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オーストラリアで学んだ、値上げの常識〜日本でもすでに勝ち組は始めているインフレ、人的供給制約対応。あとは賃金〜

今回オーストラリアにいって一番驚いたのはサービス産業労働者の賃金の高さです。同時に、その賃金を実現するために各店舗は様々な値上げ方法を用いていて、これは日本でもどんどん導入すればいいのにな、と思ったところです。

オーストラリアは労働党が政権を持っていることもあって、労働者賃金保護の規定が非常に細かく産業別に設定されています。未だに時給1000円以上に全国で最低賃金を引き上げるのにゴタゴタしている日本では想像できないほどにしっかりと支払わないといけないので、企業は工場とかも操業に対して考え、レストランなど各店舗もその超過賃金などを価格に転嫁しています。結果として、地元で出会ったクイーンズランドで学校法人の受付事務をしている方は、休日出勤すると時給が60オーストラリアドル、日本円にして約6000円とのことでした。日給ではなく時給ですw

これらを含めて労働賃金が高くなるからこそ、それではサービス業の経営サイドでは何をしているのか。内需経済社会の成長とはなにか。非常に考えさせられることが多かったのでまとめておきます。


◯ ぐいぐい上がる最低賃金

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