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【読書記録】転職の思考法 〜転職は人生も社会も変える〜

▪️いつでも転職できるような人間が、
 それでも転職しない会社が、最強
▪️being型の人間にとって、好きなことは、
 見つけるものではない、見失うものだ
 「夢とは新たに見つけるものじゃない。
 ここに至るまでに、見失うものだ」

『はじめに』

「転職」。
日本は長く終身雇用が当たり前だった。
だから今でも転職はイメージが悪い気がする。
離婚と同じようなイメージだろうか。
失敗のイメージ。
転職って人生を賭けている。
挑戦して、新しい何かを求めてる。
それって幸せを求めていると思う。
リスクを負って、幸せを掴みにいく。

転職が成功すれば、その個人も、会社も、
そして社会も良くなっていくと、
本書では語られている。
だけど転職は大きなリスクを背負った賭けでもある。
しっかりした準備は必要不可欠。
本書でそれを学ぶとができる。

この本は転職したい人だけが読む本ではい。
転職したい人、
転職した人と一緒に働く人、
転職を受け入れる会社の人、
転職で人材流出している会社の人、
周りに転職を考えてる人がいる人、
つまるところ、多くの人に役立つ。
この本に書かれていることは、
人生を考える思考法だから。

どうか、転職する人を今までの常識、
風土、自分のバイアスだけで判断せず、
応援できる人、正しくアドバイスできる人
で在りたいと思う。

『プロローグこのままでいいわけがない。だけど…』

「自分の市場価値(マーケットバリュー)の測り方」

業界の生産性(一人当たり)
  ×
人的資産
  ×
技術資産

給料の期待値(箱の大きさ)は、
三つの要素の掛け算で決まる。

転職に必要なのは、情報ではなく
「思考法」である。

転職に恐怖を感じるのは、人生で初めて
何かを手放すからだ。
人生初めての意思決定。

「漠然とした不安」
本当に何もできない大人になっていくのだろう。
会社にしがみつき、業績悪化で退職、
プライドが高く転職先でもうまくいかない、
年収は下がるばかり…
都会から消えていくサラリーマン。
そんな風に自分もなっていくのか…

『仕事の「寿命」が切れる前に、
伸びる市場に身を晒せ』

○STEP1 自分のマーケットバリューを知る
キャリア20代 専門性
キャリア30代 経験
キャリア40代 人脈
が重要。
技術資産
どんな会社からも必要とされる、
 高い技術を持った人間

 価値のある技術をどれくらい持っているのか。
 技術資産は専門性と経験でできている。
人的資産
どんな人間とも仲良くなれ、
 かわいがられる力も持った人間。

 人脈を持つこと。
 人的資産は、年をとるにつれ重要度が増していく。
業界の生産性
平均一人当たりどれほどの価値を生み出しているか
 一人当たりの粗利。
マーケットバリューは業界の生産性に、
 最も影響を受ける


STEP2 今の仕事の寿命を知る
仕事のライフサイクル
①ニッチ   イスの数は少ないが、替が効かない
②スター   人が足りない状態
③ルーティン 機械化などシステム化
④消滅    イスの数は少なく、誰でもできる仕事。
紙の広告代理業は消えつつある。
仕事は生まれては消えを繰り返している。
自分の仕事が①ならエスカレーターは上向。
③なら下向き。
マーケットが縮小している時、
負けているのは自社だけじゃない。
競合も利益をすり減らしている。
伸びているマーケットに身を置くことが重要なのだ。
衰退している事業での経験は、無効化する。
伸びている業界に身を置くことは、
それだけで価値がある。
自社だけでなく競合も含め、
全体的に利益を落としているのは、
マーケットが縮小している証。

STEP3 強みが死ぬ前に、伸びる市場にピボットする
「他人が作った船」に、自分の人生を預けるな。
ピボットは路線を変える、方向転換の意味。

伸びるマーケットを見分ける2つの方法
複数のベンチャーが参入し、
 各社が伸びているサービスに注目する

既存業界の非効率を突くロジックに着目する
価値のあるものとないもの
は、
長い目で見ると逆転することが多い。
若い頃から馬鹿にされてきたが、
それでも価値のあることをやい続けた人間は、
いずれ輝き出す
本当のダイヤモンドは、
周りは馬鹿にするが、
理屈から考えて正しいことにこそ、眠っている

