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予算5000円で楽しむ、週末鎌倉グルメ

「大好きな鎌倉にある素敵なお店を、自分の言葉で紹介したい」という思いから、このnoteを始めることにしました。

鎌倉市に住んでいる、ごく普通のアラフォー会社員である私が、週末のささやかな楽しみを書きつづっています。食べることが好きな方や、鎌倉という土地が好きな方に読んでいただけたら、とても嬉しいです。

在住歴2年半 岐阜県出身の私が、鎌倉市に家を買ったワケ

「休みの日に、ふらっと海に行けるような場所に住みたい」
そんな気持ちが発端となり、鎌倉市に住むことになったのは、2020年7月のこと。

海がない県で育った私は、海が近くにある環境が憧れでした。とくに、七里ヶ浜や由比ヶ浜あたりの、リゾートっぽい雰囲気が好き。都内に住んでいた頃、夫とともに時々話していたのです。こんなところに住みたいね、と。
 
そんな私たち夫婦が家を購入したのは、横浜市と鎌倉市の境目にある、大船という駅です。都内の主要駅や横浜に乗り換えなしでアクセスでき、鎌倉駅には横須賀線で6分という便利な場所。望んでいたとおり、休みの日にふらっと鎌倉の海に行ける環境を手に入れました。

予算は5000円! 週末に楽しむ、美味しいご褒美

実際に暮らしてみたら、鎌倉というエリアが大好きになりました。海だけではなく、山やお寺もあって、自然が豊か。鎌倉市に引っ越してから、紫陽花や紅葉、桜といった四季折々の植物を楽しむ時間が増えました。

想定外に嬉しかったのは、美味しいお店やおしゃれな店がたくさんあったこと。平日は味よりも時短重視の食事をしている反動か、週末に鎌倉の美味しいものを食べることが、ささやかな楽しみとなりました。

とはいえ、ごく普通の会社員である私は、しょっちゅうお高い料理を食べられる訳ではありません。躊躇なく出せるのは、5000円まで。予算以内に収まりそうなら、「食べたい」という気持ちにしたがって、時間をつくってお店を訪れるようになりました。

素敵なお店を何度も訪れるうちに「自分の言葉で書き留めておきたいな」という思いに至り、noteで発信することを決めました。

このnoteでは、私が実際に訪れたお店の中から、

・家族や友達におすすめしたい
・5,000円以内で楽しめる
・週末に営業している

という3点をクリアしたお店を紹介したいと思います。今回は2023年1〜3月に訪れたお店の中から、3店舗をご紹介します。

行列に並んでも食べたい! 「映え」だけじゃない期間限定パフェ

初めて訪れた昨年の秋以来、月1ペースで通っているのは、鎌倉駅から徒歩5分ほど歩いたところにあるカフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ。カフェ激戦区の鎌倉において、28年間も営業し続けている名店です。今までに5回訪れていますが、並ばずに入れたことはゼロ。毎回30分程度並んで、ようやく入店できます。

並ぶと分かっても食べたいのは、毎月のように変わる、期間限定パフェ。「インスタ映え」するヴィジュアルに留まらず、丁寧に作られた美味しいパフェを、リーズナブルなお値段でいただけるのが魅力です。例えば、1月はミントミルクティーパフェでした。

ミントミルクティーパフェ(900円)

ミントミルクティーのグラニテ、バニラアイス、ミントミルクティープリンで作られているパフェです。テテリアというお店のミント風味のミルクティー茶葉を使っており、濃厚なのに後味がスッキリとした不思議な味わい。初めて食べる美味しさでした。

パフェのお供の定番は、ハーフサイズのオムライス。

ハーフオムライス(600円)

トロトロ卵のオムライスが美味しくて、毎回「フルサイズでも良かったかな」と思うのですが、パフェを食べ終わる頃には「やっぱりハーフサイズでちょうど良かった!」と納得して終わります。大食いでなければ、ハーフサイズのオムライス+パフェ、というのがランチにはちょうどいい量です。

