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ラヴィット!が低迷期から人気朝番組になるまでの歴史

今は超人気の朝番組、ラヴィットが低迷期から人気朝番組になるまでの歴史について、テレビ番組の発言、記事を元にまとめてみました!


①川島明にラヴィットのオファーが来る

はじめはオファーを断る

川島が最初にラヴィットのオファーがあると聞いたのは2020年12月。放送開始まで後4か月

川島:「俺、何曜日レギュラーですか?」
マネージャーからMCだと聞いて仰天!

川島:(まず隠しカメラを探しました)
水曜日ダウンタウンのドッキリだと疑いましたが、マネジャーの様子から「これはマジだ」と判断したという。

ですが川島の返事は、
川島:「ワイドナショーなら絶対しません。めちゃくちゃバラエティ番組にしてください。それならやります。」

番組側:「ちょっとニュースを扱うかもしれません」
と言われると

川島:「ならすいません、それをやりだすと自分に嘘つくんで」
一旦は断りました。

川島:「ニュース、ワイドナショーは一切やらないと決めてた。やってみて向いてないと思った。ニュースに対して思ってないことを言うのがきつい

番組側は川島の意見を聞き、
番組:「全バラエティでやります!バラエティ番組をやってるスタッフのベストメンバーが待ってます。どうですか?」
再びオファーが来る。

川島:(断れへんやん。勝手にTBSのベストメンバー集められてるから)

奥さんに、朝早いから9時に消灯になると相談したら、
奥さん:「ちょうど子供が小さいし、8時消灯を目指してたから、ぜひやって」

川島:(誰も止めてくれへんかった

ということでオファーを受け、ニュースを扱わない朝番組、ラヴィットがスタートしました。


プレッシャーしかなかった

川島:「正直、プレッシャーしかなかった。厳しい枠ですって言われたし、MCの腕がないってバレると、今度のMCもアカン、バラエティでもアカン状態かなってなって、始まる前が一番嫌やった



②初回放送から数ヶ月の低迷期

2021年3月29日に初回放送

番組のタイトル「ラヴィット!」は「お気に入り」を意味する「Love it」をうさぎを意味する「Rabbit」にかけたもの。

日々の買い物、食事、住まい、お出かけ情報など、暮らしが10倍楽しくなるきっかけを届けるライフスタイルバラエティ。キャッチフレーズは「日本で一番明るい朝番組」

初回放送の視聴率は2.7%。
同日からスタートしたフジテレビのめざまし8は初回の視聴率は6.2%。

初回は大コケ。


低迷期時代の視聴率、ネットの声

ネットの声
「半年で打ち切りかな…」

「初日だからみたが、もう見なくていい番組だと思った。」

「仕事前の朝からお笑い芸人でガヤガヤしている番組を見る気になれない」

厳しい反応ばかり…

週刊誌『女性自身』のWeb版によると、平均視聴率が1~2%台が続き、夏で打ち切り終了説がでていました。

その一方で高評価の意見も少しづつ増えてきた。
「朝からサラッとした川島さんのライト気味なツッコミや進行が好きです」

「どこも同じようなコロナと時事ゴシップばっかりの中、無難な明るい内容で良いと思う」

日刊大衆の記事によると、とりあえず(2021年)秋以降の放送継続が決まったそうです。


この頃の川島の心境

川島:「"コロナ化でテレビをつけると暗い話題が多いなか、一瞬でも笑顔になれる番組をありがとう" という医療従事者の方からの声は本当にうれしかったです

夏ぐらいまではしんどかったです。”あんなん誰が見るねん”ってめっちゃ叩かれたし。ただ、夏休みに入って若い人がSNSで"変すぎて見てる"みたいなことを言ってくれて、だいぶ楽になりました。」


③転換期

低視聴率が続く中、大きな転換期が2つありました。

プロデューサー(辻有一)が語る転換期

辻有一
「”たったの10分2品レシピ”というコーナーで、ロケでニューヨークの嶋佐さんがとにかくボケまくってたんです」

「恐る恐るでしたが、そのボケを最大限生かしたVTRにして放送しました。
それまでだったら、朝番組として情報を伝えるために仕方なくカットしてしまっていたような箇所もできる限り活かしてみました」

「すると、VTR明けのスタジオに小さな変化があり、相方の屋敷さんが驚いていて、”嶋佐のボケが全部使われてる!” と反応しました。」

ニューヨークのテンションは上がっていたし、スタジオのウケも良かった」
「これまでの常識に捉われずに芸人さん達の笑いをできる限り生かす編集をしてほしいとスタッフに伝えました

「出演者が乗ってくれるとVTRも面白くなるし、スタジオも面白くなる。こんなに芸人が熱くなってくれる経験はなかった。はっきりとした手応えを感じました」

気がつけば「どんな場面でもみんながボケる大喜利状態になっていた」

起死回生「ラヴィット!」プロデューサーが見いだした朝帯番組での戦い方


水曜日のダウンタウンのドッキリ企画

2021年10月に放送された「水曜日のダウンタウン」の『女性ゲストを大喜利芸人軍団が遠隔操作すれば、レギュラメンバーより笑い取れる説』を検証するドッキリで、あのちゃんがラヴィットに送り込まれました

野生爆弾 くっきー、霜降り明星 粗品などの指令でボケ回答を連発。

翌週の水曜日のダウンタウンで真相を放送するというドッキリ。

後日TVerで答え合わせ配信もされ、神回!という反響を得ました。

これ対して川島は
「影響力ありました!体感的に最大風速

「このうようなドッキリって、架空の番組を設定したり、収録でやるのが普通ですけど、先に生放送であのちゃんの答えを見せて、ネットがザワザワする状態を作れたのはすごいと思いました」

「僕も含めて、ラヴィットの出演や全員が仕掛けを知らなかったのも良かった」

ラヴィットやったらええやろ っていうちょうどいいなめられ方をされたのが結果的にいい方向に転びました」



④朝から濃いバラエティ番組に変化

当初15分程度っだった、出演者がテーマに沿ったお気に入りを紹介するオープニングトークがどんどん長尺化し、今では1時間程度が当たり前になっています。

今では川島は新世代MCの筆頭として立ち位置を確立した。

”視聴率習慣はなかなか変わるものではない”という厳しい意見もあったなかで、今では超人気番組となりました。

1年9か月経った時の川島の意気込み

川島
「23年も楽しい番組を届けていきたいです。
お笑いに限らず、YouTuberだったり、大道芸の人だったり、ゲーマーの方やアーティストさんなど、魅力的な方々を紹介できたら。『ラヴィット!』という場が、ジャンルの垣根なく集まれるサービスエリアみたいになれたらいいなと思っています。」

川島明インタビュー 『ラヴィット!』1年9カ月の軌跡を振り返る

また別の記事では

気がつけば「川島といえば『ラヴィット!』」と言われるようになった。みんながそう思ってくれる番組に出会えたことは幸運だと語る。

朝はやはりニュースを見たい人がいる。でも僕が朝からニュースを語っても説得力がない。
でも大喜利だと思えば、そこにいる意味がある。朝から誰かに元気を与えることができたら幸せなことだと思っています

追い詰められてからの「知らんがな」で大逆転。番組打ち切りの危機を打破した川島明の大喜利力


というわけでラヴィットが人気になるまでの歴史でした!
僕がラヴィットを知って見始めた時は人気番組だったので、低迷期の時があるのは意外でした。
ちなみに僕は 見取り図、ニューヨークが好きなのでTVerで㊌㊍の放送や、夜明けのラヴィットも見てたりします

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