照明花華

照明器具を制作してcreema minne. で照明花華というショップ名で販売してい…

照明花華

照明器具を制作してcreema minne. で照明花華というショップ名で販売しています。 私は、生きることが下手で動物と植物しかうまく付き合えません。そんな私でも照明を制作して、生きていける事を日々証明しています。 その証明書をここに綴っておきます。

最近の記事

花は見ている。

花は見ている。飛び交う虫たちを。 花は見ている。地面を這う生き物を。 花は見ている。通り過ぎて行く人を。人を。 虫も鳥も私の前を通り過ぎて行くけれど、 人だけがとても忙しそうに通り過ぎる。 丸いものが2つ付いた物に乗っていたり、 箱のような物に入っていたりと、 とても、早く通り過ぎる脇目もふらずに、 遠い昔の事を聞いた事があるけど、 人も忙しそうではなかったんだって、 ゆっくり通り過ぎて行くときに、 たまに花を見てくれた。 話しかけてくれたり、 家に持ち帰ったり、 子供た

    • わたしのつくっているもの

      わたしが日々つくっている照明器具を紹介します。 先日、新作の薔薇の照明が出来ました。 照明の題名を考えましたが、和歌から取りたくて薔薇の和歌を探すとこんな歌が出て来ました。 私がとても感心している人の紀貫之の和歌にありました。感心していると云うのは、ちょっと失礼な言い方ですね。 うむ〜言葉が見つからない。 とにかくこんな歌がありました。 「我はけさうひにぞ見つる花の色をあだなるものといふべかりけり」 と云う歌です。この初めの5文字「我はけさ」と次の「うひにぞ見つる」のな

      • 美しいものってなんだろう?

        立夏という季節になりました。 花も咲き乱れてあちこちに溢れています。 薔薇も競い合うように咲いています。 雑草として扱われる事が多い草花でもこんなに美しい。 花屋さんで売っているような園芸品種じゃないと花じゃないのかな? 野に咲く花は謙虚で素朴。出しゃばらない、自己主張しない。多くの生き物と暮らしている。 朝日を浴びて輝いて見えます。 とっても美しいものです。 とても小さな花。うっかり通り過ぎてしまいそうでした。 ごめんね! この美しい姿を撮らせてもらった。 ありがとう

        • より小さなものに目をとめるなら、大きな幸せがやって来る!

          現代はとても忙しい毎日です。 いちいち小さな事を気にしていられない毎日です。 自由な時間は少なく、やることは多い。 楽しい事は少なく、嫌な事柄は多い。 稼ぐお金は少なく、出費は多い。 話せる友達は少なく、嫌な上司は多い。 財布の中身は少なく、欲しいものは多い。 挙げていくと枚挙にいとまがありません。 現実は厳しいものよ!!!!!!と 別に悪いこともしていないし、真面目に働いているのに、どうしてこんなにやなことが多いのだろう??? そう思うのは、それは納得がいかないこと

        花は見ている。

          今日は暦で何にあたるのか、と云えば色々な事が見えてくる、日本の暦

          日本には昔から農作業の調べ、暮らしの彩として二十四節気という一年を24に分けたこよみが使われていました。今回ご紹介するのは春の季節の一番最後、穀雨(こくう)4月20日頃から5月4日頃にかけての呼び名です。 (二十四節気についての説明は一つ前の記事をご覧ください。) この頃は農作物にとっての恵みの雨が降る季節。霜の心配がなくなり、稲代では米の苗が育つ頃です。野山の緑も濃くなり、夏の訪れを感じさせます。 季節を映す旬な言葉にはこんな言葉もあります。 *春惜しむ・・過ぎゆく春を

          今日は暦で何にあたるのか、と云えば色々な事が見えてくる、日本の暦

          花こよみ 二十四節気 晴明

          二十四節気とは、なんですか?と思われた方もおられると思いますので、 簡単にご紹介いたします。 1年を24等分した季節の呼び名のことで、立春、立夏、立秋、立冬という季節の始まりを含めた奇数番めの季節を「節」 春分、秋分、夏至、冬至などの偶数番目にあたる季節を「中気」と呼び これらを合わせて「節気」と呼んでいます。 今は、春なので春の季節にあたるものを挙げてみます。 1・立春 りっしゅん 2月4日頃  節   季節の始まり 2・雨水 うすい   2月19日頃  中気 3・啓蟄 

          花こよみ 二十四節気 晴明

          日本の色名は面白い

          前回言語についてアレコレと書きましたが、今回もその続きの様なもので色の名前の面白さを幾つか紹介致します。 以前、スペイン語を話す方々と知り合った時、赤を表す言葉にはどんな種類があるか尋ねてみました。返答は「rojo」(ロホと発音します。意味は赤)でした。どんなに薄くても濃くても、黄色味でも青味でも「ロホ」だそうです。しかし日本語で赤を指す言葉はたくさんあって、「紅、朱、茜、緋、臙」などがそうです。これらの赤い色も微妙に違います。日本人はそれを自然に使い分けて表現しています。さ

