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「雇用調整助成金不正受給」「労働裁判」「妻のがん治療」50代男の誰も得しない話!【42】

妻の手術まで不安な日々が続いたが
裁判の打合せも同時に行っていました。

裁判の2回目は10月末で
妻の手術の数日前のため
打合せも殆ど頭に入らなかったが
シフト表の見方などの説明。

裁判自体は
打合せにかかる時間と比べれば非常に短く
今回も大阪の事務所でリモートにて終了。
大阪に行く時間のほうが長いくらいだった。

負けるわけにはいかない戦いですが
仕事中も含め頭の中は妻のことばかりで
1分でも早く家に帰り
近くにいてやりたいと思っていた。
(自分が勝手に思ってるだけかもしれないが)

妻は会社では気が紛れているのかわからないが
いつも通り仕事をしているようでした。
しかし職場で同僚たちが
綺麗に化粧をして元気で働いている姿を見れば
つらく悲しく
「何で自分が」と考えてしまうそうでした。

手術の前日に入院することになっているが
入院するまでの間は何をすることもなく
ソファで二人並んで座っているだけ
テレビはついていましたが見てはいなかった。

急に「怖い」と言って震え泣きだし
その度に「大丈夫、大丈夫」と自分も泣きながら
手を握っていました。

他人事のようで間違った言い方かもしれないが
本当にかわいそうでならなかった。

11月1日
妻は入院しました。
翌日の手術含め約2週間の予定。


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