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エルデンリングについて語らせて下さい

 こんにちは、如月翔也(@showya_kiss)です。
 今日は「僕の好きなゲームについて語らせて下さい」の実質1本目の記事として、エルデンリングを上げさせていただきたいと思います(マガジンの1本目には艦これについて触れているのですが、このマガジンを作ってから1本目の記事がこれなのです)。
 フロムのゲームは現時点ではデモンズソウルPS5版、ダークソウル1〜3、ブラッドボーン、SEKIRO、アーマード・コアVIをプレイしているんですが、僕が真面目にプレイしてクリアしたフロムゲームの1本目ってエルデンリングなんですよね。
 最初に買ったフロムゲームはPS5の抽選に当選した時にPS5用のデモンズソウルを購入したんですが、レベルアップ開放まで進めなくて途中で心が折れて積みゲーにしていたんです。デモンズソウルはエルデンリングをクリアした後「こういうゲームの楽しみ方」がわかったので心が折れたのを立て直して普通にサクサク進めてクリアできて楽しかったんですが、今日はエルデンリングのお話をしたいと思います。

エルデンリングとの出会い

 フロムのゲームはマニアには非常に受けが良くかなり手応えがあって面白いという噂をずっと聞いていたんですが、PS5を入手した時にデモンズソウルを購入して試しにプレイしてみてあまりの難しさに1面すらクリアできず、イコールレベルアップすらできないので「腕を上げる」以外に進めない状況で心が折れて放置したんですが、それとは全然関係なくWeb記事を読んでいる時に面白法人のバーグハンバーグさんが「エルデンリング休暇を取る」という記事を見まして、良く読むとフロムの新ゲーであるエルデンリングが面白そうなので会社全体でゲーム休みを取る、という内容だったのです。
 そしてエルデンリングは「今までのフロムゲーと違いオープンワールドで攻略順が固定化されていない」「自由に冒険できる」という謳い文句があり、オープンワールドで自由に冒険、というとゼルダの伝説ブレスオブザワイルド(これもいつか記事に取り上げたいですね)でかなり楽しかった記憶があるのでかなりポジティブな印象を受け、しかしフロムゲーだし、難しいのは確定だし、うーん、と思っていたんですが、ネットの反応がかなり良く、知り合いのゲーマーも結構な割合の人が買っていたので、一度思い切って買ってみる事にしたのです。PS5版をです。

衝撃

 エルデンリングを初めての最初の衝撃は、最初に出会うモンスターに即殺される部分と、その後のイントロダクション、チュートリアルも割と難しく、それを終えてやっと外に出ると最初に出会うNPCには馬鹿にされ、ちょっと向こうを見ると馬に乗っている人がいるので話すのかな、と思って近づくとボスBGMがなって襲いかかってきて即死、という部分でした。
 マジかよ、と思いながら雑魚敵ですら正面から戦うと危ういのでまず教会で商人と出会って買い物をできるようにし、ハイドアンドシークで兵士を倒してはソウルを回収して矢を買い、少しずつ遠出の距離を増やしていってようやくレベルアップができるようになり、これはデモンズソウルより相当早い進捗なのでやる気になり、頑張ってレベル上げしつつ買い物、マップ探索をして行くと、結局避けられない強大な敵との戦いが待っているのです。
 それまで僕はアクションRPGは脊髄反射で敵に対応して概ねゴリ押しで抜けられるゲームしかしてこなかったんですが、エルデンリングはそんな方法では対応できませんでした。
 「クソゲーだな」と思ったのは事実なんですが、洞窟散策で獣人と戦う時に何回か戦っていて、「あれ?この攻撃の後にはこの攻撃が来るんじゃない?」「この攻撃の後は3発入れるまで無防備だから、3発殴ってローリングで下がれば一方的にダメージ与えられない?」という事に気づいたんですよね。これ、僕にとっては大発見で、それまでアクション要素のあるゲームでは相手の攻撃には反射神経で対応するものという認識で、そして年齢が加算されて反射神経が劣る僕は難しいゲームは不可能、と思っていたんですが、敵の行動をできるだけ長く観察する事である程度のパターンが見えてきて、どのタイミングで近づいてどのタイミングで攻撃して、すぐにローリングしたいのをちょっと我慢して相手の攻撃モーションが発生するまで待ってから「どっちに転がる」かを判断する、というのを覚えると、一気に攻略できる敵が増えてきたのです。
 強い敵相手に何度も死にながら相手の行動パターンを覚え、どの攻撃にはどう対処して、決定的な隙ができる攻撃をさばいた後無理しない程度に攻撃を入れる、を繰り返すとかなり進むようになり、まあその後ディレイを使う敵が出てきて攻撃の「出」だけ見てローリングすると狩られるようになるんですが、それも「こいつはディレイを使う」「ローリングしないで弧を描くように横移動すると武器をしまう」というのを覚えて対処していく事で対処できるようになり、今までアクションゲームとは反射神経のゲームだと思っていた僕にとって、エルデンリングをプレイする事でアクションゲームは「相手を観察して相手の行動に応じた最適な行動を返す」ゲームであるという事に思い至ったのです。
 それまでファミコンから35年ゲームをプレイしてきて、「アクションゲーム」の定義が裏返ったのは物凄いパラダイムシフトでした。
 そして、相手を観察しつつギリギリ1回のローリングで避けられる一連の連続攻撃を近距離で避けて相手の隙に2〜3発攻撃を入れてまた間合いを取り、を繰り返して、負ける時は5分持たないで負けますが、うまく立ち回れると10分くらい戦って勝てるので、これで勝った時の脳汁が半端なく、「反射神経で勝った」のではなく、「読み切って勝った」という物凄い達成感があったのです。
 これは完全に癖になりました。

