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まず自分。1人称から始まる絶望と、貢献から始まる希望
20年ほど昔、よく工事をお願いしていた設備工事業の社長が口にした言葉が今も脳裏に焼き付いています。その言葉とは「もう、金だけ儲かればそれで良いかな、と思いまして。」と、事業に対して割り切ることにした。との態度の表明でした。
その経営者とは起業した時期も近く、業種は違えどもお互いに職人の育成を行う施工会社として、安定して継続できる事業所を目指して切磋琢磨していこう、と意気投合していただけに、とても残
職人革命 〜マイ・エヴォリューション&レボリューション〜
職人進化論このnoteのタイトル「職人進化論」は2007年に当時まだ半分大工、半分は工務店経営者だった私が、「職人の社会的地位の向上」を志に掲げ、未来を模索した挙句、情報発信の重要性に気づきスタートしました。それから17年、最近は少しペースを落としましたが、これまで毎週、ほぼ日更新を続けてきました。
まるで道具のように使われ、ポイ捨てされてきた自分自身の大工時代の経験則から、職人の地位を向上させる
幸福の最大化よりも不幸の最小化。デイヴィッド・ベネターに共感する日本の未来
デイヴィッド・ベネターとは「世界で最も悲観的な哲学者」であり、反出生主義なる、人は生まれて来ない方が良いし、子供をつくること自体が悪である。との理論を展開した南アフリカ出身の哲学者。なんて悲観的な偏った人なんだ。と感じましたが、よく考えたら、今の日本人はこの悲観的すぎる考え方に随分と寄ってしまっているのではないか?と思いました。
世界は苦しみに満ちているちなみに、仏教の世界では人が生まれ、生きて
令和デモクラシーに必要な3つの概念③ 〜サーキュラーエコノミー(循環型経済)へのシフト〜
令和4年を表す漢字は「戦」でした。ロシアによるウクライナ侵攻は今も停戦の兆しも見えず、北朝鮮は頻繁にミサイルをぶっぱなし、中国は台湾の近海で軍事演習を展開して、日本領海を侵犯し続けています。安全保障に危機感を覚えた日本政府は、来年度の軍事予算を倍増するとの予算案を提出し、ロシア、インドを追い越して世界第三位の軍事費をかける軍事大国への道を歩もうとしています。それを中国ではアジア地域への日本の挑戦だ
もっとみる資本主義の終焉と民主主義の再考
今年は1月5日から仕事始めの事業所が多かったようです。
初出のmtgの後は経営実践研究会のオンラインでの会長からの新春挨拶とメンバーとの新年の所信を表明しあうディスカッションに続いて毎月定例のメンバーの事業プレゼンを聴いてフィードバックを行うリアルmtgへの参加と一気にお正月気分が抜ける日常が戻ってきました。
激動の予感しかしない、令和五年がいよいよ幕開けした感じです。
社会課題解決の根本は人を