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新ことわざで遊ぶ辞典「地獄へ量子もつれ」

地獄へ量子もつれ
【じごくへりょうしもつれ】

【意味】似たような諺に「地獄へも連れ」というのがある。どこへ行くにも,たとえ地獄に行くのであろうと,同伴者がいれば心強いものだという意味だが,「地獄へ量子もつれ」の場合は,たとえ地獄の果てまで逃げようと追いかけてくる,切っても切れない因縁を表す。何しろ「量子もつれ」だから。ものの本によると,一対になっている量子のそれぞれを,たとえ宇宙の果てと果てに引き離そうとも,一方の状態の変化は瞬時にもう一方に伝わる。このことを「量子もつれ」というらしい。何言ってるか分かりますか。わたしは胸はって言いますけど,さっぱり分かりません。この宇宙に光より速いものは存在しないはずのに,その光速を超えて情報が瞬時に伝わるんだよ不思議だよな,ということらしいですが,そもそも「宇宙の果て」というワードが,何とも。光速を超えることの矛盾を言いたいなら,まあ,そこそこの現実的な距離で良さそうなものを,言うに事欠いて「宇宙の果て」って。そこどこ?というか宇宙に果てあるの?という,未だに解決のつかない問題にも飛び火しちゃうという。まあ,分からないなりにこの手の話大好きなんで,二重スリット実験とかもほんと不思議だよね。電子が,観測前は波の状態なのに,観測を始めた途端に粒になるという。ただ見てるだけなのに。電子よ,きみは何者だ?宇宙や量子のことを考え出すと,ほんとうに夜も眠れません。嘘です。熟睡です。

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