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暁の星に思いをよせて

『CHEN JAPAN TOUR 2023 - Polaris -』の初日に行ってきました。

好きになって8年、私の最愛の推し、EXOのチェンくんのソロコンサートです。

あまりに素敵なコンサートだったので感想を書こうと思う。

ネタバレになるのでこれから行かれる方はここまで。


このコンサートを通じて感じたのは、どれほど長い時間チェンくんは歌と向き合っていたのだろうということでした。

私は歌のことは何もわからないけれど、ボーカリストとしての成長というか覚悟をとても感じました。

確かにデビューした時から、メインボーカルで歌がとてもうまかったけれど、不安定なところも力技みたいな荒さもあったように思う。

それがバラードもR&Bもロックもなんでもおまかせあれになったのは、彼の惜しみない努力の賜物。

どこまでも伸びていく高い声と、グッと曲の世界観に引き込む低い声、柔らかさと強さも絶妙に使い分けて、曲それぞれの物語がとても伝わってきました。

その声は彼が努力で得た宝物でした。

韓国語ができない私は、曲を聴きながら直接歌詞がわかるわけではないけれど、彼の歌からこの曲は何を伝えたいのか、どういう曲なのか、ものすごく世界感が伝わってきたし、彼自身曲を発表した時よりもさらに深くその曲を学び再解釈してきたんだろうなと思いました。


チェンくんのこと、私はずっと歌に愛された人だと思っていたけれど、違う。

チェンくんが歌を愛し続けてきたんだと思いました。

このコンサートには、彼の惜しみない努力と、歌を歌い続けていく覚悟がすごく詰まっていました。


そしてすごく嬉しかったのは、いつも同じ場所で輝く僕のポラリスは私たちファンだと言ってくれたこと。
私たちファンのことを、僕の方向性を示してくれる存在であり、夢であり、目標だと言ってくれたこと。
これほどのファンへの愛の形は他にないなと思いました。
チェンくんらしく優しくて潔い愛。
本当にありがたくてたまらなかったです。

彼の今までの軌跡をもう一度辿っていくような演出は、幾度となくチェンくんの歌声に救われた時間を思い出しました。

人生の岐路に立つ時に私はチェンくんの歌声に出会い、傷つくことの多かった生き辛い数年間、何度も何度もわたしはチェンくんのソウルフルな歌声に癒され、力をもらっていたこと。

消えてしまいたいくらい辛い夜も、幸せで穏やかな日も、私はチェンくんの歌と共に過ごしていたんだなあと思いました。

こうしてまだ彼の声を聴けていること。
ここまで生きててよかったなと冗談抜きで思いました。


歌手としてのチェンくんだけでなく、1人の人間としてのチェンくんもたくさん見えたコンサートでした。

彼の人間的な魅力は、真っ当な善良さにあると思っていて、素直で人が大好きでいつも誰にでも心が開かれていて器の大きいひと。

積極的にファンとコミュニケーションを取ろうと舞台ギリギリまで来てインタビューしたり、客席まで降りてコミュニケーションを取ったり、映像を通してしか、なかなか見ることのできなかったコミュニケーションや人柄を目の当たりにできたのは本当に嬉しかったです。

サービス精神も旺盛で、セトリに入ってない曲で聴きたかった曲はないかファンに聞いてその場でアドリブで歌ってくれたり、最後の曲で一階席に降りた時にまず車椅子の方の元へ行ってハイタッチをしに行ったり、ファンともっと近づきたい、親しくなりたいという気持ちをすごく感じました。

感極まったのか「わーーーーーーっ」と叫び出したり、歌詞が思い出せなくてその場に座り込んでファンとのお話を延長したり、チャーミングさもとっても素敵でした

のびのびと自由にチェンくんが話したいことを話してくれたこととか、みんなチェンくんに優しくて、チェンくんはみんなに優しくて、そういう宝物みたいな瞬間がたくさんあったことも幸せでした。

私が愛したチェンくんの魅力がたくさん詰まっていて、大好きだなあと思いました。

私も善良で親切でとてもチャーミングなひとになりたいなと思いました。
やっぱり私のロールモデルです。



長くなってしまったんですが、後少しだけ。
嬉しかったエピソードを書かせてください。

今回ペンミの時に作った「チェンは私の最高の幸運」といううちわを持って行きました。

「最高の幸運」はチェンくんの初めてのOST、すなわち初めてのソロ曲のタイトルです。
「大丈夫、愛だ」というドラマのOSTで、私はこのドラマもこの曲も一番大好きです。
でもドラマOSTということもあり、きっと生で聴けることはないんだろうなあと思っていました。

それが、なんとアンコール一曲目に歌ってくれました。

私はとにかく大号泣で聴いてたんですが、曲の終わりに「あれ?こっち見てる?」と思ったら、なんとチェンくんうちわをじっと見た後に、うんうんと頷いてくれました。

気のせいかもしれないし、勘違いしてるだけかもしれないけれど、私がチェンくんに伝えたいことが届いているといいな。

前方の席だったので、チェンくん1人1人と目を合わせようとしてくれていたので、何度も私たちに歌を届けようとしてくれているんだなと感じれて本当に幸せでした。

(最高の幸運、めちゃいい曲なのでぜひ聴いてみてね)

最後に。

チェンくんを好きになって8年。
正直まさか日本でチェンくんがひとりでコンサートしてくれるなんて夢にも思っていませんでした。

これまでも、今回のコンサートでも、素敵な思い出とたくさんの幸せをありがとう。

あなたが歌い続ける限り、わたしもあなたを応援し続けられたらいいな、と心から思います。

たくさんたくさん勇気と力をくれてありがとう。

何にも侵されることなく、これからもずっとチェンくんが大好きな歌を歌い続けられますように!

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