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~秋学期終了~50時間(@東京)+5か月の成果と学校に関する個人的な感想をば

ようやく秋学期が終了しました。東京で50時間勉強した後、知識はあるけどほぼ話せない(=英語でコミュニケーションをとっていた)状態から、早くも5か月。どんな状態になって、残り7か月をどうしていきたいか、今の考えを記しておきたいと思います。また、あんまりネットで掲載がなかったので、大学・語学学校の授業に関する感想も。

(1)9月の状態の振り返り

すっきり晴れて気持ちの良い青空のもと、リスボン空港に降り立ったときの興奮を今でも思い出します。コロナってことを忘れられてた時期でした。

会社のプログラムで東京で仕事しながら50時間基礎事項を日本語で学ぶプログラムに参加していたので、とりあえずホテルに行くために何を言えばいいかはわかるけど、相手の言ってることわからないし、そもそもポルトガル語を発するのがとっても恥ずかしいと思う状態からスタート。何とか勇気を出してレストランの店員に話してみるけど、すぐに英語に切り替えてしまう自分。。。

リスボン大学の授業では、6段階中2段階目のA2からスタート(※)。さすが50時間勉強していたので、A1からのスタートではなかったですが、A2の授業は全部ポルトガル語で説明(難しいときだけ英語)なので、全く聞き取れず。。。9月の授業は欧州人7割とアジア人3割のクラス構成で、みんな片言ポルトガル語話せるから、もう辛い辛い。
会話の練習中に自分だけ、「すみません、何の話をしているのかわかりません」というのがとてもつらかったです。先生から「まじか」といわれたのを今でも覚えてます(9月第2週の出来事)。
けれども、何とか試験は乗り越えて、A2は突破しました。

が。。。とても悩みました。次のレベルに行くべきか、それともあえて同じレベルの授業を再受講するか。欧州人との違いを格段に見せつけられた状態で、このまま欧州人と一緒に次のB1に行ってもやれるのかなぁと。
(補足:リスボン大学の授業に加え、語学学校の個別指導を毎日1時間受けてました。個別指導なので、A1のレベルから教えてもらってました)
(※)A1:超初級、A2:初級、B1:中初級、B2:中上級、C1:上級、C2:ネイティブレベル(=大学の授業をネイティブと一緒に受けて全く問題なし)

(2)10月~1月 いざB1へ

タイトルの通り、次のレベルに行くことにしました。理由は2つ。
・たぶんハードな環境に自分を置いた方が勉強するはず。
・A2で習った先生2人のうち、1人がとっても教え方ひどいので(泣)、この先生でもう一度は絶対習いたくない!(笑)もし先生の当たりはずれがあるなら、次のレベルにいっておいて外れた方がまだましなはず。

そして、想像通り、B1はきつかった。。。
今回は、オランダ人1人、中国人4人、ぼく、の3人で構成されたクラスだったのですが(コロナの影響でとても小さい)、中国人4人も中国の大学で数年間ポルトガル語を習ってきているらしく、みんな話せるのですよね。オランダ人に至っては、家族にポルトガル人がいるので、文法とライティングは微妙だけど、会話とかはよゆー(むしろ早口すぎて、先生でも聞き取れない時あり)。初級レベルに毛の生えた状態の僕からすれば、みんなレベル高!?!なクラスでした。

そして実際、先生の評価も
・会話、ライティング、すべてにおいて文法ミスだらけ
・単語量が少ない
というものでした。
唯一評価されていたのは、アイデア。
さすがに社会人です、一回大学出てます、与えられたテーマに対して、これまでの経験フルに活用。他の生徒はみんな年下、というより学生。質が少しでも高くなるように、調べたり考えたりしながら臨んだ結果、「文法ハチャメチャだけど、内容はめっちゃいいね」という評価を頂きました。

といっても、ポルトガル語の勉強しにきたわけです。アイデアがよいと褒められて浮かれているわけにはいきません。
プリントの予習や、単語の復習、リスニング教材を繰り返し聞く、わからないところはとにかく質問してその場で理解は必ずする。当たり前のことをとにかくする日々。

ただあまりに勉強ばっかりに目が行って、精神的につらいときがありました。いや、ポルトガル語だけを、ひたすら一日勉強するのって辛いですね。大学受験なら科目も複数あるので、気分転換に科目変更できるのですが、今回はそれができない。つら。。。11月末から12月初旬はあまりにおかしくなったので、一旦ポルトガル語から離れましたときもありました。一日ずっと日本語。。。Youtubeでお笑いをずっと見る。。。

とまぁ、ありきたりの紆余曲折を経験しながら、1月末時点の評価としては、
・文法ミスはあるけど、辞書なしである程度自分の意見を言葉や文章で記すことができる、文章を読める
・1対1のコミュニケーションであれば、聞き返すことが多いけど、何とかレスポンスできる
・ニュースやドラマはまだ30%くらいの理解
という状態になりました。

