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数年ぶりに推しに会えたはなし

この4月に本当に久しぶりにEXOに会いに行きました。

「EXO-L-JAPAN presents EXO CHANNEL “THE BEST”」に行ったのです。

EXOは箱推しでまるっと全員大好きですが、今回は推しのチェンくんの話をします。

最後に推しに会ったのは、2019年10月19日「EXO Planet #5 – Exploration」の大阪城ホール公演以来、実に3年半ぶり。
この時すでにシウミンとギョンスは兵役へ行っていたので、8人が揃った姿を見たのは本当に久しぶりでした。

そんな長い空白期間を超えてようやく訪れたファンミーティングの日。
正直すごく緊張していました。


緊張の理由

EXOを好きになったのは2015年、高校三年生の時でした。
2年間の受験生活も、すごく忙しかった大学生活も、いつだってEXOの音楽やステージに支えられていました。
EXOを通じて、大好きな友達もできました。
アイドルにここまでハマるのも初めてだったし、彼らはいつだって私の光でした。

そんな中、私の一番大好きな人が結婚し、兵役へ行ってしまいました。
と同時に、コロナ禍となり、少しグループから離れてEXOの無い生活を送っていました。
その間に私は宝塚にはまったり、NCTにより熱狂したり、寂しくならないようにEXOの曲からも離れていたように思います。

最愛の推しチェンくんの結婚は本当に衝撃でした。
彼が誰かと家庭を持ったからショックだった、というよりは、
彼が心無い人からものすごく批判されること、
今までのように活動できないかもしれないこと、
もしかしたらEXOから脱退させられるかもしれないこと、
彼がもう二度と笑わなくなるかもしれないこと、
彼が私たちに届けてくれたプロのアイドルとしての姿が全部幻になってしまうのではないかと思って本当に恐ろしかったし、彼が自分の人生を生きていく中で当たり前のように選択できるはずのものを、祝福ではなく悲しみとして受け止めてしまった自分が心底嫌になりました。

前の熱量でずっと応援していたわけではないし、チェンくんが一部のEXOのファンからすごく冷たい対応を受けていることも一週間前の韓国でのファンミーティングで見ていたので、推しに会いに行くというのに会場に向かう足取りは重く、ひどく緊張しました。


変わらないことのありがたさ

どうかチェンくんに優しい場所でありますようにと願うばかりでしたが、会場はチェンくんにもチェンペンにも優しくて本当に嬉しかった。

白い目で見られたとしても、チェンくんのこと変わらずに好きなファンがいるよというのをどうしても伝えたくてうちわも作りました。
私の想像とは裏腹に、周りの席の方は本当に優しくて、うちわを見るや否や「チェンくん元気だといいですね」と声をかけてくださり、本当に温かい気持ちになりました。

チェンくんが出てきた瞬間、本当に会場は大歓声で、あまりにもうれしくて泣きだしたくなりました。
トーク中もゲーム中も、前と変わらない笑顔で、前と変わらない大きな声でたくさん笑ってたくさん喋って、たくさんファンサービスをしている姿を見て本当に本当にうれしかったです。

私が大好きだったEXO、私が大好きだったEXOのチェンが変わらずそこにいてひどく安心しました。

韓国でのペンミの時は、本当に慎重に言葉を選んでいた印象があって、自分が傷ついても誰も傷ついてほしくないというチェンくんの優しさに胸が痛かったけれど、日本で穏やかに朗らかに笑う姿を見て、あの日あの場所では少しでも安心してステージに立てていたなら本当にうれしいと思いました。


大好きな歌声

久しぶりに生でチェンくんの歌声を聴いて本当に大好きだと思いました。

全身がビリビリしびれるような、突き抜ける声を聴いて、ずっと求めていたのは彼の声だったんだなと思いました。
いつかチェンくんの声を外で聞きたいなと思っていたのですが、ベルーナドームが屋根がついているだけでほとんど屋外だったので、夢がかないました。
どこまでも響いて伸びていく声、マイクで音割れすることなく会場を満たしていたのが、本当に素晴らしかったです。
また、ソロでバラードにひたすらに向き合ってきたチェンくんは、私が最後に生で聞いたときの何倍も歌がうまくなっていて、この人はどこまで突き詰めていくのだろうかと鳥肌が立ちました。

私がEXOが大好きな理由はたくさんありますが、メインボーカルの三人の声が大好きというのも大きいです。
唯一無二の声を持つベッキョン、グルーブを響かせるギョンス、声量が異次元の高音歌手のチェン、この三人のメインボーカルが同じグループでそれぞれの個性を侵すことなく共存している稀有なグループがEXOです。
EXOの曲は一番の盛り上がりのときに、誰かの声が重なって圧倒するので3人が揃ったステージを見て本当に興奮しました。
歌が上手すぎる。

8人でのLoveShot見られて本当にうれしかったので、次はEXOしか歌えない最高の曲「Tempo」が見られますように!


