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「異世界」は意外と近くにあるのかも

最近ライトノベルをよく読むのですが、その中でも多いのが「異世界転生」系のものです。

ある日主人公が突如として違う世界へと転生するところから始まり、転生時に手に入れた反則のような能力を元に異世界を生きていくというストーリーが多いです。

読んでいると反則級の能力に目が行きがちですが、よくよく読むと前世の知識がかなり活用されています。
転生先の異世界は「剣と魔法の世界」で、文明が思ったより発展していません。だからこそ、前世の科学や工業技術がめちゃくちゃ役に立っています。「本好きの下剋上」では本作りの知識が、「転生したらスライムだった件」ではゼネコン勤務の知識が。

こう考えると異世界というのは、経験の無い部署への異動や転職先の会社と同じなんじゃないかなと思います。
これまでとは全く違う文化や言葉が使われていて、自分の常識が通用しません。でも、これまで得た自分の知識がその新たな部署ですごいイノベーションを起こすかもしれません。

ラノベを読んでるときは「自分もこんなチート能力欲しいわぁ」とか思いますが、今すでに自分が持っている能力が違う場所ではチート能力となるかもしれません。