といっても9月の状態から考えれば、とっても進歩していて。今では簡単な日常会話なら英語よりポルトガル語の単語が先に浮かぶようになったので、勝手に良しとしてます(自画自賛)。

ちなみに、大学の先生からも概ね同じ評価で、B1レベルで行った努力を継続、あるいはそれ以上すれば次のレベルでも大丈夫、と背中を押してもらえました。客観的な評価なので、これは結構うれしい。

そして一番思ったのが、「集中して5か月勉強すると、意外にも語学って伸びるもんなんだな、英語ももう一度短期間やり直せばもう少し上のレベルに行けるな」という点。
語学の成功体験ってあまりなかったので、ゼロから5か月でここまで来るのかと実感できたのは励みになりました。

(3)6か月目以降の自分へ

残り7か月。何とかビジネスで使えるレベルにもっていかねばなりません。進歩はしておりますが、全く足りません。最低限、ポルトガル語圏の人との最初の雑談はポルトガル語でして、契約事項は英語、みたいにしたい。

足りないことは明白です。単語とリーディング量、そして発音

いろんな学習方法を見ていて、最後はこの3つだなと思いました。文法は小学生レベルのことを抑えられたら会話はできるので、あとは会話するための道具をとにかくそろえなければならない。そのために、単語が必要で、単語の使い方を学ぶためにインプット(=リーディング量)を増やすべきで、自分の伝えたい単語を正しく伝えるために正しい発音を自然に発せられるようにするべき。

そして、今自分の周りにいるすべての人(先生、ホストファミリー、友達)からおすすめされているのが、音読。

めっちゃ古典的。けど、みんなそれが一番効果的といいます。みんなが言うのでそうなのでしょう。1日1回は最低、大きな声で読もう、うん。

(4)各学校の評価(5か月目時点)

ちょっとトーンを変えて、学校の振り返りをします。

①リスボン大学の語学授業

・まずもって先生に当たり外れがある。
基本的には良い先生が多いけれども、たまに外れの先生がいます。この時は自分で学習がんばるしかないです。
ちなみに、B1で習った先生2人はとてもよかったです。語学と文化の知識も豊富、ライティング添削も丁寧で、正直のこの2人の先生だから伸びたのかなと思ったくらいです。その他にも、市販されている教科書の執筆者が授業を持っていたりするので、先生のレベルは高いと思います。

・テキストは先生によって異なる。
A2は教科書を使って授業、B1は大学が作成したプリントに従って授業。但し同じレベルにいて、他のクラスだった友人に聞くと、全然違うプリントや教科書を使ったりしているので、ほんとにそれぞれ教え方が違うんだなという印象です。

・テキストの質は高い。
特にB1では、各テーマごとに良質なリーディング文章、勉強になるYoutube動画やニュース動画が使われていて、ポルトガル語だけでなく、知識としても、とても勉強になりました。

・コロナパンデミックのおかげ?で対面授業の生徒は6名。普段は10名以上。
僕はA2のとき10名、B1のとき6名だったのですが、6名くらいがちょうどよかったと思いました。ということは、普段の授業だと、また印象変わったのかなと思います。尚、オンライン授業は未経験なので、ちょっとわからないです。

②語学学校(CIAL)の評価

・先生の教え方が画一的な可能性が高い。
これは仕方ないのかもしれないのですが、基本的に教科書に従って授業するのを好む先生が多いです。僕個人としては、語学学校の個別授業は自分の弱点補強の位置づけなので、ただ教科書通りやるよりは、自分の苦手な部分を見抜いてもらって、それを矯正してもらうやり方がよいなと。
一人だけ、「僕の足りないところは発音だから音読しよう、あと毎回の授業で日記を書いてそれをその場で添削するのがよいと思う」といってくれた先生がいて、その先生を今継続してます。
もちろん個別授業なので、自分の意見を言うことはできて、先生もそれに合わせてカスタマイズしてくれるのですが、自分で言わない限り教科書通り進めると思った方がよいかなと思います。

・テキストは市販のもの。
文法に関する独自プリントもあり。語学学校の先生の一人が執筆者みたいなので、そのテキスト使ってます。文法の復習には独自の演習プリントがありました。ただこの演習プリントは先生が添削することが前提なので、自習には向いてないです。その他、必要に応じて市販のテキストを引っ張り出してくれました。

・語学学校ならではのアクティビティがある。
もはやこれにお金払う価値ありと思うのですが、街歩きやクリスマスケーキ食べたりと、イベントを用意してくれるので、これはありがたいなと思います。やはり一人で異文化体験するには限界があり、大学では提供されていないので、その点は良いなと思いました。


つらつらと色々書いてきましたが、継続して、気づいたこと、学んだことを書き溜めていければなと思います。
あ、そうそう、日本ではあまりNoteとかブログとか書いてこなかったのですが、気づいたこと、自分が覚えておきたいことをこうやってNoteに書き留めておくと、自分の長期記憶につながるなってすごく実感します。ポルトガルにいるいない問わず、これからもアウトプットは続けます、うん、がんばろう。

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