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ヘッドフォンが壊れたので魔改造してみた

愛用のヘッドフォンが壊れた

オーディオテクニカのATH-AD700というオープンエア型のヘッドフォン。かれこれ15年近く使ってました。当時2万円前後だったかな?社会人になりたての自分にとっては中々の大きな買い物だった記憶があります。音質も自分好みですが、何より長時間装着してても全然疲れない快適さ。曲作成の時はほぼこれを使ってました。

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そんな愛機がついにケーブル断線したようで片耳から全く音が出なくなってしまいました。

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正直、新しいものを買うのは容易い。
実際翌日には前から欲しかったソニーのノイキャンヘッドフォンを買ってしまいました。(ちなみにこれ、すごく良いです。)

だけど、長年愛用したヘッドフォンなのでさっと捨ててしまうのも忍びない。コネクタの修理なら以前やったことあるしやってみるかなと思ったんですが、いっそコネクタが本体側についてるケーブル着脱式にしてリケーブル仕様にできないかと思い、壊れてなんぼで改造してみることにしました。

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↑こんなやつにしたい

はじめに

当然自己責任で。自分は修復不可能になっても構わないぐらいの気持ちでやりました。
あと新型コロナで配送が大変な中、ある意味しょーもない個人的趣味の部品を翌日には届けてくれるいつもの配送のお兄さんには超感謝です。

揃えたもの

・ケーブル
当然必要です。ここはひとつ高名な「BELDEN 88760」を使いたいと思いプラグ付きのものを購入しました。

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・ミニプラグ
本体側に取り付ける取り付け型のプラグです。

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・はんだごて
・グルーガン
この辺は元から持っていたものを使用。
はんだはオーディオ専用とかもあるらしいですけど、今回は一般的なもの使ってます。


・交換用のイヤーパッド
純正品のストックが一つあったのでついでに今回交換。
純正品は既に売ってないと思うので、次買い替えるときはサードパーティー製品を使う予定。

・工具(ドライバー、ニッパーなど)

家にあるやつで。自分はミニ四駆用の工具使った。

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分解開始

イヤーパッドを外します。ネジが4点とまっているので精密ドライバーで外します。

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中はこんな感じ。ちなみに中のスポンジが加水分解してボロボロになってたので、後で左右とも取っちゃいました。

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思い切ってケーブルを切断。

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ケーブルをニッパーできれいに剥きます。

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この色・・・どれが右(R)、左(L)、アース(GND)なのかさっぱりわからん!
とりあえず銅線を剥きだしにします。

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銅線をパーツに巻き付けて、PCから出音してどれにつなぐのが正しいのかチェック。出音が左右逆にならないように、再生ソフトでパンを左右に振って正しいことを確認。

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上からこの順番が正解でした。

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はんだづけ。そんな得意ではないので汚いのはご愛敬。

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ここでグルーガン。強化&干渉しないように樹脂で固めます。これも得意じゃないから汚いけど機能果たしてればよいので。。。

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元々ついていたゴムチューブを引っこ抜いて(結構固い)、そこにコネクタをはめます。

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まるで純正品かのようにぴったりはまった!これはバリテンションあがる!

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あとは元通りに閉めて、ネジをとめます。

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完成

イヤーパッドも新品に変えて完了。ケーブル無いのは斬新だ。。

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聴いてみる

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早速BELDEN 88760で繋いで聴いてみる。

・・・おー、これはすごい!
音がダイナミックに、かつ解像度が細かくなった!
あると思ってなかったモヤが一つ取れたような感じ。
もちろん装着感は変わらず。


ケーブルだけでこんなに生まれ変わるとはびっくり。

感想

作業時間は2時間弱。
音が良くなったのはもちろん、手間をかけたことで
更に愛着が沸いてしまいました。
無茶かもしれないけど20年、30年と使い続けられるとよいな。

以上。

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