見出し画像

【2021/1の記憶③】システムエンジニアかくあるべし

先月の興味深かった記事をもとに、あえて少し時間を置いて振り返り、考えをまとめてみる企画。音楽やIT、テクノロジーなどなどの記事をベースに、ジャンルを横断した内容を目指す。

色んな人が、色んな角度から、色んなことを言うことが出来る世の中ですが、IT業界では、DXだのデジタル化だのが叫ばれています。多様な意見があるのは良いことですが、バズワード化してしまい、結局何がやりたいんだっけ?となってしまっているのが実態かと思います。

その中で、たまたま読んだこの記事。システムエンジニアかくあるべしという内容でした。

日経の会員限定記事のため、内容は控えめにしますが、
システムエンジニアとしてのスキルは標準レベルであっても、そのスキルを家業の銭湯経営に活用に生かすことが出来ているという話です。
何事もそうですが、システムエンジニアのスキルも同様に、上を見ればキリがないし、新しい技術も次から次へと出てきます。その流れに遅れまいと頑張ることも時には必要だとは思いますが、頑張りすぎれば、体を壊してしまいます。無理は良くないです。

肝要なのは、自らが持つスキルを、どのように生かすかでしょう。DXやデジタル化は重要ではありますが、それは手段でしかなくて、そこで具体的に何を為すか。それを忘れてしまっては、せっかくのスキルが宝の持ち腐れです。
ITのスキルを活用できる"場"は、今の日本にはたくさんあるわけで、その"場"を自らの視点で見つけ出すことで、例え卓越したスキルがなくても、社会をより良い方向に変えていけるんだということを改めて思わせてくれる記事で、ちょっと感動してしまいました。

最後に、似たような話を。

広告・マーケティング業界にあって実務の問題を解かなければいけない我が身としては、いつだって「目の前の問題に最適な機械学習」が欲しいのです。

"機械学習"という分野の研究を前に進める人ももちろん必要です。ですが、みんながみんなそうなる必要はないでしょう。それはつまり、その研究結果を、いかに目のまえの問題に適用出来るかを考える人も必要だし、それを実行する人も必要ということです。
ネットを見れば、優秀な方は腐るほどいるので、気が滅入ってしまうことは多々ありますが、目の前の課題を解けるのは、その課題を知っている自分しかいない、という心意気を常に持っていきたいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?