見出し画像

CXDIVEのイベントの雰囲気ーCX DIVE 2019 AKI イベントレポート(1)ー

こんにちは。Web広告会社でグロースハッカーを名乗ってる岡部翔太です。

2019年10月25日(金)に行われた株式会社プレイド社主催のCX DIVE 2019 AKIというイベントに参加してきました。
今回は3部構成でイベントレポをnoteにまとめたいと思います。

第1部はCX DIVEというイベントの雰囲気について紹介したいと思います。

CX DIVEとは?

CX DIVEとはCX(顧客体験)プラットフォーム KARTE(カルテ)を運営している株式会社プレイドが主催する、最先端のCXを学び・体験できるカンファレンスです。
他のカンファレンスとの大きな違いは、過去の成功事例やTipsを聞くのではなく、"CXに宿る思考や感情にDIVEする" "登壇者と参加者が共にCXの「うねり」に没入し思考する" ということに重きを置いているという点です。

他のカンファレンスだと、中には宣伝のようなセッションや営業につなげることを目的とした展示ブースがありますが、CX DIVEでは少なくとも自分はそのようなセッションやブースは無いと感じました。

登壇者も出展者も参加者も主催者も、みんながCXの体験にDIVEしている。

そのような体験が出来るように、展示ブースではなく「体験コーナー」と称し、様々な顧客体験が実際にできるエリアとなっています。さらに展示だけでなくプレゼンテーションも実施、更に参加者同士の交流のためのデジタルラウンジ「Hello! CX DIVE」というコミュニケーションツールが用意されており、CX DIVE自体のCXが高まるようなイベントとなっています。

画像1

今回のCX DIVEのテーマ Consummatory

「コンサマトリー」という概念がある。
行為に目的や手段としての価値を見出すのではなく、行為それ自体を楽しむ、という発想だ。
(中略)
"活動それ自体を楽しみ、心を踊らせる。同時に他の人の楽しさをも尊重し、自分も他者とともに心踊らせている。"

自分の人生振り返ってみると"コンサマトリー"に生きてきた時代が長かったなと思いました。今回のCX DIVE 2019 AKIではコンサマトリーを追求して新しい体験を生み出し、そして他社に波及させていっている一流のプロフェッショナルの話や、コンサマトリーが生んだプロダクトを実際に肌で感じることが出来ました。(セッションの詳細は後日別noteで書きます)

入場はKAOPASS

画像9

カンファレンスの入場は事前にQRコードを印刷するなりスマホに保存するなりして、会場についたらカバンをガサゴソ漁ってQRコードを取り出して入場するという流れが一般的です。(自分も含めこの流れになんの疑問を抱いたことが無いと思います。)

CX DIVEでは入場時から新たなCXを提供してくれます。その名もKAOPASS。タブレット端末に顔を読み込ませれば入場完了。実際に当日も強い雨が降っており、右手にカバン・左手に傘と両手が塞がった状態でしたが、KAOPASSでそのまま入場受付完了しました。

画像10

ワクワクする会場の雰囲気

今回から4Fと5Fを使って2つのセッションルームと、プレゼンルーム+体験コーナーがイベントの会場となっていました。場所ごとに会場の雰囲気も違っていて、会場に入るだけでワクワクするような作りでした。

体験コーナーまとめ

過去3回のCX DIVEと比較して、今回のCX DIVEで一番進化が著しかったと感じたのは「体験コーナー」です。出展ブースの数が増え、いろんな方面のCXを体験出来たので楽しめました。体験コーナーを全部回りたいと思い、急遽一つセッションをキャンセルして、体験コーナーを回る時間に当てたくらいです。

今回回った体験コーナーの一部を抜粋して紹介します。

cafe no. ポッピングボバ

画像2

タピオカに変わる新世代飲料とじわじわ話題になっているポッピングボバです。ミルクティーではなく甘めのレモネードみたいな飲料に「でっかいいくら」「硬めのぶどう」と例えられるような丸いプチプチが入っていました。

