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大手企業とベンチャー企業で働いた違い

私は丸美屋食品という食品業界の大手企業と人材紹介のベンチャー企業での勤務経験があります。現在いる株式会社イノーバもベンチャー企業に属すると思います。実際に働いてみての違いをまとめていきます。

転職を考えている方などにも参考になるような内容にしていきます。

①社会的な信用
丸美屋からベンチャーに転職してまず感じたのは「社会的信用」の違いです。大手企業は長い歴史と実績から高い社会的信用を持ちます。一方のベンチャー企業は設立間もないため、信用は乏しい傾向にあります。新規営業をするにも最初のハードルが大幅に変わります。

②顧客獲得
大手企業はどちらかというと既存企業へのアップセル・クロスセルが営業手法になりやすく、(メーカーの場合)新規企業の獲得は商社に任せていたりします。一方、ベンチャーはというとテレアポして、どういった会社で、こういうことが強みなんですという説明を一からしないといけないので、鍛えられる反面、新規獲得が苦手な方は苦痛かもしれません。

③キャリアアップ
大手企業は年功序列が主流で、若手の昇進は比較的遅くなります。一方のベンチャー企業は、成果主義が採用されており、若くしてキャリアアップのチャンスに恵まれます。

④仕事の幅
大手企業の仕事は上長の指示に従うことが中心で、個人の裁量は狭くなります。ベンチャーでは、社長に近い立場なので、裁量を大きく発揮できる環境です。大手企業だと社長は雲の上の存在でお会いするだけでかなり緊張するという感じでしたが。ベンチャー企業では社長との距離が近く、同じ空間にいるのだが当たり前です。そのため直接学ぶことができ、成長するスピードが速いのではないかと感じました。

⑤福利厚生
大手からベンチャーに転職して正直後悔したのは福利厚生です。もちろん大手企業の方が手厚い福利厚生制度が整っており、安定した生活を送れます。ベンチャー企業はこの面が手薄な傾向にあります。特に感じたのは家賃補助です。ベンチャーでも家賃補助制度がある企業もあるかと思いますが、私は丸美屋時代は会社の借り上げマンションではありましたが、1LDKに月7,000円で住めていましたが、転職したときは1roomの部屋に月60,000円払って暮らしていました。単純に給料が54,000円違うようなものなので、これは非常に大きいです。

このように大手企業とベンチャー企業では特徴が正反対の部分が多く、両方を志望することは難しいかもしれません。自分に合ったスタイルを選ぶことが、キャリアを有意義に歩むコツになるでしょう。

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