          日本の色名は面白い

          外国語と日本語

          世界の242カ国の言語の数は、7,168あるそうです。 そのうち40%は消滅の危機に瀕しているそうですが、それでも多くの言語が存在します。私自身、若い頃は(この言い方は年寄りくさい)英語の発音に憧れたものです。何でもかんでも英語にしたがったりして・・・。 5年ほど前、チリやボリビアの方と知り合う機会があり、必死にスペイン語を勉強しました。アメリカより南の国、メキシコから下側(地図上)の国はブラジルを除いて皆スペイン語を話します。ブラジルはポルトガル語。 スペイン語は勉強しや

          外国語と日本語

          いつもハズレくじばかり引いてしまうのは

          皆さんの中にも、この主題の様に感じておられる方も多いかもしれません。 「結局、私はいつも貧乏くじを引くのよ!」って・・・ 「他の人は楽ばかりして、やな仕事ばかり回ってくるの、結局私がやる羽目になって、あ〜ぁ・・・」なんでいつもこうなるのだろう? こんなことを経験されたかもしれません。 なんでこうなるのか?と言うことに切り込みますと、答えは簡単。 自分でハズレを選んでいるからです。  えっ・・・と思うかもしれませんが、ハズレを選ぶことで内心安心しているんです。いつもと同じ結果

          いつもハズレくじばかり引いてしまうのは

          私の嫌いな人の性格って?

          人間観察はついしてしまう悪い癖! あの人、やだな〜と思って。何がやなのか考えてみると自分と同じ性格なのでやだな〜と感じてしまうことはよくある事です。 その時はカッとしたりしてわからないことが多いですが、時間が経つとあ〜そうか!と腑に落ちることがよくあります。 そんな時に、自分の性格を思い知って崖から突き落とされた思いになります。ガックリしてしばらく倒れますね。 他にも、他の人の愚痴を聞いていると、初めはうん、うん、とうなずけますが、聞いているうちにそれって、あなたと同じじゃ

          私の嫌いな人の性格って?

          儲けようと思ったら、この明かりは作れまへんで!

          越前和紙の人間国宝・九代岩野市兵衛さんが自分の息子さんにいつも言い聞かせている言葉が刺さりました。 『儲けようと思ったら、この紙はできんぞ』オレは頑固な紙漉き屋です。と 私も職人の端くれとしてこの言葉に同意していますし、改めて思い返すことができました。職人はある意味でとても頑固です。自分の作っているものにこだわっています。その出来をずっと維持し向上するようにつとめています。私も常に勉強していますし。照明を使う方の意見を参考に次の作品作りに打ち込んでいます。自分の感性を信じてい

          儲けようと思ったら、この明かりは作れまへんで!

          再生

          これからの時代にはこんな事がおきますよ。

          今まで当たり前だった事がなくなって。経験したことのない出来事が当たり前になります。今から対策を!

          これからの時代にはこんな事がおきますよ。

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          待機電力と財布の重さ

          今回は家電の待機電力はどれぐらいあるのか測ります。 待機電力とはコンセントに接続された家電製品が電源OFFの状態で消費する電力のことです。 実際に自宅にあるバッテリーに繋いでどのくらい電力を消費しているかを測ってみました。 テレビの待機電力は2wで、洗濯機も2wでした。 エアコンの待機電力は・・・・・ 7wでした。ちょっと高いですね。 では、どの家庭でもコンセントをさしたまま使っていると思いますが温水便座はどうでしょうか? これも2wでした。(使用状況によって異なると思い

          待機電力と財布の重さ

          電気代の話

          今日は、電気代の話です。様々なものが値上がりしていつの間にか財布が軽くなっている今日この頃ですが・・・・ 果たして電気代はどれくらいかかっているのでしょうか? 電気代イコール照明の明かりと思い込んでいる方は多くて無駄な電気代を節約、というと照明を消すことだと思い込み暗い中で化粧している人もいます。外に出たときどうなるか知りませんよ。 なんでそう思い込んでいるのかな〜と考えていたら、照明をつけることを電気を付けると言いますね。(古い方かもしれませんが・・・) 今は灯りをつけるで

          電気代の話

          云われたとおりに電燈を消してみたところ・・・

          谷崎潤一郎先生の著書に陰翳礼讃と云う書物があります。 そこには、日本の美学の底には、「暗がり」と「翳り」がある。とあり、 日本古来の生活の中にあった美しさを現代では無くしてしまった。と云っています。そのことを「損をしている」と表現しているのです。 そして、この書物の結びにて「まあ、どう云う工合になるか試しに電燈を消してみる事だ。」としています。 そこで今回、云われたとおりに電燈を消してみることにいたしました。 まず、日中の障子紙を透かしての明かりをいくつか紹介します。 これ

          云われたとおりに電燈を消してみたところ・・・

          陰翳礼讃、読んで感じ、考えて思った事。

          谷崎潤一郎先生の著書に陰翳礼讃(いんえいらいさん)と云う書籍があります。薄暗い明かりに象徴される日本の伝統美を論じています。日本もちょっと昔までは障子がありその貼られた紙を通して光に照らされたものを見ると云う陰翳を大切にする奥ゆかしい生活習慣がありました。 この、ぼんやりとした明かりは不必要なものを闇の中に隠し必要なところに明かりをもたらした。それを利用することで陰影の中でこそ映える芸術を作り上げたのでありこれこそが日本古来の美意識・美学だと谷崎先生は主張しています。 現代で

          陰翳礼讃、読んで感じ、考えて思った事。