【題未定】ノストラダムスのあの時期に「理学部数学科」へ進学を決めた18歳のあの選択は間違いだったのだろうか【エッセイ】
高校時代の進路選択は人生の方向性を決める大きな決断の一つだ。もちろん実業系の高校や高専に進学する場合はさらに数年前に前倒しになるが、大学進学率が6割になる時代においては多くの若者は18歳、高校卒業時に人生の選択を迫られることになる。
私の進路選択、18歳は四半世紀前に遡る。私が高校3年になった1999年はノストラダムスの話題が最高潮に盛り上がっている時期だった。「七の月に恐怖の大王が降りてくる」という荒唐無稽な予言に半ば呆れつつ、しかし何となくそのお祭り気分に浮かれつつ