メンタルモデルクラッシャー

コミュニケーション、特にビジネスコミュニケーションで注意すべきことを一つ発見したので記録しておく。

メンタルモデルというのは初耳であったが、要は”脳内での予測”のことらしい。とくに会話におけるメンタルモデルというのは、相手の人が「次はこれを話すだろうな〜」と立てる予測のこと。

そしてビビッときたのが、「人は、話を聞く時はメンタルモデル、すなわち”予測”を基に話を聞いているということ」

なるほど!!と思ったワケが、自分自身スピーチは一回では理解できないこと。特にトピックが初耳で0から聴き始めた、あるいは苦手分野の話だと人の倍以上話の内容が理解できない。

一方で、ある程度予備知識がある話だと、「こんなこと言うんだろうな〜」という予測が先走って、たいてい同じことをスピーカーの方は話すので、「そうだよな〜、ウンウン。やっぱりそういうことか」と納得理解して話を聞くことができるのだから。

ある程度の大枠に沿った予測ができているので、多少その枠あるいは予測から外れた新しい情報だとしても、その周辺の既情報と多くの場合相似点又は分かりやすい違いが目に付くため、理解の対応ができる。

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そんな感じで納得したところで、、これを自分がどう今後に生かすかというと、、

相手のメンタルモデル(会話中の予測)を意識した説明であったり話し方をすること。

具体的には、話の初めに「自分は何を伝えようとしているのか」、加えて話す内容の順序を先に伝えると最後まで滑らかに自分の話を相手に伝えられると思う。

そこで重要になってくるのが、あの目次である。ごく最近まで、なんで一般に目次を最初にやるのか疑問に思っていた。いや、別にやらなくて良いじゃん?とまでは思わんけど、あまりにも皆がやるものだから、そんな大事なの??と思っていた。そして今回めちゃくちゃ大事だと気づいた。

大事なこと。それは目次の段階で、どれだけリスナーに、「本日の流れ」のメンタルモデルを構築してもらえるか!!ここに命を懸ける必要がある。実際、これまでの講演でも、最初の目次の段階でスッと進行の進み方がイメージできて発表等は諸々最後までバッチリ理解できたり、大枠を理解したからこそ細部の疑問にまで気づいて、質問をすることができたりもしていた。

要するに、「相手の予測に寄り添いながら、話せているか」ということであろう。

発表ではなくても、これから自分が話す内容が、相談又は提案なのかを知っているだけで、リスナーの聞き構えから変わってくる、強いては円滑にコミュニケーションが取れるのだと思う。


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