ボスの多彩さ

 そしてエルデンリングはボスの種類が多く、ボスごとにパターンがかなり違うので、あとキャラクターのビルドによっても戦い方が全然違うので、1人のボスと戦うだけで1時間〜2時間、僕の場合最悪1ボスで12時間かけたボスもいるくらいバリエーションが豊富で、とにかく飽きないんですよね。
 僕は脳筋戦士でロングソードを振り回してパリィなしの戦技霜踏みで戦っていたのでもしかしたらビルドによってはもっと楽に戦える相手も多かったのかもしれませんが、脳筋なので「避ける」「近づく」「殴る」を繰り返すためにまず相手の攻撃の出を見て何の攻撃が来るか判断できるようになるまで観察する、その後相手の攻撃の後に反撃していて何発入れられるか見る、反撃が無理なら次の相手の攻撃を待つようにする、戦技が効くなら入れられるタイミングを見て戦技を入れる、という練習を繰り返す事で徐々に勝利に近づき、いつかは必ず勝てるという素晴らしい作りに脱帽しました。

自由度

 エルデンリングは厳密にはオープンワールドではない(クローズドなマップが存在する)んですが、基本はオープンワールドなので転がる羊を追って切って倒し骨をゲットして矢を作ったり(普通肉を取って食料にしますよね)、クラフトのためのアイテムを集めたりも楽しいですし、あとイベントの数がかなり多く、僕はラニ様のイベントが超お気に入りだったんですが、色々やってみんな死んで「ああこれがフロムなのか」と嘆いたり、でもイベント消化がやめられなくて色々やってしまったり、とにかく魅力あふれるゲームでした。

エルデンリングから僕が貰ったもの

 僕はエルデンリングから、「アクションゲームは反射神経を試すだけのゲームじゃない」という事を教えて貰い、「相手の行動を観察し、対応できるものは対応し、できないものは大きめに避ける」という事を繰り返す事で必ずいつかは勝てるようになるものだ、という事を教えて貰ったと思います。
 個人的には黒き刃の長アレクトーとの戦いが自分の中でベストバウトで、飛び込みからの連続攻撃はタイミングがジャストだとローリング1回で全部避けれてしかも1発攻撃を入れるタイミングがあり、かなり苦戦しましたが倒した時の興奮は今までにない興奮でした。これ、脳汁っていうんでしょうね。もう脳汁出まくりでした。
 エルデンリングに関しては最終的にPvEの力を借りず自分の力だけでクリアできたので(物凄く苦労しましたけどね)その分物凄く満足度が高く、その後のフロムゲーも人の力を借りずにプレイするようになりました。

エルデンリング後のフロムゲーについて

 エルデンリングで「フロムゲーは面白い!」と確信を得た僕は、まず積んでいたPS5版のデモンズソウルに手を出し、その後ダークソウル1〜3を順番にクリア、その後ブラッドボーンをクリアして、SEKIROは「RPG」とついていなかったのでやめようと思ったのですが評判がいいのでやってみて「物凄く面白くてドハマリし」無事クリア、その後アーマード・コアVIについてもPS5版を買って全パターンのシナリオをクリアしました。
 今までフロムゲーをちゃんとプレイしてこなかった事が悔やまれますし、こんな凄いゲームを今まで見逃してきた事が悔しいんですが、最終的には遊んでクリアしたのでセーフかな、と思っています。
 ちょっと話がずれるんですが、ソシャゲ系の「キャラをガチャで引いてアクションでキャラを使う」タイプのゲーム(原神・崩壊3rdなど)も、フロムゲーを遊んだおかげか、とりあえずいろんなボタンを連打していれば勝てる、という遊び方から「今自分は何のコンボをしていて相手がどの動作をしているのでコンボを中断して避けるか移動して攻撃をスカさせつつコンボを継続するか」くらいの解像度でゲームができるようになってきたので、必要レベルと言うか、「とにかく連打していれば良い」ゲームではなく、一歩進んで「考えながらその場その場で判断しつつ、自分の知識内で最適解を選んで操作していく」というのが意識できるようになったので、フロムさんにはゲームの根本的な楽しさを(今更ですが)教えて貰ったと思っています。
 なので、僕はエルデンリングが大好きです。
 デモンズソウルもダークソウル1〜3もブラッドボーンもSEKIROもアーマード・コアVIも大好きです(これらは別に記事にするかもしれません)。フロムゲー万歳!

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