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職業観について思うこと


新たに生まれた問い


職業柄、会社に所属する方を中心に、
若手社会人の抱える葛藤に沢山向き合ってきました。


希望があって働き始めても、意図もせずやりがいを喪失したり、やりたいことが実現できず、努力の方向性を見誤ってしまい燃え尽きてしまうことが往々にしてあるのです。


皆頑張っている。
毎日生きてるだけでも、とーってもえらいのだ。


そう頭の隅では思いつつも、
若者の数々の事例を目の当たりにして、
新たに生まれた自分の仮説。


(抽象的すぎること、ご寛容願います🙇‍♀️)


「若き頃から自分に問いかけ、対話する習慣を醸成した結果、自己理解が深まり、世の中がもっとハッピーになる気がする・・・!(望まないミスマッチが減りそう)」ということでした。


もやもやの正体💭


”将来の夢を職業で答える風潮”



あなたは何の仕事をしているの?
将来、何になりたいの?何の仕事がしたいの?


「YouTuberです」「医者です」「システムエンジニアです」「●●会社の営業です」

仕事内容の問いに対し「職業名」や「所属会社名」で答えること。
このような会話が、ごく当たり前かのように繰り広げられ、各所で展開されている状況。


これらに対する強烈な違和感。
幼き頃の自分がそうであったように。


✅私は「●●会社」に勤めるものです
→アイデンティティーの大部分を会社の威に頼る自分になってしまう😦

✅私は「(職種)」に携わるものです
→そこに関わる知識、技術に自分を限定し
 可能性やダイナミズムを失う可能性がある😱

そんなことを考えている。


本来、将来の夢は名詞ではなく
動詞で語られるべきだと思ってた。



”将来の夢を職業で答える風潮”
これは私たちがいかに、自分との対話接点の機会が少ないか、自己理解というプロセスの経験値を踏めていないかを物語っている気がしてなりませんでした。


最も大切にしたいこと🌿



例えば、医師国家資格を取ったことは、ゴール達成なのでしょうか?

最も大切なのは、資格取得後に医師として“何を実現したいか”です。


お医者さんになったのはキャリアの通過点、
スタート地点にすぎません。
他の士業、広義な職業に関しても同義です。



”実現したいもの”によって、実現手段は可変的になりうるため、
ひょっとしたら、お医者さんという職業よりも、もっと適職と思えるお仕事に出会えるかもしれません。

未来を構想する📝

5W1H

未来のVisionを考案するときは、過去の経験の振り返りや、職歴の棚卸しと並行しながら
5W1Hのフレームワークを意識して情報をまとめることによって、「いつ、どこを起点に、誰にどんな価値を、どのように提供していきたいか。それは何故か」が、見えてくるわけです。


●When:いつ(いつ成し遂げたいか)
●Where:どこで(どの所属チームで、個人で)
●Who:誰に(どんなお客様に)
●What:何を(どんな価値を提供したいのか)
●Why:なぜ(その背景にある理由は)
●How:どのように(実現するための方法)


このフレームワークを使い、各項目を統合させることは、短略的な手段の結論づけ防止に繋がります。そして結果的に、網羅性が高く、納得感のある解を導きだす切り口となることができるのです。

ひとりごと


ワタシは想いの言語化のお手伝いが好きです。

と言いながらも、ビジョンの構想は容易ではないなぁと。

しかし、日々の意思決定の特徴・人々への関わり・物事への取り組み方・感情の現れ方など、日々の小さな行動のどれをとっても、
そこには唯一無人のアナタ独自の価値観が宿っており、その価値観が起点となり自分の物語を紡いでくれるような気がしています。


誰か、モヤモヤしている人や、自分を切り開く
きっかけの勇気になれば嬉しいな!


続きはまた💌

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