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JammのValuesに込めた思い

Jamm橋爪です。
チームメンバーが増えてきまして、Valuesが日々の会話で出現することも増えてきました。このタイミングで一度JammのValuesについて色んな人に知ってもらいたいなと思いこのnoteを書いてます。


Valuesにいいことしか書かない問題

他社で良く見かける多くのValuesに関して「プラス面」が多く書かれていることが多いですよね。でも組織の深部への影響に関してはあまり記載がないような場合が多い気がします。

例えば「リスクを取ろう!」のようなValues。一見良さそうに見えますが、「数字がすべて」みたいな組織文化の会社においては成立しにくいですよね。リスクを取って成果が出なくて評価されなかった場合、長期的に組織全体として「リスク取りたくないなぁ」みたいな空気になってしまいます。

本当に組織としてリスクを推奨していくためには「たまたま小さな成果を上げた人」「適切なプロセス・思考を経てリスクを取ったが、成果が出なかった人」が出てきた時に、リスクを取った人をより高く評価する必要があります。組織としてはそれに沿った評価体制を構築する必要があり、「前者のような人は評価しませんよ」ということを組織全体に理解してもらう必要があります。

という意味で全てのValuesはプラス面だけ記載するのではなく、それに伴う組織への影響を並列して考えることで実現できるのではないかと思います。言い換えるとJammのvaluesは組織の在り方の選択の集合であり、それぞれ想定される組織への影響を明確に記載しています。

Jammの5つのValuesについて

「いいことだけ書いて実現されない」Valuesにならないように、JammのValuesにはそれぞれにA面とB面を明記してます。
A面は簡単な説明、B面に組織への想定される影響に関して記載してます。

前段が長くなってしまいましたが、早速Jammの5つのValuesについて紹介します!(組織内公用語が英語なので、Valuesも英語です)

Movement!


A: We aren’t a mere business. We’re a movement.
B: What that means: We will maximize our impact. In order to do that, we need to be at scale, and gather the best people to make that happen. We won’t do things that limit our impact in the long run, and we won’t aim for short term success. We will constantly review our organization and processes to make this happen.

解説:Jammはビジネスではなく、「Movement」です。短期的に利益を確保するような活動は称賛されません。長期的に社会に対するインパクトを最大化するために、素晴らしい人を集め、組織体制やプロセスを常に見直します。

In charge!

A: We will put the best person in charge. That person will have full trust by the organization to make the best choices for the movement.
B: What that means: Sometimes there will be members better suited within the team or hired from elsewhere to be in charge. There is nothing against you here, and will not be reflected negatively. It’s just to maximize our impact for the movement!

解説:「In charge」とはその仕事に対してベストな人が責任を持って推進する体制を築いてます(JammではこのメンバーをQuarterbackと呼んでます)。場合によっては新しいメンバーやJammの他のメンバーがその「Quarterback」を交代することがありますが、これはJammでは普通のことです。

Own it!

A: You’re an integral part of the Jamm. Hold your own. Speak up for the team.
B: What that means: Every team member is expected to use their full brain power and think of the best solutions to the issues that the team faces. Just because someone else is in charge, doesn’t mean you can let that person do the job him/herself. Always have your “in-charge” hat on, regardless of your position on the team.

解説:「In charge」でなかったとしても、「Quarterback」同様に思考を重ね、チームにソリューションを提案し続けることが期待されます。他の人が「In charge」だからと言って作業をするだけのメンバーになることは認められません。

Push right!

A: Many things are a tradeoff. Reach the tradeoff and move further right.
B: What that means for you: When making a decision, understand the tradeoffs you are making. When you reach that point, find a solution further to the right of that indifference curve.

解説:世の中の意思決定のほとんどのことはtradeoffです。ただA or Bで考えがちですが、Jammでは限界までA and Bを追求することが求められます。よくある例として質とスピードを検討するケースがあると思いますが、考え抜けば最初よりもリスクも下げられ、スピードも上げられる選択が見えてくるはずです(右は経済学の無差別曲線に由来してます)。

Leave the zone!

A: Take smart risk. Leave your comfort zone.
B: What that means: When taking risk, make sure to be smart about it. With the right thought process, we can take smart risks that can push the movement forward in a non-linear manner. When trying something new, we will applaud the effort, as long as we’ve gone through the right thought processes, regardless of the outcome.

解説:リスクを取ることを称賛します。リスクを取ることはスタートアップとして、非線形な成長を生み出す重要な要素です。ただし考え抜いて、適切な思考プロセスを踏むことが前提となるので、むやみやたらにリスクを取っていいわけではありません。適切な思考・プロセスを踏んだ場合、結果が出なかったとてもJammではその活動を評価します。

最後に

Become a Jammie!
こんなValuesに共感する未来のJammieを探してます!
初期においては6名程度しか採用しない(というかできない)予定なので、超少数精鋭チームで開発を進める予定です。

Movementを進めたい人からのご連絡、お待ちしております。
(Culture Deck: https://speakerdeck.com/jamm/jamm-culture-deck)

Let's get Jammin'!

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