見出し画像

言の葉の庭

雨ってどんなイメージが湧きますか?
気が滅入ってしまう…
予定が組めずに嫌なイメージ…
雨の日に何故か物思いにふける…

人によっていろいろだと思います。
私は雨の日はすごく好きです。
晴天ではありえないコントラストが存在します。
良い・悪い  明るい・暗い
どっちとも言えないはっきりとしない日本人にはピッタリだと思います。

新海誠監督のアニメーション映画である 「言の葉の庭」
私の大好きな作品です。

収録時間も46分と、かなり見やすい恋愛映画です。
恋愛映画と言ってもラブシーンひとつも有りません。

靴職人を目指す、男子高校生タカオ
チョコレートをつまみにビールを飲む女性ユキノ
この二人の物語です。

雨の日になると必ず出会ってしまう二人…
次第に打ち解けはじめ距離は縮まっていきます。

ユキノの障害を解消させたタカオに、ユキノは高価な専門書をプレゼントしたり自分の足の採寸をさせます。
エロスを感じさせるシーンでした。

「雷神の少し響みてさし曇り雨も降らぬかきみを留めむ」
「雷神の少し響みて降らずとも吾は留まらむ妹し留めば」

その後にタカオは彼女の正体を知ることになります。
彼女が年上であることは最初から理解出来ていたはずです。
それ以外にも障害が存在しました。

しばしの距離の後二人は、雨により再会します。
心休まるひと時を過ごす…
二人は幸せな時間を共有したはずです。
ラブコメならここでハッピーエンドです。

この映画の結末は違うほうへ進んで行きます。
決して悲しくは感じないのですが、自然と涙してしまいます。
そんな映画でした。

音楽もすばらしいものでした。

PS  このユキノは「君の名は」にも登場してます。

ユキノ先生

小説  言の葉の庭では、この映画の続きが書かれています。

知りたい方は、ぜひ書店へ…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?