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【予告】九州内の国立大学受験に向けての学習法の記事をUPしていきます。【告知】


九州内の受験情報の少なさ

沖縄を除く九州の人口は2023年現在において約1257万人、単純に考えると日本の10分の1に相当する経済圏となっています。

そのため本州とは異なる独自の文化圏を形成しており、人口動態に関してもその影響は大きく、進学や就職もそれに伴って本州とは異なる動きを見せています。

しかし、その一方でネット上においてもパイの少なさからか受験情報が乏しいのが実情です。

本州からの受験生が多いのは九州大学のみという現実

九州内の国立大学は九州出身者が多いのが特徴です。以下のデータは各大学の大学概要からの引用になります。

旧帝大として全国的に知名度のある九州大学の場合でも九州7県の出身者は61.8%となっています。

熊本大学は91.4%、佐賀大学は91.1%、長崎大学は81.3%、鹿児島大学は82.5%(一部沖縄を含みます)となっています。

一方で北海道大学の場合は道内出身者の割合は30.8%、東北地方を含めても35.2%と大きく差があります。

東北大学の場合、東北地方出身者は36.5%、広島大学の場合、中国地方出身者は42.3%であり、比較をした場合九州がかなり高いことが分かります。
(ちなみに東海地方の大学は九州とおなじぐらい地域内進学率が高いようです)

これを見ると九州大学のみが他地方からの受験生がそれなりに存在し、それ以外の大学は入学者の供給がほぼ九州内だけで完結していることがわかります。

本州から隔離された存在のために受験情報が少ない

こうした状況のため、九州大学以外の大学の受験情報が極めて少ないのが他地方と比べて顕著な傾向にあります。

近年はインターネットやSNS、動画コンテンツの充実により受験情報が10年前と比較して格段に増加しました。そのため、少しネット上を巡回するだけでも旧帝大などの有名大学の受験情報はあふれています。

地方大学でも金沢大学や岡山大学などの場合は首都圏や関西圏からの受験生がそれなりに存在するため、受験情報が存在します。

一方で九州の大学の場合、九州大学以外の受験情報は全くと言っていいほど検索にかかることがありません。

そのため、令和の現代になっても地域の学校や塾を頼らなければ情報が得られないという状況が変化せずに残っています。

もちろん、そうした学校や塾の多くは責任ある指導を行っているのも事実ですが、一方で学校や塾に依存的にならざるを得ず、自律的な学習文化が根付かない原因となっているのもまた事実なのです。

特別なことはない

これ以後、自身の備忘録を兼ねて、数回に渡って九州内の国立大学受験の対策や学習方法に関する記事をUPしていこうと考えています。

とは言っても特別な学習方法や対策方法ではなく、問題の難度や教科数に応じてスケジュールを遡る形でまとめるだけで、調べてかき集めることが可能なもの、というものをまとめていきます。

とはいえ、あまり全公開にできる内容でもないため、あくまでも有料記事で公開を考えていますので、受験生を含む興味のある方や受験指導に関わる方などで九州の情報が不足している方はぜひご覧ください。

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