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印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵(国立新美術館)


ウスターって、ウスターソースと関係あるのかな。

ちょっと調べるとウスター=Worcesterとは、イギリスのウスターシャー州ウスターのことだとか。ウスター美術館はアメリカにあるんだけどな。

アメリカの地名はイギリス由来のものがある(‘’ニュー‘’ ヨークとかね)から当たらずとも遠からずかな?

で、ウースターソースは英語で

Worcestershire sauce

というらしいのでやっぱり関係あるんだ。

それはともかく入場。

撮影は全作品不可。でも入口の壁画はOK。って、タダで宣伝しろってか? こういうのも増えてきたねえ。

トマス・コール《アルノ川の眺望、フィレンツェ近郊》1837年
水面に映えるゴンドラ船がきれいな他は、額縁の四隅を意味不明に埋めてるし大した事ない絵じゃんと思ったけど、近付いてみてみたら、細かく川辺で活動してる人々の様子が面白かった。

メアリー·カサット《裸の赤ん坊を抱くレーヌ·ルフェーヴル(母と子)》 1902-03年
赤ちゃんのおしりがかわいい👶
横浜でカサットを見たのはもう8年前か。(思い出深いが読み返すと誤字脱字が酷い…)

ギュスターヴ・クールベ《女と猫》1864年
もうベタベタのモチーフ(しかも女性がだいぶ残念)。クールベアニキのアカデミーに対する強烈な皮肉らしい。

ピエール=オーギュスト・ルノワール《アラブの女》1882年
オリエンタルなルノアール作品ってたまに見るが、これはゴージャスでなくあっさりと市井のお姉さんを描いてる。これいいな。今回いちばん目に止まった絵かも。こんな絵も描けるんだなって(天下のルノワールさまに向かってお前何様だ?)

ベルト・モリゾ《テラスにて》1874年
これマネおじさんが筆入れてるよね? マネ作品でよく見る妖怪っぽい顔の表現。
富士美術館所蔵だ。前に見たかも知れない。過去ブログ検索してみたが引っかからなかったけど。

こんな具合に珍しいものがいくつか見れたとはいえ展示作品が少ない。目玉もあまりない。あまり貸出させてくれなかったんじゃないか。予算の関係もあったろうし。富士美術館やら国内で調達したものも少なくない。

最後には日本人画家の作品がいくつか並べられる。すまんがこれもあまりメジャーでない方々…。私が無学なだけかも知れないけど。別にウスター美術館に収蔵されているものでもない。まあ悪いけど数合わせだよな。

これも宣伝用

いろいろと珍しいものは見れたが、企画展を考えた学芸員さんたちのご苦労が忍ばれる展覧会であった。


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