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【2021/1の記憶④】「イマーシブリアリティ・コンサート」、なんも分からんが凄そう感

2020年は、コロナ禍において、ライブ産業が壊滅的なダメージを受けたわけですが、それでも"オンラインライブ"という新たな可能性の予感を少し感じた年でした。"オンラインライブ"にもいろんな形があってよくて、今後より多様な展開が期待されますが、Sonyの新技術「イマーシブリアリティ・コンサート」とやらが、何やら凄そうで、"オンラインライブ"を別次元のエンターテイメントに進化させる未来もあるかもしれません。

「イマーシブリアリティ・コンサート」は、電子機器の見本市とも言われる『CES 2021』で発表されたものです。で、一体どういうものなのかというと、VRデバイスで鑑賞可能なバーチャルライブではあるが、そこに映し出されるアバターは、実際のリアルの動きを3Dモーションキャプチャーでモデリングした結果であり、バーチャルの世界にリアルの細部を持ち込んだ、といった形の模様。

ぶっちゃけ、一つひとつの単語は分かるものの、で結局どんなものなの?というのがよく分からないのが正直なところです。現状はティザーレベルの映像は見ることが出来ますが、これを見ても普通のVRと一体どれだけ違いがあるのかというのもそうですし、そもそも、リアルの動きをあえてバーチャルの世界で実現することに、どういった意味があるのか?とか思ってしまいました。細部まで再現しているようなので、少しの映像を作るだけでも、莫大なお金がかかることでしょう。

それでも、何か見逃せない、そんな感覚があるのが事実です。気になるのは、以下の記載です。

リアルの世界における「会場にいるファンがパフォーマンスするアーティストと視線が合えばうれしい」という体験を踏まえ、その要素を取り入れている
バーチャルライブを観ているファンが、パフォーマンスするアバターと視線が合うという、”現実の追体験”要素が組み込まれていることは、この手のバーチャルライブにおける新たな試みであり、さらなる没入体験の鍵を握る部分

この記載には、リアルとバーチャルを、絶妙なバランスで融合させて、新しいエンターテイメントを創り上げようとしているような予感を感じます。

リアルではそうそう起きないことを、限りなくリアルに近いバーチャル空間で再現すること。

ここは今のVRとは別次元の試みではないでしょうか。
まぁ、でも、やっぱり具体的なことはいまいちピンとこないのですが、とにかくただのバーチャルライブで終わるということはないと言っていいでしょう。

先ほどのティザーのフル映像が、今冬後半に公開が予定されているとのことなので、近く動きがあるかもしれません。引き続き注目していきたいと思っています。

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