「才能は不平等、ポジショニングは平等」
ポジショニングは平等だ。
なぜなら、「思考法」解決できるからだ。

STEP4 伸びる市場の中から、ベストな会社を見極める
「働きやすさと、マーケットバリュー、どちらをとるか」
会社選びの3つの基準
マーケットバリュー
働きやすさ
活躍の可能性
マーケットバリューと働きやすさは相反しない。
活躍の可能性を確かめる3つの質問
①どんな人物を求めていて、どんな活躍をしているか。
②今一番シャニで活躍し、評価されている人は
 どんな人物か。なぜ活躍しているのか。
③自分と同じように中途で入った人物で、今活躍している人は
 どんな社内パスを経て、どんな業務を担当しているのか。

「中途出入り会社と新卒で入るべき会社の違い」
中途を重宝できるカルチャーがあるか。
自分の強みが会社と一致しているかどうか。



『「転職は悪」は努力を放棄した者の言い訳にすぎない』


転職が悪だというのは、
新たな選択肢を手に入れる努力を放棄した人が発明した、
姑息な言い訳にすぎない。
人間には場所を選ぶ権利がある。
転職は善なんだよ。

会社にしがみつくのか、
自分で自分の場所を選ぶ勇気があるのか。

『あなたがいなくても、確実に会社は回る』


転職後期に生まれる不安。
「今の会社に残ってもいいかも」という迷い。
その時は転職の目的に立ち返ること。
マーケットバリューと給料は時間差で一致する。
今の給料が赤くても迷ってら、
未来のマーケットバリューを選べ。

パートナーが転職に反対した時。
①ロジックを固める
 なぜ転職するのかをできる相ぎり説明すること
②共感してもらうこと
 お互いが理解できるレベルで理解できる言葉や
 比喩を使って伝える。
③信頼(最後は信じてもらうこと)
意思決定とは、一番情報を持っていて
一番コミットしている人間がやるべきなんだ。

『仕事はいつから「楽しくないもの」
になったのだろうか?』


転職の思考法」を教えることと、
潰れかけの会社を立て直すことには
共通の目的がある。
働く人が嘘をつかず、
正しいことを正しいと言える環境
を作ることだ。

時代はやりがいを求める人間に味方している面もある。
「もし給料が半分になっても今の仕事を続けますか?」
大半の人はノーと答え転職する。
人間は結局、単にお金に買われている。
なぜ給料が安くてもウェディング業界や美容師、
テレビ業界などに希望者が絶えないのか?
仕事がクリエイティブでやりがいを感じやすいからだ。
もし働くてもいいのなら、どれを選ぶ?
①仕事として好きなことを続ける
②仕事は最小にして趣味に打ち込む
③嫌々ながら今の仕事を続ける

近い将来、嫌々仕事をしている人が①か②へ大移動する。
だが嫌々仕事をしていた人が、
いきなり好きなことを探すなんて至難の業だ。
これがこれからの時代だからこそ、
「好きなこと」が重要な理由だ。

「ほとんどの人に“やりたいこと”なんて必要ない」
成功している人間の使う言葉。
仕事を楽しむ人間が使う言葉は二種類に分けられる。
・to do(コト)に重きを置く人間
 何をするのか、で物事を考える。
 明確な夢や目標を持っている
・being(状態)に重きを置く人間
 どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視する。