二日目の言葉

二日目の最後のMCで、この二日間の感想を語ってくれたのですが、自分のコメントの最後に珍しくチェンくんが言葉をうまく紡げなく逡巡する瞬間があって、「どうしたんだろう」と思った瞬間がありました。
何か言いたいことがあるのにいうのをやめてしまったんだなとすぐに分かりました。
そうすると隣のベッキョンが「できる!」「大丈夫!」と声をかけていて、何を伝えようとしてくれたんだろうとものすごく緊張しました。

ベッキョンの後押しもあり、チェンくんがゆっくりと紡いでくれた言葉が、
「ずっと言いたかったけど、言えなかった言葉がある。
 好きだよ(日本語)」
でした。

チェンくんはいつも日本での活動の時最後に日本語で好きだよって言ってくれるのが恒例でしたが、彼が戻ってきてからは一度もなかったので、本当にうれしかったし、チェンくんはとても素直で正直な人なので、心からファンに伝えたい言葉がこの言葉だったんだと思うと大号泣でした。

あなたの勇気に見合うだけの幸せが舞台の上にたくさん待っていますように。
舞台を諦めないでいてくれてありがとう。
と心から思います。


考えたこと

今回チェンくんやEXOに会って、自分も高校生から社会人になって、もう随分長くこの人のことが好きだなあと思いました。

社会人になって少し社会のことを知って、仕事と私生活のことも考えるようになって、チェンくんがあの時結婚すると決めたこと、そのあとに私達へ見せてくれた姿勢を思うと、自分の人生を自分で選択していくことも、自分の力で仕事をつかみ取っていくところも、一ミリも私生活を感じさせず徹底してチェンとして舞台に立つところも本当にかっこいい大人だなと思いました。

私はチェンくんが結婚してから、私の好きなアイドルとしての彼と、プライベートである本名の彼を自分なりに線引きするために、ずっと「ジョンデ(本名)」と呼んでいたのを「チェンくん」に改めました。
でもファンミーティングで目の前にきたチェンくんに思わず「ジョンデ」って叫んじゃいました。
その瞬間、長いこと彼の名前を読んでいなかったこととか、前みたいに律しなくても私は彼の選択を応援できるようになったこととか自覚して、私は私の距離でチェンくんを応援し、愛せるようになったんだなと思いました。
「ジョンデ」と呼んでいた頃のわたしも、「チェンくん」と呼ぶ私もまとめて愛するの気持ちになってすごく腑に落ちた気がします。

本当にチェンくんが心から大好きだなあと思ったし、彼が歌い続ける限りわたしもずっと応援していたいなと思いました。

チェンは私の最高の幸運
(チェンくんの初めてのソロが「最高の幸運」なのでもじりました)


WE ARE ONE!EXO 사랑하자!


(番外編1)
久しぶりにファンの友人に会った。
ファンを卒業した友人が多かったので、今回一人で参加しましたが、当日久しぶりにツイッターを開いてファンミーティング行く旨投稿したら会おうと言ってくれて会えました。
私達本当に大人になったねという話をして、私達随分長いこと好きだねえと話したの感慨深かったです。
次の現場は一緒に行こうという約束をしたので早く次の現場が発表されますように!

久しぶりのこのうちわの並び


(番外編2)
ゲームコーナーでオタクの頭上にあるかごに向かってトロッコに乗ったメンバーが玉入れするという狂ったゲームのおかげでチェンくんの投げたピンポン玉がゲットできました。
(正しくは、チェンくんの投げた球を私が手で弾いたんですが、後ろのカイくんのファンの方がキャッチしてくれて、「これチェンの投げたやつですよ~!!!!!」ってくれました。本当にお優しい方でした。その節はありがとうございました。)

その日のストーリー



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