ちなみにこの記事によると韓国で話題となっているようで、昨今の流行の流れを汲むと来年あたりには流行ってきそうですね。

ベースフード BASE BREAD

画像3

一日に必要な栄養素の1/3(=一食に必要な栄養素)が含有されているBASE BREAD。前回に引き続きの出展ですが今回もいただきました。ブランパンのような味と食感で、スーパーフードであるチアシードが中に入っているとのこと。現在はD2Cとして通販でしか入手できないようなので、個人的にはコンビニとかで手に入ると嬉しいなと思いました。

パンフォーユー

画像4

パン界隈が2社出展。こちらは会社の福利厚生としてパンを提供するパンフォーユー。独自の冷凍技術でレンチンするだけで焼きたてのパンの食感を味わえる、そして各地のパン屋さんから厳選されたパンがあるということで、お菓子の代わりになるようなサービスだと思いました。個人的には朝食として会社が提供してくれたら嬉しいなと思いました。

Because, WINE SERIES

画像5

ラベルに上の画像のような情報が書かれており、ワインの"ストーリー"を楽しむことが出来るワインでした。「飲み比べてみれば違うのは分かるんだけど、何が違うのかは説明できない」を言語化できるプロダクトでした。

SAKE100

画像6

ワインには1本何十万円、何百万円もする高級品はあるが、日本酒には無い。そういう日本酒があっても良いのではないかというコンセプトとのことです。画像の現外という商品は、阪神大震災でダメになった日本酒をダメ元で熟成してみたらすごくおいしくなってきたため、現在商品化されているとのこと。何年熟成するのが一番おいしくなるのかも分からないため、同じ現外でも2019年に発売された20年モノと、5年後に発売されるものとでは味わいは違うようになるとのこと。1995年の日本酒なので、全く同じものを増産することは出来ないため、これからプレミアものになるかもですね。

ALL YOURS

画像7

「着ていることすら忘れてしまう」をコンセプトのALL YOURSがなんと試着会を実施してました。パーカーもジャケットもスラックスもジーンズも、本当になんにも着てないみたい、なんにも履いてないみたいな感覚なんです。お客ではなく「共犯者」。顧客を共犯者と定義するALL YOURSの服作りに触れることができ、自分もALL YOURS一緒に共犯者になりたいと感じることができました。

資生堂 Optune

画像8

肌に合う化粧品を選ぶ時代から、化粧品が肌に合わせる時代へ。
スマホのカメラで肌を撮影し、その日の肌の状況・天気などの外部環境や体調等に合わせた化粧品を自動的に調合して使えるというプロダクトです。化粧品ってどれくらいの量を塗れば良いかって表示が曖昧(500円玉大etc)だったりするのを解消するかつ、サブスクリプション型なのでケチケチせずに化粧品を使える、肌に合わせた化粧品を自動的に適量出してくれるという新しいCXを体験できました。

iSandBOX

いわゆるAR砂場。砂の高さをKinectで読み取って、それをマッピングするというのが既にオープンソースで公開されているとのことで、それにどんな機能や付加価値、マーケティングを行なっていくかがこれからのAR砂場の課題となるとのこと。このiSandBOXは砂場を使ったゲーム機能や、動画にも撮った水は上から下に流れるといった物理の勉強にもなるようなコンテンツを盛り込んでいます。公園の砂場が汚い等の理由で撤去されてしまう中で、綺麗かつ先進的なプロダクトで、実際にiSandBOXを展示した場所では子供よりも夢中になる大人が続出とのことです。

まとめ

CX DIVE会場全体の雰囲気や体験コーナーで体験出来るプロダクト等、準備する側や出展者側が「コンサマトリー」であると伝わってきました。そのコンサマトリーが参加者である自分まで伝わってきて、CX DIVEの会場にいる間は自分もコンサマトリーにカンファレンスを楽しめたと思いました。

次回のCX DIVEイベントレポート(2)では、実際にコンサマトリーを追求している一流のプロフェッショナルたちが登壇したセッションをまとめたいと思います。


この記事が参加している募集

#イベントレポ

25,984件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?