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【狂犬ブックセミナー】対談「銭湯から広げるまちづくり: 小杉湯に学ぶ、場と人のつなぎ方」

昨年お誘い頂いて小杉湯にお邪魔した際に、小杉湯となりで「来年本を出すんですよ」と加藤さんから話をきいて、出たら対談させてくださいね、という約束をしていたのですが、ようやく達成できました。笑

小杉湯となり

その時のコラムは以下でまとめています。さすが成長する銭湯は普通の戦闘経営とは全く異なるなと興味深く思いました。特に銭湯って徒歩圏内市場がメインなわけですが、「知っているけど利用したことがない」という人が多く、自宅に風呂がある時代「あえて利用する理由」というものをどう作れるか、というのはとても大切。

そこをクリエイティブクラスの住民を10名、小杉湯の隣にあったアパートに招き入れ、そこから銭湯を多様に活用するプロジェクトがおこり、その仲間がどんどん仲間を呼んでというねずみ算方式で利用者が増加していく。さらに企業もそこに巻き込まれていくというところまで達し、周辺木賃アパート再生まで実現。。。とまぁなかなかおもしろいのですが、その実像がなかなかまとまっているものがなかったのです。

それをまとめたのが今回の一冊。写真や企画書なども中に入り、どういうプロセスでこの企画が回ってきたのか。うまくいかなくなる壁がいつ発生し、それをどう乗り越えたのか、がわかるケーススタディですね。

ぼやっとコミュニティ作りとかいっているだけでは動かない。民間と民間が連携し、行政が仕掛けるコミュニティスペースなんかよりも尖った面白い自立的なコミュニティがどうやってできるのか。

私が一番痺れたのは、番台で立ち話をしたあと一夜で企画をまとめて、その1枚企画書を三代目に加藤さんが提案したというエピソード。そのあたりも含めて今回の対談で話しています。

ぜひ書籍を読み、対談を見て、学びを深めてくださいませ!! これからエリアリノベーションに取り組む人たちなどには最適なケースだと思います。


○ 対談動画 約60分

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