう思った私は「聖者のジャイアン」を「フエルミラー」という道具で複製していった。

因みに物体を複製する道具は他にも「バイバイン」というものがあるが、こちらは増殖数に制限がなく且つ自動的に増え続けるので、使用してしまうと「聖者のジャイアン」が指数関数的に爆増してしまう。
そして「物体を物理的に消滅させる」ぐらいしか止める方法がないので、人道的観点からしても聖人君子を宇宙に追放したり焼却する訳にはいかない。

こうして16体の「聖者のジャイアン」が爆誕した。
彼らは人類に平和を説き続け、長い年月をかけながら少しづつ人々の心を動かしていった。
後に彼らは「聖十六ジャイアン」と名付けられ、歴史に名を刻む事になる。

そして長い長い年月が経った頃、「聖十六ジャイアン」という言葉は形を変え、今ではこう呼ばれている。

そう、「聖者たちのジャイアン」と。


何? この話。
途中まで考察レベルだったのに後半から物語になっちゃった。

何も考えなさすぎる執筆は文脈まで瓦解してしまうみたいだ。
しかしこれはこれでアリかもしれない。

多分しばらくこんな感じの荒唐無稽な投稿が続くかもです。

おわり。

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