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環境の力

こんばんは。
早いものでロンドンにきてから3週間弱が経過し、すでに2軒の短期滞在先を経て今は3軒目のAirbにいます。
毎回両手で50キロの2つのスーツケースを持って移動するのでなかなかハードですが、これも旅人っぽくて良いな、なんて浸ってます。(旅人はもっと身軽)

2つで50キロのスーツケース持ってバスで移動中。体幹使って集中してないと発進と停車の時危ないです。



何年どころか何ヶ月そこに住むのか分からない状態で、何をどれだけ日本から持っていくのかというパッキング問題は、ドイツに行く時も経験しましたが、未だ最適解は見つかってません。

僕の場合は洋服とスニーカーを極端に偏愛しているので、2つのスーツケースのうち1つは洋服とスニーカーで埋まります。

スニーカーや洋服の選考基準は、基本的に現地の気候や季節、重量などのコンディションを考えてセレクトするので、連れて行きたくてもどうしても連れて行けないスニーカーや革靴、洋服があります。

愛するスニーカーや洋服に選考外を告げるのは辛い作業で、選手に選考外を伝えるサッカーの監督になったような気分です。

あとはサッカーの用具(本来メイン)と下着などの日用品で全部埋まり、基本的に日本食
等は食べ切ってなくなった時の喪失感に耐えられないので持って行きません。(最初からなければ覚悟が決まる)

以上、イレギュラーすぎて誰の参考にもならないパッキング問題でした。

さて、苦戦していたロンドンでの家探しですが、渡英してから知り合った方に家を紹介してもらい、なんとか今月の半ばから住む家が見つかりました。
協力していただいた皆さんありがとうございました。
国内で旅するくらいのテンションで何も決めずにイギリスに来てしまったので(舐めすぎ)、結果家が決まるまでの期間の滞在費(ホテル代だけ)30万くらいかかってしまいました。
ロンドンのホテルやAirbは高いので、渡英予定の人は事前にしっかり家探しをすることをお勧めします。


2軒目のAirbめちゃくちゃ良かった

余談はこれくらいにして、今日の本題である『環境の力』について書きたいと思います。
環境を変えることで得られるものはたくさんありますが、今日は英語力に関して書こうと思います。
結論からいうと、イギリスにきてまだ3週間ですが既に英語力が伸びたな、と感じます。

特に相手に対するレスポンスがかなり良くなったと思います。

リスニングに関しては、ずっとアメリカ英語の教材や動画で勉強していたので、まだイギリス特有のアクセントに慣れず、聞き取れないこともありますがそれも時間の問題だと思います。
以前はドイツにいて僕はドイツ語が話せなかったので、普段から意思疎通をとるのが結構大変だったんですが、イギリスに来て英語で生活して、言葉が通じるということが、これほど心理的ストレスを軽減させるんだな、と実感しています。

既に英語学習を始めて5年近く経つので渡英前の僕の英語力は、ビジネスで使えるほどかどうかはわからないけど、かなり喋れる状態ではありました。
しかし、これ以上英語力を伸ばすためには日常的に英語環境に身を置くことで、「これが言いたいけど、言えなかった」という状況の改善サイクルを常に回し続けることが必要だと感じていました。

実際今その状況になり、改善サイクルを回すことで、この3週間だけでも思ったことが言えないという状況が少なくなったように感じます。

やはり、環境が与えるものは偉大だなと感じるし、何かを学んだり得たいものがあるなら環境を変えるのが一番手っ取り早いと思います。

以前に読んだ『13歳からの地政学』という本に書いてあって、僕がもともと感じていたことでもあったんですが、ヨーロッパの小国や、アジアで言えば韓国やシンガポールなどの人口が大国と言えるほど多くない国では、国のトップも複数言語を話せるマルチリンガルが多く、経済的にも内需だけで経済規模が小さすぎて完結することができないので、最初からグローバルに展開しようとします。
BTSなどのKPOPアーティストが世界的に活躍できる理由の一つではないかと思います。

29歳の僕が読んでもめちゃくちゃ面白いです。


自国の言語だけでは外向けに売り出すことができないので、国民も複数言語を話すことができるように教育され、多文化に幼少期から触れることで、海外に出ることに対しても日本人ほどのハードルはないのではないかと感じます。
僕の経験上、特に東欧諸国(クロアチアやボスニア、セルビア)の人たちは、若い世代であればほとんどの人が自国以外の言語を話すことができるし、5カ国語話せるという人も珍しくありません。
要するに身につけなくてはいけないから身につけるのです。

日本も義務教育過程で英語を習いますが、実際に英語でコミュニケーションをとることができる人が少ない理由は、使わざるを得ない環境にいるか、いないかの違いが大きいと思います。

アメリカや中国、日本などの大国に住む人は地理的な理由もありますが、自国内の経済規模が大きいので海外に出る必要がないから、多言語を使う必要がないです。

日本という国は現時点では、外から見れば経済的にも人口的にも自分たちが意識するよりも、大国と呼ぶにふさわしく、人口で言えばヨーロッパに日本より人口が多い国はありません。
しかし、人口の推移や経済状況を考えるとこれからずっとその状態を保ち続けるのは難しいかもしれません。

だから、自国以外の文化に実際に触れ、理解することは、何か新しい商品を開発する為にも大切になってくると思うし、自国以外の言語を学ぶことも必要になってくるはずです。

英語が必要になる機会も今まで以上に増えるのではないかと思います。

しかし、他言語の習得には多大な時間がかかりモチベーションを保つのに苦労する人も沢山います。

そういう時は環境を変え、それをやらなきゃいけない環境に身を置いてしまうのが1番簡単だと思います。

やらなきゃいけない環境に身を置くというのは、もちろん痛みを伴いますが、痛みを伴わずして得るものに価値はないし、そうやって身についたものは定着するはずです。

そしてずっとそれをやり続けると、環境を変えるストレスやうまくいかないことに対するストレスが段々と薄れてきて、些細なことに動じなくなり、自分にとって何が必要で何が必要じゃないかを感じる勘のようなものが身につく気がします。

もし環境を変えることで自分が失いたくないと思っているモノやプライド、関係性や仕事があったとしても、失ってみたら意外なほど大したことなかったと思うことがあると思います。
それらから解放されて新たな環境で自分ですら想像できていなかった新たな自分を拓くこともできると思います。

教会で毎週行われてる無料の英語イベント
様々な国の人と交流できて楽しいです。



だから、もし何か壁にぶつかったり停滞しているなと感じる人は、恐れず環境を変えてチャレンジしてみてほしいです。


毎回になりますが僕のブランド『CLUB SARCASM』のチェックもお願いします。
今回のFWで出した裏毛のスウェットは前面に「PAIN KILLER ADDICT」の文字が起毛したような質感が特徴のフロッキープリントでプリントされていて可愛いです。
直訳すると「痛み止め中毒」で怪我ばかりで痛み止めを飲まずにプレーできない時期があった僕にぴったりの可愛いデザインです。
背面にも「SARCASM」の文字がプリントされてます。
健康な人もロキソニン頼みの人も是非着てもらいたいです。



3週連続投稿にも関わらず、こんな真面目な文章を3000字も書いちゃいました。(偉い)
ここまで読んでくれた皆さんありがとうございます。
必ずフォローしてください。
ではまた。

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