きっとこれからも、期間限定メニューが出るたびに、ワクワクしながら通ってしまうお店なのだろうと思います。

カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ公式Instagramはこちら

鎌倉野菜のポテンシャルを、最大限に引き出す和食

「最近野菜不足だなあ」と思った時や、美味しい和食を食べたい時に訪れるお店は、「なると屋+典座(なるとやぷらすてんぞ)」です。

鎌倉の小町通りを2分ほど歩いた寿ビルの2階にある、旬の鎌倉野菜を楽しめるお店。野菜をふんだんに使った月替りの和食がとても美味しく、何度も通っています。

店内は少し薄暗く、落ち着いた雰囲気。お客さんの年齢層も比較的高く、大人向けのお店です。

落ち着いた雰囲気の店内

3月4日に訪れた際のメニューは、下記のとおり。お値段は税込1,760円で、昼も夜も同じメニューです。

・胡麻豆腐
・菜の花、ふきのとうのご飯
・トマト、プチベールのお味噌汁
・うど、新わかめの揚げ物
・揚げとかぶの煮物

2023年3月のごはん(1,760円)

菜の花、ふきのとう、ご飯の組み合わせをいただくのは初めて。ほんのり苦味があって、ふきのとうの風味を感じます。うどと新わかめの揚げ物も、トロトロしていて美味しい……!食べた時には、トロトロした素材がうどだとは分かりませんでした。メニュー表を見て、これはあの食材だったんだ、と答え合わせしながらいただくのが楽しいです。

素材のポテンシャルを最大限に引き出し、自分では考えつかない野菜料理をいただけるのが魅力。味付けが絶妙で、肉や魚が入っていないのに満足度が高く、「また来よう」と思わせてくれるお店です。

人気店なので、開店と同時に行くか、予約をして行くことをおすすめします。

なると屋+典座(なるとやぷらすてんぞ)HPはこちら

おもてなしにもピッタリ! 日本家屋でいただく、からすみ蕎麦

鎌倉駅から20分ほど歩く「材木座」と呼ばれるエリアは、住宅街の中に隠れた名店が点在しています。からすみ蕎麦 月と松も、そんなお店の一つ。最寄駅は和田塚駅で、11分ほど歩くとたどり着きます。

月と松は、鎌倉の有名店である「イチリンハナレ」と業務提携しているウェイブスという企業が手がけているお店です。歴史を感じる日本家屋の店構えは、イチリンハナレを彷彿とさせます。

歴史を感じさせる店構え

予約できるのは、3品のショートコース(3,500円)と、7品のコース(6,000円)。2月、3月に1度ずつ訪れましたが、どちらもショートコースをいただきました。

3月のショートコースのメニューは、春キャベツのすり流しと太刀魚の揚物 、焼き筍(たけのこ)、からすみ蕎麦の3品でした。

春キャベツのすり流しの中央に置かれた太刀魚は、ほどよく温かく、フワフワに揚げられていました。

春キャベツのすり流しと太刀魚の揚げ物

焼き筍は、ポリポリとした食感が楽しく、焼き加減が絶妙。塩をつけていただきました。

焼き筍

メインとなるのが、からすみ蕎麦。蕎麦だけでも美味しいのですが、からすみを絡めて食べると、美味しさが倍増します。からすみと蕎麦が合うということを、このお店を通して知りました。

からすみ蕎麦(大盛り)

700円プラスすると大盛りにできるので、2回目に訪れた時には大盛りにしました。ショートコースは全体的に量が少なめなので、お腹いっぱい食べたい方は、あらかじめ大盛りで頼んだ方がいいかもしれません……!

お料理は美味しく、内装も落ち着いていて素敵なお店です。遠方から来た家族や友人に「鎌倉らしいお店」を味わってもらいたいなら、ピッタリ。紫陽花が咲く頃、母と叔母が鎌倉を訪れる予定があるので、この店に連れて行ってあげたいな、とひそかに考えています。

からすみ蕎麦 月と松の公式HPはこちら

通いたくなるお店がある、という幸せを味わう

「週末あのお店に行くために、今日も頑張ろう」そんな風に思えるお店があることは、とても幸せなことだなと思います。

鎌倉には、そう思わせてくれる素敵なお店がたくさんあります。ただし、移り変わりが激しい土地なので、いつまで通えるかどうか分かりません。だからこそ、お店との出会いを楽しみたい。いいな、と感じたお店を自分の言葉で紹介していきたいなと思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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