スピノザにおける精神と身体、そして、量子もつれと空間
スピノザの『エチカ』において、精神も、身体も、神の無限知性の中で生成されている。
精神と、身体は、その変状において、1対1に対応している。
ここで、精神と身体の間に、どのくらいの距離があるかということは、問題にされていない。というよりも、身体に変状が生じると、即座に、精神に対応した変状が生じる。逆に、精神に変状が生じても、即座に、身体に反映される。
つまり、精神と、それに対応した身体が、どのくらい離れているか、ということは、まったく問題にされていない。精神と身体は、ごく近くに