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逃避先ブログってお前

◾️作業が永遠に終わらない、やってる間に新しい物を机に投げ込まれている気もする、サラリーマンのドラマで見た光景が、今まさに違う形で起こっていて、その現実逃避でブログを書いている。楽しい、現実逃避は、いつだって楽しい。


————————閑話休題————————


突然の辞表提出から2ヶ月、晴れて無職となったぼくは、その日、床に寝転がっていた。そこで一日中何を考えていたかというと、


どうしよっかなーー、ってことだ。


ぼくは伊達に自分を長いことやってきていないので、己のダメさはよく知っているつもりだ、仕事を辞めたのも、「やりたいことがあるなら覚悟を決めて仕事なんかやめろや!!」と読んでくれてる方に伝えたかった訳じゃない、そんな訳ないだろ、両立できたらそれが一番いいに決まってんじゃん、ぼくがそうでもしないとやらないハイパーカスちゃんだからです、退路を断たないと無理なんです、すみません。居心地よすぎるんよ、毎月だいたい同じくらいのお金が入ってくる安心って。


思えば何かをやりきったことなんてなかったし、消しゴムも使い切ったことがない、目薬も大体途中で失くすし、お風呂上がりに塗る保湿のやつだっていくつも中途半端なのが残っている、こないだ初めて目薬を最後まで使い切れて感動したぐらい、ちなみにその後に買った奴は速攻で失くした。そう、安心をなくしたぼくは、やっぱり不安だった、外は、気付いたら橙になっていた。


どうしていいかもわかんないし、目をぎゅっと閉じて考えた、この次に目を開けたら子供の頃に戻れていないだろうか、戻れたらすごい天才になれるしれないのに、っていう人間あるあるを、そのまま考えた、目を瞑ってさえいれば見えないんじゃないかということを、さらに考えた、もしそうなれるなら名前なんかなんでもいいなあということを。


そのままぱっと目を開けた、何も変わっていない、ここまでずっとあるあるだ、そりゃそうなのだけれど。


そうか、それでいいのか、と思った。


架空の主人公になってしまおう、現実が全然違くとも、配信をやろう、編集はまあ、がんばろう、顔を隠そう、あんまりぼくがバレないように、名前なんてなんでもいいから、あああああにしよう、文字数は少年の頃やってたポケモンの名前が5文字までだったから、少年と頭の前にかんむりつけたらできあがり。


その日から、ぼくは少年あああああを生きている、色々なことが変わったけれど、今もなんだかんだ。


————————閑話休題————————

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