【昭和山不動産株式会社】補助金200万円!?大阪産業創造館へ行ってみた 起業する その2
補助金200万円!? 創業枠 小規模事業者持続化補助金のこと
不動産会社を起業しようとは思ったものの、何から手をつければ良いのか?
令和6年1月、同年3月末に大阪市役所を退職する決心をした私は、過去の記憶にヒントはないかと、考えをめぐらせていた。
そこで思い出したのが、大阪産業創造館(大阪メトロ堺筋本町駅から徒歩約5分)だ。何年か前に、産業創造館を運営している公益財団法人大阪産業局が実施している起業プログラム、「立志庵(りっしあん)」を業務の関係で見学させてもらったことがある。
「立志庵」は、有料プログラムだが、6ヶ月間かけて事業プラン作成から事業開始までをトータルサポートしてもらえる起業塾だ。
しかし、「アイデアはあるけどそれをどう具現化したらいいかわからない」とか、「最初に高額の資金を必要とする事業をする」わけではないので、6ヶ月かけてじっくり準備をする必要性を感じない。
ただ、起業にあたって何か補助金等お得な制度があるかもしれないので、念のため、産業創造館にある経営相談室に相談してみることにした。
令和6年1月下旬、産業創造館2階の経営相談室を訪れた。
相談を受けていただいたのは、中小企業診断士の先生。
その先生に、起業にあたって利用できる補助金等の支援施策はないかを聞いてみた。その内容は次のとおり(難しいことは省いて要点だけ書きます。各制度の詳細についてはHPでご確認ください)。
「小規模事業者持続化補助金(創業枠)」
補助率は3分の2
通常枠だと補助上限額が50万円だが、創業枠だと補助上限額が200万円となる。
創業枠へ申請するには、産業創造館で実施している「起業サポートチョイス創業前コース」を受講し、大阪市から「特定創業支援事業による支援を受けたことの証明書」を発行してもらい、補助金の申請に添付する必要がある。
gBizIDに登録する必要がある。
これまでの採択率は、62.5%。
「起業サポートチョイス創業前コース」
起業しようとしている人に、専門家による面談やセミナーを受講してもらうことで、起業をサポートする事業。産業創造館で実施。
「特定創業支援事業による支援を受けたことの証明書」を受け取るには、面談や対象セミナーを4回以上受ける必要があり、かつ、初回面談(起算日)から、1ヶ月以上経過している必要がある。
「特定創業支援事業による支援を受けたことの証明書」
正式には「経済産業省関係産業競争力強化法施行規則(平成26年経済産業省第1号)第7条第1項の規定による証明に関する申請書」(長い!)に、大阪市長が支援を受けたことを証明している書類である。
この書類を使えば、
①小規模事業者持続化補助金(創業枠)の申請をすることができる。
②会社設立時の登録免許税の減免を受けられる。
15万円から半額の7万5千円になる!(株式会社の最低税額の場合)
③日本政策金融公庫新規開業支援資金の貸付利率を引き下げてもらうことができる。(相談時点では0.4%とのこと)
※令和6年1月時点の情報です。変わっている可能性があります。
「gBizID」って何?
GビズIDは、法人・個人事業主向け共通認証システム。
GビズIDを取得すると、一つのID・パスワードで、複数の行政サービス にログインできる。
アカウントは 最初に1つ 取得するだけで、 有効期限、年度更新の必要はない。(令和3年8月現在)
法人で持続化補助金を申請するには、GビズIDプライムの登録(郵送申請)が必要。
面談において以上の説明を受けた私は、盛りだくさんすぎる内容にため息をついた。補助金申請って簡単ではないんだな。
しかも、持続化補助金の申請締め切りが、直近で令和6年3月14日(退職する2週間前)である。
あと、1ヶ月半ぐらいしかない‥。
私はその場で、「起業サポートチョイス創業前コース」に申し込んだのだった。
→週一回のペースで更新します。
※写真は、大正区側の千本松渡船場から西成区方面を撮影した写真です。
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