99%の人間がbeing型なんだ。
99%の人間は「心からやりたいこと」という
幻想を探し求めて、彷徨うことが多い。
なぜなら、世の中に溢れている成功の哲学は、
たった1%しかいないto do型の人間が書いたものだからだ。
そもそも多くの人にとって、心からやりたいことなど必要ない。
なぜなら、「ある程度やりたいこと」は必ず見つかるからだ。
being型の人はそれでいい。
何を重視するかとうい価値観の違いであって、
妥協ではないからだ。
being型の人間にとって重要なのは、
「やりたいことより」も「状態」なのだから。
状態は2種類ある。
RPGゲームで考える。
自分の状態
 主人公は適切な強さ
環境の状態
緊張と緩和のバランスは心地よいか

being型の人間にとって重要なのは、
主人公である自分が環境に対して
適切な強さであるかどうか。
強さとは、マーケットバリュー。
会社が潰れても生きていける強さ。
つまり、仕事を楽しむためには
「マーケットバリューがある程度求められる」
「求めらめるパフォーマンスとマーケットバリューが
 ある程度釣り合っていること」
必須条件なのだ。
だが強さとは一つの側面でしかない。
being型の人間にとって、もう一つ必要なものがある。
自分への信頼だ。
信頼とは自分に嘘をつかないことだ。
自分を依頼にならない選択肢を選ぶことだ。
主人公である自分を好きになれなければ、
どんな敵を倒しても幸せには繋がらない。

仕事も一緒なんだ。

「仕事の楽しさは緊張と緩和のバランスが決める」
テストに頑張り、テストが終われば解放される。
そのバランスが緩くなりすぎたり、
キツくなりすぎているのなら、
ゲームを変えるタイミングだということ。
悪い気緊張が10以上あるなら、職場を変えた方がいい。
良い緊張が3未満なら、新しい業務や難しい業務に挑戦する。

★being型の人間にとって、好きなことは、
 見つけるものではない、見失うものだ

夢とは新たに見つけるものじゃない。
ここに至るまでに、見失うものだ

being型の人間が好きなことを見つける方法
①他の人から上手だといわっるが「自分ではピンとこないもの」
 から探す方法
②普段の仕事の中で「まったくストレスに感じないこと」
 から探す方法。

好きなことを見つけたら、それを自分のラベルにする」
自分だけのキャッチコピーのようなもの。
ダサくてもいい、質にもこだわらない。
何枚でもいい。
人に見せるものじゃないから。
「心に言葉の燈を灯す」
「価値のあることをやい続けた人間は、いずれ輝き出す」

そうしたら、そのラベルがより強固になる仕事を選んでいく。
判断軸にする。

『転職の本質』


今の会社では活躍できなかたとしても、
違う場所で輝ける人は本当にたくさんいる。

転職を阻害するのは、現実的な危険ではなく、
ほとんどが見栄か恐怖。

選択肢が失敗かどうかは、あくまで事後的にしか分からない。
だからこそ、失敗につながる唯一の条件は
「覚悟を決めるべき時に覚悟を決められないこと」

転職が当たり前になれば、選択肢を手に入れた「個人」は
より自由となり、社員を惹きつけようとする「会社」は、
より魅力的になる。

仕事が本当に楽しいと思える日は来る

『読書感想:転職して良かった』

僕は転職を3回している。
全て本書を読む前。
正直2回は失敗している。
3回目の時、本書ほどではないが、
自分何なりに本気で考えた。
本書に通じることが多かった。

仕事にやりがいを求めて良かった。

自分が強くなると、仕事が楽しくなる。
まさに緊張と緩和のバランスが取れていると感じる。
いい会社はまさにそこがうまく、いつでも転職できる人が
転職しないで働いている。
また、転職した人が戻っていきて活躍もしている。
転職経験ある人が出世している。
そうやって気持ちの良い風が社内を吹いている。
もちろんいいことばかりではない。
まだまだ仕事で悔しいことばかりだ。
だから読書をして、アウトプットすることに決めた。
成長や成果が見えてくるのには時間がかかる。
だから努力のつもりで、趣味のように続けている。
だけど、本当にこのままで何か変わるのか?
不安がないと言ったら嘘になる。
成功者は語る。
良い習慣の継続が成功をもたらすと。

「価値のあることをやい続けた人間は、いずれ輝き出す」

それを信じて、とにかく継続しようと思う。
失敗してもいい。
楽しいから書くのだ。
誰かに届いたらそれはご褒美。
思考回数を増やしながら、書いていこう。

それではこの辺で。

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