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私の生い立ち

青春時代(陰の部分)

超未熟児で産まれた私
連れ子の姉と兄は
同じ年で1月と2月生まれ
そして7学年差

姉弟の説明するときは
決まって「年子」だと。
間違ってないけど
いちいち説明する話じゃない
物心ついたときには
もう分かっていた
我が家の複雑さ

姉たちが
次第に思春期になり
二人の学力の差や
男なのに…
優しいゲーム好きの兄

高齢の祖父にまともに
育ててもらえなかった父
父親の威厳
どうして子育てしたらいいのか?
分からない父

暴力(力)でしか
示せなかった父の威厳

普段は優しい父
でも
お酒が入ると乱暴になって
兄との喧嘩が目につくように

一升瓶を
近くの酒屋に買いに行かされることも
しばしばの私
酒屋と顔なじみになっていく

お酒を離せなくて
暴れた夜

母と自転車で
一升瓶を抱え泣きながら逃げた

悲しくて
母の背中にぎゅっとしがみついて
涙が温かかった夜

でもいつしか
それが当たり前になると
麻痺する

ーまたお酒飲み過ぎ。
みんな部屋に閉じこもる

末娘の私が
父のお酒の相手
嗜める
話を聞き流す

いつしか覚えた
大人のお酒の席

それでも
食器が割れることも
殆どなかったはずの
姉に対して手を挙げること
(その当時は原因は分からなくて
後から姉から聞くことに)

とっさに
母がパンチを庇い
そのパンチは母の左目に当たる
翌朝
青あざと眼底出血の母

姉も私も
涙が止まらない

でも世の中の父は
みんなこうお酒を飲むと
人が変わるんだと思っていた
みんな父親はお酒飲むんだと

だから
お酒に溺れるのも
タバコ飲みも
大嫌い


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