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題未定という題のエッセイ【エッセイ】

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私のエッセイをまとめます。週1で更新予定。
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記事一覧

【題未定】「私」という人間を作った小説『銀河英雄伝説』【エッセイ】

 先日、家人と中高時代に影響を受けた本はあるか、という話になった。以前もこのエッセイで書…

【題未定】カメラと写真という最も敷居の低い創作活動は大人が始める趣味として最適な…

 創作活動をしたい、という欲求は誰にでもある。自分の中にあるものを表現し、それを誰かに見…

【題未定】新宿タワマン刺殺事件に思う、自分にもあり得た世界線【エッセイ】

 新宿タワマンの刺殺事件がSNSで話題になっている。51歳の中年男性が水商売の20代女性に入れ…

【題未定】キャリア教育という眉唾をスルーし、興味をベースにした学習志向性を身につ…

 先日、「子供の時の未熟な知識や知見で自分に合った職業を選ぶのは無理難題だ」といった趣旨…

【題未定】ホワイト意識の広がる若者文化が重視する職業の透明性【エッセイ】

 先日も記事として書いたが、教員採用試験の倍率低下が止まらない。教育実習を体験したことで…

【題未定】「短時間長期間」と「長時間短期間」という努力に対する二つのアプローチ【…

 中高大と学生時代を思い返すと、定期試験の勉強は最も苦手なものの一つだった。短期的に集中…

【題未定】ノストラダムスのあの時期に「理学部数学科」へ進学を決めた18歳のあの選択は間違いだったのだろうか【エッセイ】

 高校時代の進路選択は人生の方向性を決める大きな決断の一つだ。もちろん実業系の高校や高専に進学する場合はさらに数年前に前倒しになるが、大学進学率が6割になる時代においては多くの若者は18歳、高校卒業時に人生の選択を迫られることになる。  私の進路選択、18歳は四半世紀前に遡る。私が高校3年になった1999年はノストラダムスの話題が最高潮に盛り上がっている時期だった。「七の月に恐怖の大王が降りてくる」という荒唐無稽な予言に半ば呆れつつ、しかし何となくそのお祭り気分に浮かれつつ

【題未定】趣味は精神的な充足だけでなく、最も効果的な学習方法でもある【エッセイ】

 桜が方々で散り始め、山々は新緑の時期を迎えつつある。私の人生の中でこうした感想抱いたこ…

【題未定】中古という概念は工業製品に物語性を与える刺激的なスパイスかもしれない【…

 物を買うという行為には必要性だけでなく、娯楽性もあるだろう。買いものを楽しむという表現…

【題未定】新年度を迎えた入学時期の春こそが最もモチベーションが下がりがちな教員【…

 春、桜の時期はやる気に満ち溢れている人を多く見かける。真新しいリクルートスーツに身を包…

【題未定】厄年を終えた中年だからこそ、迷信やまじないを多少は受け入れる心のゆとり…

 厄年という言葉をここ数年耳にする機会が増えた。男性の数え年で42歳とその前後1年を指す言…

【題未定】平成当時の若者のマイカーへのあこがれと、自動車のある生活の豊かさ【エッ…

 若者の○○離れという言葉を方々で耳にして久しいが、その中でも最古参の言葉は「自動車離れ…

【題未定】ずっと写真が嫌いだった話【エッセイ】

 写真を撮られるのが苦手だ。写真が嫌いになったのはいつからだろうか。どうして嫌いになった…

【題未定】池波正太郎に感じる格好良さ【エッセイ】

 男の子(ポリコレ的にはこの表現もアウトかもしれません)には格好良いと憧れるものの一つや二つ必ず存在するだろう。私もその例に漏れず、少年時代から憧れているものがある。前回書いた漱石のような文人もその中の一つだ。とはいえ明治の文人となるとあまりにもリアリティが無さ過ぎて、自分の憧れに落とし込むことは困難だ。そんなわけでそれ以外の話をしようと思う。  アニメのキャラクターや物語の主人公に憧れる時期もあるだろう。ただ、特定のキャラクターやアイドルを追っかけるほどに熱心さの無い私は